JUNSKY blog 2015

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食品の残留放射能「新基準」 『10・50・100 Bq/kg』 2012年4月実施

2011-12-22 12:41:19 | 政治
2011年12月22日(木)

 きのう、私の【Twitter @junsky2010】 で幾つかつぶやいたが、

厚労省がようやく、食品の残留放射能レベルを『暫定基準値』から

正式な「新基準値」に改訂することにしたという。

 なお、引続き 規制値」 ではないらしい。


  (表の画像は、朝日新聞より 「ベクレル」は【Bq/kg】を示す)

 何故、放射性 セシウム だけが、対象となっているのかは解らない!

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 現行の『暫定基準値』は、幾ら暫定であるとしても余りにも高過ぎる。

ドイツなど欧州基準と比べて100倍前後、ウクライナと比べても数倍

の高い(すなわち人体に対して危険な)基準値である。

 先だって文部科学省が出して物議を醸し出した【40Bq/kg】(案)も

現行よりは余程ましであるが、決して、低いとは言えなかった。

今回の「基準値」

【食品の残留放射能「新基準」 『10・50・100 Bq/kg』 2012年4月実施】

 は、乳製品は文部科学省案とほぼ同程度であるが、水の基準値をより厳しく

した点は評価できる。

 しかし、その 管理実施は、2012年4月から だと云う。

それまでの、約半年の間は、折角のこの『新基準』が活用されない、

すなわち、主食の米をはじめ多くの食品が従来の【500 Bg/kg】未満の

汚染であれば、汚染数値を公表されることもなく流通し、幼児を含む

国民の体内に摂取される訳だ。

 国民の生命を健康に直結する、こういう規制は、決定したのならば

「直ちに」実施して欲しい。

 「♫ ちょっと待って! Play back!, play back! ♫」

 「直ちに」 と言えば、「飲食しても直ちに健康への影響はない」と云う

原発事故直後の政府スポークスマン・枝野氏の『暴論』を思い出す。

 こういう『引き伸ばし作戦』の時には「直ちに」という表現を使うが、

本当に必要な時には「直ちに」は、実施しないのが政府の姿勢らしい。

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 時事通信などによれば、

【厚生労働省は22日、薬事・食品衛生審議会部会に対し、
 放射性セシウムの新たな規制値案を示し、大筋で了承を得た。】
    時事通信 2011年12月22日(木)19:45

 とのことで、表現が 【基準値】 から 【規制値】 に変わったようだ。

 この数値が、正式に 【規制値】 となったようである。

 (【基準値】 or 【規制値】は、新聞社による表現の違いの可能性もある。)

 また、夕方のニュースによれば、「イトー・ヨーカドー & 7-11」などは、

来年4月を待たずに、「直ちに」この新規制値を適用することにし、

「AEON(イオン)グループ」では、放射能残留値 【0】のものしか販売しない

ことを既に決めて実施しているとのこと。

     2011年12月22日(木)23:45 追記 

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私の【Twitter @junsky2010】 再録

【産経】一般食品100ベクレル 飲料水10ベクレル 放射性物質の新基準値案
  http://t.co/7L0hh6ej
 厚労省は20日、「一般食品」は1キロ当たり100ベクレル、新設の「乳児用食品」と「牛乳」が同50ベクレル、「飲料水」は同10ベクレルとする新基準値案をまとめた。
12-21 17:52


【朝日】乳児用は50ベクレルに 食品中の放射能で新基準案
  http://t.co/lICLkMJH
 子どもが放射性物質の影響を受けやすいことに配慮して、「乳児用食品」と「牛乳」は1キロ当たり50ベクレルとしたほか「飲料水」は10ベクレルにした。来年4月からの適用を予定している。
12-21 17:53


【時事】コメ、肉、魚は100ベクレル=放射性物質、来春から―厚労省
  http://t.co/czhymMos
 厚生労働省は20日までに、コメなどの穀類や肉、魚、野菜といった一般食品に含まれる放射性物質の規制値を1キロ当たり100ベクレル(暫定規制値の1/5)とする方針を固めた。
12-21 17:56


【読売】セシウム食品規制を強化へ…牛乳50ベクレル
  http://t.co/kdw4m81D
 粉ミルクなどの「乳児用食品」や「牛乳」は今の暫定規制値の4分の1にあたる1キロ・グラムあたり50ベクレル、一般食品は5分の1の同100ベクレル、飲料水を20分の1の同10ベクレルとした。
12-21 17:59


【読売】セシウム食品規制を強化へ…牛乳50ベクレル (表付き)
  http://t.co/kdw4m81D http://t.co/d7hKRdWO



    (表の画像は、上記「読売新聞」 記事より)


