著者である兄は2024.4.10に他界しました。これまでのご愛顧、深謝します。

間違いのない詩、間違いだらけの詩、待合室での密通、みんな詩だ!
君も詩の一編だ!

閉め忘れた扉

2016-11-12 08:08:54 | 幻想
閉め忘れた扉から

朝がやってきたのだ



希望だとか狂気だとかが

通り過ぎていくのだ

そんな艶やかな黒髪に

僕は縛り挙げられて

身動きがとれない


僕らの目の前には

どうしようもなく存在する

香水の小瓶



ほら 記憶のかたちに変化して

それは大切な僕の宝物に!

今、なった。



声に出せない僕の想いが

漆黒の黒髪にきつく縛られている!



I'm ready. I'm ready. I'm Ready…




それから濃厚な闇を抽出して

香しき叡智に反射する静寂…



最も不安を抱く偽善家の僕は

君に縛り挙げられて

きつくて辛い…



ああ、僕の人間としての薄情な

罪深さを

君の艶やかな黒髪で

きつく縛られたい…



僕の「罪」を隠すための偽善を

君が強く縛り挙げるのだ



美学は正しく悲劇的であり

至極、退廃的である


ああ、君が僕をきつく縛る



僕はその黒髪に

なんども なんども

殺されては生きかえる



存在の振動と輝きから


I'm ready. I'm ready. I'm Ready…





真実の夜の悪夢は

閉め忘れた扉から

朝とともにやってきたのだ





東京の街なみが

果てしなく

どこまでも

続いている



閉め忘れた扉から


眺めた…





「Ready」は用意が出来てるという意味です。









Juntan

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無意味行為

2016-11-10 03:05:07 | 曖昧
人生の幾万もの無意味を

わたしは楽しみながら

駆け抜けて参ります。


いずれにせよ 狂い続けて

走り抜けて参ります。



窓辺にはこじんまりと

fantasy, illusion…

心の扉には〔夢想〕dream!


わたしはいつも裸で

走り抜けたい


わたしはいつも素直

実直、寛大、とても清々しい




無遠慮な言葉。

愛は地球を包む…覚醒の勢いで


言葉が言葉の意味を成さなくなり

わたしはわたしではなくなる

いつもの様にMake it !!

毎日毎日。



本能的な理論制御と破壊

わたしはわたしを倒壊させ

世界はカメムシの大群に

やられっぱなし

臭い臭い。


ストレスは粉飾決算され

飛行計画書は赤レンガに刻印される

翼を器用にたたむ人間航空機

人型の編隊飛行から夜毎の変態行為へ

あられもない姿の変遷。



何気ない日常の中へ

狂気のナパーム弾をばらまいて

黒焦げ黒焦げ


わたしはわたしではなくなり

あなたもあなたではなくなり

夜半から発生した海霧に

小さな舟は隠された

無礼極まりない思考から

飛び出す言葉の節々に

カメムシを誘う臭気あり

夏に肉体を輝かして熱くなりたい

ある日 ふと人は浮遊する

重力は35%に対して砂糖、塩を

ひとつまみ。


塩気増す肉体の躍動、跳躍

街から街を繋ぐのは

色鉛筆で描かれた道路

渋滞する時間帯を避けて

早朝から わたしは駆け抜ける

狂ったような走り方

狂気の沙汰。

わたしはわたしを楽しみながら

駆け抜けて参ります。


いずれにせよ 狂い続けて

走り抜けて参ります。











Juntan









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