カキモトジュンコ日記

by Junko Kakimoto

「チェド」

2008年02月29日 | Weblog

うぉっしゃ。
根をつめて取り組んでた仕事の、最後の作業がついに完了!
長かった…。

さっそく、図書館で借りっぱなしだったビデオ「チェド」を
遅くまで見る。

チェドとは「反逆者」という意味らしい。
イスラム教への改宗を拒み、自分たちのアイデンティティを
文字通り死守しようとする、17世紀アフリカ(セネガル?)の
ある部族の話。

2回繰り返して見て、やっと話の筋がわかる。
(だってあまりに言語になじみがないため、言葉や話し方の感じから
展開を予測する、ということができないのだ)
硬派で真面目な歴史映画かと思いきや、
現代のドキュメンタリー映像が突如コラージュのように
挿入される場面があったりして、ちょっとかっこよかった。
酋長の娘が沐浴するシーンのヌードもいいなぁ。

ウスマン・センベーヌ監督、どういうルーツをもつ人なのだろう。
アフリカの歴史をもっと知りたい。

おや?「ルーツ」といえば、奴隷商人に捕らえられるクンタ・キンテも
イスラム教徒だった。あのドラマは18世紀のガンビアだけど。


イスラムとアフリカ…やれやれ、また調べたいことが増えてしまった。


撮影日記 

2008年02月24日 | Weblog
某月某日

早稲田で草間弥生さんの撮影。
圧倒された。

何が草間さんをあそこまでつき動かすのか
知りたいと思う。



某月某日

渋谷で恩田陸さんの撮影。
私の着てたマイコーTシャツに、「お好きなんですか?」と
すかさず反応してくださる。
ご自身もDVDを持っておられるそうだ。

路上での撮影を終え、ぞろぞろとホテルに向かう我々の横を 
しりあがり寿さんがすーっと通り過ぎていった。



某月某日

汐留で堀北真希さんの撮影。
アスリート並みの集中力に感心する。



某月某日

神保町で角田光代さんの撮影。

新刊ラッシュがずっと続いている角田さん。
出す本出す本すべて面白いのだから、驚いてしまう。
取材対象作の「マザコン」もとてもよかった。
ところどころ、泣いてしまう箇所があった。

角田さんの作品を読むたびに、なぜ私のことがわかるのだろう、
この形容しがたいモヤモヤを「物語」にして下さって
ありがとうと思う。

そんな感謝の気持ちをかっこよく伝えたいのだけれど、
悲しいかな、ご本人を前にするとシドロモドロになってしまい
いまだかつて上手く言えた試しがない。とほほ。

かくなる上は、写真でお返しするしかない!と
志だけは高く…。
さて、結果やいかに。

(いま発売中の「Weeklyぴあ」に載ってます)


ピース!

2008年02月14日 | Weblog
NHKのBSで「プラトーン」を見た後、ネットでベトナム戦争のことを調べて
いるうちにウトウトしてしまい、「超低空飛行するヘリに見つかるまいと尼崎の
住宅街を逃げまどったあげくミニスカートをはいた軍人美女二人組に見つけられ
火炎放射器で焼き殺される」という悪夢で目が覚めた。焼け死んでるくせに、
美女たちの笑顔からこぼれる白い歯を「きれいだな」と思いながら見上げてた。

明日、というかもう今日だけど、
東京ドームのポリスのコンサートに行くのであります。  
平和でなけりゃあスティングにも会えんのであります。
平和がいちばん。平和がいいに決まってる。
そうだろ?


「ドン・ウォリィ」

2008年02月03日 | Weblog
本日、東京は雪。

あさってのロケが心配だ。
もし雪がとけてくれなかったら、とけたとしても今日みたいに寒かったら…
考え始めるとキリがない。

うむ。
そんなときはワークショップで私の愚問に答えてくれた、
ピーター・リンドバーグのこの言葉を思い出そう。

「私も若い頃は天気にビビっていたのです。でも今ではこう思える。
 ロケで雨が降ったら、モデルに傘を持たせて撮ればいい。心配しなさんな 」


写真は台所からの風景。
我が家は古い、というかボロ~い一軒家なので、今日みたいな日は
ほんとうに寒い!


待てない。 

2008年02月01日 | Weblog
アンジェイ・ワイダの新作「KATYN(カチン)」がやっとこさ
完成したと思ったら、すでにアカデミー賞の外国語映画部門に
ノミネートされているという。

ついにこのテーマに取り組んだワイダ。
魂は死んでなかった。

日本での上映はいつだろう。
はよ観せてくれーい!