太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

パリ協定離脱,つづき

2017-06-02 08:11:01 | 社会観察

トランプ大統領が本当に発表した。世界は唖然だろう。TPPの時はローカル問題だったかも知れないが、今回は世界だ。選挙期間中の公約を実行したと言えるが、本当にアメリカ国民は全ての公約に賛同した上で大統領に選んだのだろうか。日本の選挙でもそうであるが、ある政党が5つの公約を立てて選挙に臨んだとする。3つは大いに賛成だが、2つは反対だと思ってもその政党は選ばれるかも知れない。政権与党となった時、国民の付託を受けて選ばれた、だから2つの公約を実行するというのは当然であると言うかも知れない。公約を守るとか実現すると言う場合、影響が大きいと思われる場合は改めて信を問うという常識、良識が為政にあって然るべきである。

安倍さんもいち早くトランプ大統領と会談したとか、ゴルフで信頼関係を築いたと言われたが、まさかTPP離脱やパリ協定離脱まで賛同した訳では無いだろう。原発はGHG削減効果が大きい電源として謳われてきたが、大きな推進論拠が揺らいでしまう。今後アメリカから甘い誘惑があったとしても環境問題で安易にアメリカに同調することはすべきでない。少なくとも2030年くらいまではパリ協定の擁護推進派に留まり、問題があればその時点で再考しても良いのでは無いだろうか。アメリカに不公平と言うが、原因者責任として応分の負担は当然である。

アメリカファーストは昨日も書いたが、ピラミッドの頂点に居てこそ価値がある。礎石もなくAloneであれば単なる砂漠の岩である。大気中のCO2濃度も1990年代初頭には「自然の変動範囲内」という議論が盛んに為された。しかし、今では人為的活動による増加を否定する話は殆ど聞かれ無い。炭素と酸素の化学反応熱を利用してきたのは「火を使う」事以来人類が享受してきた恩恵であり、幸せなことに二酸化炭素は人類に直截的被害を齎さない。もし化学反応の結果が一酸化炭素でそれが大気中に安定して存在したら猛毒であり、我々は反応熱を利用することなどできなかった。ところが、今二酸化炭素がゆっくりと回る毒であると認識されるようになった。致死量に到ってはいないが、確実に病気を引き起こす毒として。

少なくともパリ協定に参加した国々はそれを毒と考えている。自らも毒を減らす努力はするが、他国からの流入も御免蒙りたいはずだ。出来る事なら国境に壁を作ってでも遮断したい。どうしても入ってくるなら輸出している国の物品全てににあまねく課税するくらいの強い決断をしても良い。今回のアメリカの決断は即米国民の明日の生活に影響するものでは無い。しかし、経済面でゆっくり回る毒のようなダメージが出て来ることは予測できる。世界がみんなそうだそうだと言ってアメリカと同じになったら、今度はアメリカは何と言うのだろう。そこまで真似しなくってもと言うのか、温暖化などしていないと言うのだろうか。あり得るのは訳の分からない理屈で独自の目標を掲げることだろう。それでも世界はアメリカをモニターしよう。72億人による3億人の監視である。まさか、そうじろじろ見るなとは言わないだろう。課税するからには定量的なデーターに基づく必要があるから。

 

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