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一般食品100ベクレル 飲料水10ベクレル
 放射性物質の新基準値案

 (産経新聞) - 2011年12月21日(水)08:00
 

 食品に含まれる放射性物質の暫定基準値に代わる新たな基準値作りを進めている厚生労働省は20日、
「一般食品」は1キロ当たり100ベクレル、
新設の「乳児用食品」と「牛乳」が同50ベクレル、
「飲料水」は同10ベクレル

とする新基準値案をまとめた。
暫定基準値より大幅に厳しい値となる。
22日の薬事・食品衛生審議会の部会で提示する。
新基準値は来年4月から適用される見通し。


 厚労省は、新基準値設定にあたり、放射性セシウムによる年間被曝(ひばく)の許容上限を暫定基準値の「5ミリシーベルト」から「1ミリシーベルト」へ引き下げることを決定。
「1歳未満(乳児)」「1~6歳」「7~12歳」「13~18歳」「19歳以上」
の年齢区分でそれぞれ許容できる上限値を計算し、最も厳しい値を採用するとしていた。

 厚労省によると、世界保健機関(WHO)の基準を踏まえ、
年間被曝許容上限1ミリシーベルトのうち0・1ミリシーベルトを「飲料水」に振り分け、1キロ当たり10ベクレルと設定。
その上で食品中の放射性セシウムによる年間被曝を残る0・9ミリシーベルト以内に抑えられるよう、平均食品摂取量などを考慮し、各年齢区分や男女別の1キロ当たりの上限値を計算した。

 その結果、許容上限値が最も厳しかったのは、
食べ盛りで食品摂取量が多い13~18歳の男子で1キロ当たり120ベクレルだったが、安全性を重視し「一般食品」は同100ベクレルとした。
乳幼児の年代も計算上の上限値は120ベクレルを超えているが、被曝の影響を受けやすいとされることに配慮。「乳児用食品」と子供の摂取量が多い「牛乳」は「一般食品」の半分の同50ベクレルとした。 

     (この産経記事が算定の手順を一番詳しく紹介していた!)

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今日夕方以降に出稿されたWeb記事 規制値】 と表現されている!

セシウムの新規制値、一般食品は100ベクレル
 (読売新聞) - 2011年12月22日(木)20:03
 

 食品中の放射性セシウムの新たな規制値を検討してきた厚生労働省は22日、薬事・食品衛生審議会で正式に数値などを公表し、了承された。

 一般からの意見を募り、文部科学省の放射線審議会の答申を受けるなどの手続きを経た後、食品衛生法に基づく規格に定められ、原則として来年4月から国内で流通する全ての食品に適用される。

 食品を4区分して定められた新規制値は、粉ミルクなどの「乳児用食品」と「牛乳」が1キロ・グラムあたり50ベクレル、水道水やペットボトル入りのお茶などの「飲料水」が同10ベクレル、それ以外の「一般食品」が同100ベクレル。

 新規制値は、一般国民が年間に食品から摂取する許容線量を1ミリ・シーベルトと定め、標準的な食品の食べ方から年代や性別ごとに試算。食べる量などから、もっとも厳しい数値が必要になった「13~18歳の男性」を基準とし、一般食品は100ベクレルとした。大人より放射線の影響を強く受けるとされる乳児や子供に配慮し、乳児用食品と牛乳は一般食品の半分とした。飲料水は全年代が必要とし、料理にも使うためとりわけ厳格にした。 



セシウム新規制値案を了承=乳児用食品50ベクレルなど―来春から切り替え・厚労省
 (時事通信) - 2011年12月22日(木)19:45

 食品に含まれる放射性物質の基準づくりを進めている厚生労働省は22日、薬事・食品衛生審議会部会に対し、放射性セシウムの新たな規制値案を示し、大筋で了承を得た。年明けにも一般からの意見募集や文部科学省放射線審議会への諮問を行い、来年4月に現行の暫定規制値から切り替える方針だ。

 同部会は新たな基準について、「今後長期にわたり用いる値で、被ばく量をできる限り低く保つため、引き下げが妥当」とした。

 厚労省案では、食品を4分類した上で、穀類や肉、魚、野菜などの「一般食品」に含まれる放射性セシウムの規制値を1キロ当たり100ベクレルとする。新設された「乳児用食品」のほか、「牛乳」は子どもに配慮して同50ベクレル、大量に摂取する「飲料水」は同10ベクレル。

 食事による被ばく量の上限を、暫定規制値での年5ミリシーベルトから同1ミリシーベルトに抑えるため、暫定値の4分の1~ 



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