太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

トランプの凄さ

2016-11-12 09:08:21 | 社会観察

アメリカの次期大統領のトランプ氏の凄さは何か。韓国大統領スキャンダルもTPPもCOP22も豊洲もオリンピックも全ての話題を掻っ攫ってマスコミは未だトランプフィーバーの余熱を追いかけている。不思議なのはアメリカでトランプ反対デモが未だに続いている。まだ就任もしていないトランプ氏を引きづり降ろす算段があるのだろうか。選挙の結果が気に入らなかったからの憂さ晴らしか。暴漢による暴発が無い事を祈る。トランプ氏の勝利宣言スピーチをまともで立派なものであるとブログに書いた日、同じようなことを日本の政府高官が何人もコメントしていた。へそ曲がりの評論家の中にはスピーチライターがいた(から本音でない)という否定的な意見を言うものも居た。もしそうであったとしてもスピーチはトランプ氏自信であり、全く意にそわない原稿を読むだろうか。愚生もある時期著名な人のスピーチライターをやった時期があるが、あくまでそれは下書きで猛烈に本人のチェックが入る。こう喋っておけば無難だから棒読みするほど甘くは無い。完全に自分のものとし、いざとなると原稿など不要なまでに自分の言葉として喋る。自分の口から発するものは自分の責任であるという完全な自覚がある。

暴言が出ている間は極端なことを言えば安全、安心である。全くニュースにもならない、大人しくなってしまった時の方が断然世界にも私達の生活に影響する。駐留米軍の撤退を話題として取り上げる場合、周辺事態の深刻さから安全保障問題が喧しく語られるが、もし「日本も自立しなければならない、そのためにはアメリカの兵器や航空機を買う方が安上がりだ(何時か来た道)」と言われればどうする。もし日本が「アメリカの核の傘が外れれば我々も保有しなければ周辺とバランスしない、ただその場合は少し軌道を変えてアメリカも射程に入ってしまうが(あり得ない喩えですぞ」と言えばトランプは何もそこまでやれとは言っていない、となるだろう。ただ、これらはすべてニュース記事にならない事は明らかである。ドゥテルテ大統領もトランプ氏もニュースにならなくなった時、動静が伝えられなくなった時こそ何かが深く進行していると思った方が良い。日米トップが笑顔で握手をしている写真は間違いなく報じられるだろう。その裏側は残念ながら報じられない。芽が出て来た時、辿って行けばあの時かという事になる。トランプ氏は密かに何かを進めるだろう。日本にとって吉か凶かまだ分からないが、アメリカ国民の選択である、とんでもない非常識な男を大統領に選ぶ筈が無い、とゲーテ並みの明るい希望を託す。

(45)・・・

吉沢が三原ひとみに会って1週間も経たない内に三原ひとみが退職したという話を聞いた。アメリカから帰ってきて直ぐに退職願いが出されたようである。喫茶店で全ては終わったことです、と言った彼女の言葉は自分自身の環境も変えてしまうという彼女の決意だったかも知れない。吉沢には何だか気が抜けたようなある種の喪失感があった。しかし、元々三原ひとみの父親に近づきたいがための仕事上の関係であったと割り切るしか無かった。

古田常務が久し振りに会社に出てきた。課長と吉沢が常務に呼ばれた。古田常務は元気そうだった。「暫く会社を留守にしたが結果的には販売店回りをして良かったよ。会長に現場を回って来いと言われたときは自分も愈々地方に飛ばされるのかと思ったんだがね。」と冗談とも本気ともつかないが上機嫌である。課長は「良かったというのは来年の供給計画の目途がついたと言うことですか」と問い返した。「勿論そのことはあるが、自分が現場の声から如何に離れてしまったか、数字だけで物事を判断するようになってしまったことに気がついたことだよ。多分会長もそのことに気づいて地方回りを指示したと思う。まあ初心に帰れということだったな。」と。「供給計画の方はどうなるのでしょう」と課長は一番気掛かりなことを切り出した。「砥粒事業部長にも話したが、恐らく全体では今年を少し上回る程度で、アメリカへの輸出に大きな支障は出ないと思う。」と常務が自信をのぞかせた。課長は他の事業部のことでもありそれ以上は突っ込まなかった。吉沢は一番気になっていたY商店はどうでしたかと訊いた。「いや三原社長は大したもんだよ、他社は分からないが自分のところだけでも50%アップを引き受けると言うんだ。こちらも正直風呂敷を広げ過ぎた提案を謝ったがね。それもこれも含めて全体が今年よりやや上だから由としなければ。販売店は経営にも数字にも必死なことは良く分かった。」と自分自身に言い聞かせるような口ぶりになった。「匿名の手紙の件の出どころは何か分かりましたか?」と吉沢は最も聞き難いことを切り出した。

『政治』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 寒い雨の冬の朝 | トップ | 米英で起こる事は »

コメントを投稿

社会観察」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。