乳がん日記

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

明日から3月!再スタートです!

2011-02-28 22:15:47 | 日記

7月に乳がんが分かってから、記録のつもりでこのブログを書いて

きました。おかげさまでこの半年でいろいろと勉強することができ、

自分の気持ちの整理にもなりました。

 

でも知れば知るほど、初発ですることはないのですね。

親友が同じステージで再発しているので、つい自分もと用心深く

なりましたが、ロッキングチェアさんの助言もあり、自分はもう

せっかく初発なので、これ以上乳がんのことは気にしないことに

しました。

 

乳がん日記を書き続けると、どうしても乳がんを意識してしまうので、

去年から続けている私の専門の発達障害や不登校関係のブログ

http://plaza.rakuten.co.jp/goodrilations にしぼろうと

決心しました。ちょうど良い時期です。

 

今までこのブログを読んでくださった方には感謝です。

良かったら、「ひび割れ壷の物語」を読んでください。

書くのは好きなのです。

 


がんと本

2011-02-28 13:56:05 | 日記

私はロッキングチェアさんのブログhttp://blog.goo.ne.jp/in-a-rockingchair/

好きなのですが、いつもたくさんの本を紹介してくれて嬉しく思っています。

 

その内容も幅広くて感想も買いてあり、参考にさせていただいてます。

私はがんになっても本が好きなことは変わりませんでしたし、ジャンルも

がん系が増えたぐらいで、あまり変わっていません。

 

私の親しい友人は乳がんになった時に本が読めなくなりました。

せっかく気持ちを前向きにしていても、本の中に「死」とか、「病気」

「がん」などの文字があると、ガーンと落ち込んでしまうのだそうです。

なかなかその文字の無い本を探すのは大変です。どこかで何気なく

出てきてしまうので、テーマは別だったり、推理小説などのエンタメ系

でも読めなくなったそうです。

 

映画も落ち込む原因になるので見るのがダメになり、とても

辛そうでした。その時は自分がまだ乳がんではなかったので、

「そんなにがんになると大変なんだ・・・・」と見守っていました。

 

でも自分が同じように乳がんになってみて、これは個人差なのですね。

彼女は初発の時でさえ本が読めなくなりましたが、それぐらい

がんがショックだったのです。まだ50歳ぐらいでしたし、この10年の

差は大きいですね。60歳になるとそこまでショックではありません。

どんな本も映画も大丈夫なのでホッとしています。


ピンシャンころり

2011-02-27 23:08:31 | 日記

まこちゃん!コメントありがとうございました。

還暦前後まで生きられると、確かに死ぬことは怖くなく、

死に方が怖くなりますよね。人生50年のころから思うと、

10年も長生きしています。

 

私は痛いのはイヤですが、痛みはモルヒネがあるし、

がんの最後は勝負が早くて、寝たっきりにならないで

すむと思っています。甘いかしらね・・・・

 

身体が不自由になる脳溢血や脳卒中関係、リューマチ、

パーキンソンなどの方が、なんだかもっと怖い気がして、

モルヒネでなんとかなるがんで良かったと思ったぐらいです。

 

父は肝臓ガンでしたが、痛みが出なくて、自宅のトイレで

肝臓部分を打ち、肝性昏睡で「ちょっと気分が悪い」と

椅子に座ったまま意識が無くなり、そのまま亡くなりました。

だからがんの印象が悪くないのですが、ケースバイケース

ですよね。

 

90歳の母を見ていると老衰で死ぬのも大変そうですし、

やはり心臓が一番良いようで、心臓の薬を飲んでいる

友人に「心臓で死ねるのはうらやましい!」と心から言って

イヤがられています。心臓はピンシャンころりですよ。


医療は日進月歩

2011-02-27 22:54:25 | 日記

もう一人の年上の友人は、乳がんが再発して2年。

7年前の乳がんはステージ4で、全摘で大変だったそうだけれど、

5年間は再発なしで元気に過ごし、2年前に胸骨の裏に遠隔再発

しても、放射線とハーセプチンでなんとか押さえ込んでいるそうです。

 

70歳になっても、乳がんでも、その再発でも前向きなので、いつも

彼女からは元気をもらいます。今日は「どうしてそんなに

前向きなのですか?」と聞きました。それまでにも「治療は

医者に、命は神さまにゆだねているからよ」と彼女が言っては

いたのですが、初発ならともかく再発で前向きなのがスゴイと

思いつい聞いてしまいました。

 

彼女の元気の素は、心の底から医療は日進月歩で治療方法が

出てくると信じているからだと言われました。やはり希望は

必要なのですね。死を受容した強さではなく、医療の進歩を

信じた強さだそうです。私も医療の進歩を信じます。


死ぬときに後悔すること

2011-02-26 09:19:54 | 日記

緩和医療医の大津秀一さんの本を知りました。

「死ぬときに後悔すること25」です。この本を書かれたきっかけは、

がんは余命わずかになると急に状態が悪くなり、したいと思って

いたことをする時間や体力がなくなって、患者は後悔することが

よくあり、「残された時間を大切にして、やるべきことをちゃんと

やらないといけない」と言い残して逝った人たちの声を伝えなくては

と思ったからだそうです。

 

読売新聞に出ていた「本から抜粋」によると

・健康を大切にしなかったこと

・自分のやりたいことをやらなかったこと

・故郷に帰らなかったこと

・仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと

・会いたい人に会っておかなかったこと

・結婚をしなかったこと

・自分の生きた証を残さなかったこと

・愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

 

自分の生きた証とは、人生で成すべきことを考えて、

努力し、成し遂げたと思えることがあれば、生きた意味や

証になるのではないかと大津先生は考えるそうです。

 

「人生に後悔はない」と言い置いて逝く人は、「生きること

死ぬことを深く考えてきた」ということで、客観的に見た

幸不幸にはあまり関係がないそうです。つまり「死は

不幸ではなく、その時がきたら迎え入れるものという」

という心理的な準備があることだそうです。

 

特にがんになると治すことが最大の目標になって、死は

考えてはいけないような状況があるけれど、死をタブー視

して逃げれば逃げるほど追いかけてくると書かれていますが、

まさしくメメントモリ(死を想え)ですね。

 

私は心配症なので、まだ再発もしていないのに、もし再発した

時に後悔しないように、再発してもかまわない覚悟で生きていこうと

決心しました。親友が同じような場所の温存でステージで再発して

いることも大きな影響だと想います。彼女のおかげで初発なのに

人生や死を真剣に考えることができて感謝しています。必ず

いつかは死ぬのですから、それが長くても短くても後悔しないで

死にたいです。