太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

歳が行く

2017-05-13 08:03:00 | 仕事に関すること

リタイアしてから3年目に入る。常々リタイアしてから頭の回転も人々からの記憶も3年が賞味期限であると言ってきた。この辺を良く自覚して自重しないと何時までも俺が俺がでは世の中通用しない。それは大会社の社長であろうと同じである。政治家と官僚はもう少し期限が長い。それでも体の節々の不具合とともに世の中から忘れ去られて行く一抹の寂しさは拭えない。比較的人間関係にも仕事にも恵まれてきたように思うが何時までも昔ではあるまいと思う。

それでも偶然、現役時代に知り合った二人が私を訪ねて業界団体の事務所に来られてという連絡があった。定年になった時、退職モードで会社に行くのは憚られ、前日まで普段どおりに過ごした。定年というゴールテープは勢いを緩めず全力で走り抜いたと思う。社内の多くの人も、定年と気付かなかった。勿論社外の人は尚更である。一人は四国の販売施工会社の人であるが、何回か呼ばれて太陽電池に関する講演をした関係である。もう一人は別団体で私が委員会の主査で彼が副主査をやってくれた関係である。会社同士の利害関係は殆ど無く、個人的に付きあっていたとも言える。二人とも職種は違うがその分野では遥かに私より優れていると当時も思っていた。一人は施工会社の常務でもう一人は金融コンサルの社長になっていた。

比較的色んな所から講演を頼まれて出掛けたが、講演に際しては出来るだけ自社のコマーシャルは控えめに、知っている事を喋るのではなく、相手が何に興味を持って、何で困っているかを想像して喋ることに努めていた。勿論、そう思い出したのは40代に入ってからである。それまでは知識をひけらかすという酷いものだったと思う。四国にはある縁で行ったが、随分社長さんに感激され間を置いて何度か出掛けた。もう一人はエイジプトやモロッコにミッションで行った事もあるが、何より委員会の運営でウマがあった。委員には大手商社の部長やら有名コンサル、本省の課長クラス、関連公的期間も出席する結構重厚な委員会であった。今思えばメンバーは当時太陽電池関連の日本最強のチームであった。川上のメーカーからエンジニアリング会社、コンサル、商社、ファイナンス関連企業とオールキャストの日本丸であった。2年強続いた委員会であるが、兎に角職種が多過ぎて何処に偏ってもいけない進行が望まれた。それでいて全員が興味を持って委員会に参加し、全員が被益するような結果が求められた。

こちらも自社のことなど構っていられない。ときには本省の課長に向かってもズケズケ物を言った。役所は何時でもサポートしますというが、社内でサポートしますという場合は、サポート出来ない時はしない、結局何も約束をしたことにはならない。必要なのは新しいスキームを政策的につくるとか役所ならではの仕事です。と言ったら他の委員から本省の課長に失礼ではないかと注意もされた。ファイナンス関連にも同様に何か新しい金融策が無いと、結局今までと同じで動きませんよ、と。超大手エンジニアリング会社の2社には、全く新しいプロジェクトを形成しようと思っているのにライバル関係を今から持ち出されては困る、モノになってから正々堂々と戦えばいいのでは、と諌めた。驚くことにこの2社は海外ミッションの時のプレゼンを共同で仕上げて発表も交互に日本の優れた点を滔々と発表してくれた。商社だけは纏め切れなかったが。

それでも月1のペースで2年余り続ける間に、こちらが何処の利益代表でもない、全員のためにと思っていることが多少通じたのか毎回50名近い参加者があった。最後は本省の課長を含めて全員親しくなった。今思えば失礼な事も沢山言ってきたのだが。訪ねてきた当時の副主査が未だに名前を覚えてくれていたことは嬉しい。語学が達者で物おじしない、海外のどこであろうと遠慮なく情報収集し、素早くレポートに纏めるフットワークの良さは抜きんでていた。今は社長となって従業員を見るという重責だが不器用なほどの正直さはきっと分かって貰えると思う。頑張って欲しいものである。

 

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