
毎年2回、シーズンの商品企画を立てていきます。
通常のアパレルであれば年4回〜6回の商品企画をするのが一般的ですが、JUNICHI OGINO では
従来のラインナップにプラスする商品を見直していきます。
私たちの企画の主旨は『使い捨てにならないファッション』、
『シンプルでいつまでもカッコよく着れるファッション』です。
まず、来シーズンに継続する《素材》を決定しマップに貼っていきます。
この決定の基準は『3年後も型崩れせず、古くさくなっていないか!』です。
おのずと無地の生地が中心になっています。
特に、季節感と用途のイメージがしっかりしているものが選定の重要な要素になります。
JUNICHI OGINO のブランド発足以来、最長記録をもっている
スーパー120エキストラファインウール通称《01》素材は
8年16シーズン目を迎えます。
それ以外にも、春夏シーズンや秋冬シーズンごとに登場する継続生地はいくつかあります。
これらの特徴は先ほどの選択基準のほかに、なぜか、必ずそれぞれの時期でお客様から
問い合わせが入る商品です。
ファッション商品はシーズン毎に生地やデザインの変化がおもしろ味や楽しさになっていますが、
こういう時期にこういう商品が欲しいというニーズが最近マーケットでは
無視される傾向があるようです。
そういうニーズをカバーしながら、デザインやカラーに次シーズンの流れを加えます。
このデザインやカラーの選定にも結構気を使います。
レディーススーツが基本のブランドなので、奇をてらった形や上下で着にくい色は避けます。
最近のファッションの流れを見て、丈の長さやボタンの数、衿の幅やきざみポイントの位置などで
デザイン画に何タイプかに書いていき、組み合わせを考えながら決めていきます。
デザインを決めるポイントは《全体のシルエット》です。
JUNICHI OGINO の考えるファッションは《美しいシルエット》
ころころ毎シーズン変わる『新ネタの使いまわし』ではありません。
自分たちの気分が2〜3年の間に少しずつ変わっていくものを表していきます。
新たにプラスされるのは『こんなものがあったらいいなー!』と思うものが見つかった時。
ラインナップに参加していくニューポジションの商品です。
何年もこんな仕事のやり方でやってきたので、結局は商品企画は生地との出会いが
すべてのような気がします。
《あったらいいなーという服のイメージと生地のドッキング》ができるときですね・・・。
いまだに《何年も出会いを待っている生地》があるのは
うれしいようなちょっとさびしいような気がします・・・・・。










