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隠し砦の三悪人

2005年03月17日 | 黒澤明
監督:黒澤明

【 物 語 】
戦国の乱世、秋月家は隣国の山名家と一戦を交えて敗れ去った。
秋月家の侍大将・真壁六郎太は、世継の雪姫を擁して数名の残党と隠し砦にこもった。
砦近くの泉には、薪の中に軍資金黄金二百貫が隠されている。
同盟国の早川領へ脱出の機会を狙っていた六郎太は、砦近くの沢で出会った二人の男百姓の太平と又七を利用しようと考えた。
二人の強欲は、黄金を背負わせたらあらゆる苦難にも耐え得ると見抜いたからだ。
早川領への国境は警護が固かったから、一度山名領へ入り、敵地を通って早川領へ抜けるより道はなかった。
六郎太は雪姫と共に、太平・又七とともに砦を後にする。

【 感 想 】
六郎太と雪姫とともに金を運ぶ事になる太平と又七は、スターウォーズのR2-D2とC3POのモデルになった事でも有名です。
この2人がまた最高のコンビで、戦に参加して功績を挙げれば立身出世は思いのままだと駆けつけたはいいが着いた時には
戦が終わっており死体の片づけをやらされる始末。その後お互いの事を、ボロカスに言い合ってるとこから始まります。
最後の方に「これからも仲良く暮らしていくべな~」とお互いを励ましあったと思ったら金を目の前にした途端「これは俺のだ~!」と
さっきまでの友情を確かめ合った台詞はなんだったのと言いたくなるような欲の塊のような二人。
おまけに学習能力が全くなく雪姫を普通のお姉ちゃんだと思って手を出そうとしたり、六郎太がいないのをいい事に
金を独り占めにしようとしたりと、トラブルメーカーの二人です。雨宿りのシーンも二人の掛け合いが面白い名場面です。
完全に三船さんをくってますね。

真壁六郎太を演じたのは、ご存知、三船敏郎。相変わらずの豪快な侍を演じてます。
三船さんが、両手で刀を握り馬にまたがって敵をやっつけるシーンがあるのですが、このスピード感、迫力は
すさまじいものがあります。黒澤監督だからこそ撮れた大迫力のシーンです。ライバルである敵の田所兵衛と
槍で戦うシーンも演技とは思えないほど鬼気迫るものがあります。
火祭りのシーンも見所の一つ。数え切れないくらいのエキストラたちが、火を囲んで踊りまくってます。圧巻の一言ですね。

この映画だけの出演となった雪姫役の上原美佐の初登場シーンが、またかっこいい!崖の上に立つ姫を下から撮ってます。
演技は、はっきりいって下手なんですが、そんな事はどうでも良くなるくらいの存在感がある姫を演じてます。

アメリカの映画監督ジョン・フォードに憧れていた黒澤監督が西部劇の要素を盛り込んだ、円熟期を迎えた娯楽時代劇です。

CAST
三船敏郎/千秋実/藤原釜足/藤田進/志村喬/上原美佐/三好栄子/樋口年子など
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「隠し砦の三悪人」 (◆Ahaha堂おばはん本舗◆)
黒澤の娯楽作品に見事すっぽりハマッタ、40年遅れている観衆です。(「椿三十郎」はココ 「用心棒」はココ) 【解説】(参考サイトはココとココ) 1958年東宝製作、139分。 黒澤明監督が戦国時代を舞台に描く娯楽活劇時代劇の傑作巨編。敗軍となった秋月藩の侍
隠し砦の三悪人 (映画のある家)
今回からライター交代しますisoDでーす。orz氏とは違う視点から生活に潤いを与える映画情報を書きたいと思います。*************************************************1958年東宝 監督:黒沢 明 出演:三船 敏郎、千秋 実orz氏と違う視点と言いながら早速「隠し砦の三悪人