太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

政策論争と争点

2016-10-17 09:09:36 | 社会観察

新潟知事選で原発稼働に慎重派の米山氏が当選した。某新聞の社説に、再稼働問題が知事選の最大の争点になり、人口減対策や地域活性化などの政策論争が乏しかったのは残念、本来知事には原発再稼働の権限は無い、経済活動や国民生活を支える電力を安定供給するために再稼働は欠かせない、そして別欄では福島第一と同じ沸騰水型の原子炉(対するは加圧水型)に対する安全性にお墨付きが与えられたのにと来ている。

もし、対抗の森氏が勝っていたら、「原発再稼働が承認され(権限は無いのに)、沸騰水型の安全性にもお墨付き(専門的知見は無いに)が与えられた。」と多分書いていただろう。そもそも政策論争とは争点によって意見の食い違いがあって然るべきである。今回の政策(これも別欄にある)では、再稼働、景気・雇用対策、医療福祉、子育て支援、人口減少、行財政改革、防災対策とある。再稼働以外は誰もが大なり小なり主張するから似たりよったりで争点にはなり難い。唯一Yes,NOが分かれるのは再稼働である。それにしてもこの社説は新潟県民の選択をどう考えているのか。当選した知事に冷静にと言うのは新潟県民よ冷静にと言っているのに等しい。この上から目線はオピニオンリーダーとしての自負か、冷静になるべきはどちらだろう。

もう40年くらい前、アメリカの「ソーラー・ブリーダー(増殖炉)」を見学したことがある。当時としては巨大な太陽光発電を工場の屋根に敷き詰め、太陽電池で発電した電気で次の太陽電池を作るというコンセプトであり斬新だった。残念ながらエネルギー収支的にそこまでは至らなかった。もし、原発が経済的で安全なら原発で生み出した利益を増設や廃炉の費用に回したらどうだろう。もし、ここまで来た核技術を何らかの理由で維持しなければならないなら徹底的に国が面倒を見る優先発電所を指定したらどうだろう。ウランは化石燃料の一つだからエネルギー収支的にはソーラー・ブリーダーのコンセプトは成り立たない。つまりウランの枯渇で増殖が止まってしまう。この新聞はベストミックスで定められた発電量的バランスも考え直さざるを得ないと(残念そうに)言っている。その通りである。原発については民なのか官なのか大きな選択の岐路に立たされているように思う。

(21)・・・

三原ひとみの父親三原倫太郎は一代で大きな卸問屋を築いただけあって如何にもという風貌であった。100キロは超えるかというがっしりした体躯で押し出しも中々のものである。その厳つい顔つきからは三原ひとみの可憐さは想像がつかない、多分母親似なのであろう。「君はダイア砥粒工業の社員だと聞いたが、お宅の古田常務とは長い付き合いでね。うちがそれなりに商売ができるようになったのはお宅のおかげだと思ってますよ。」と運よく会社の話になった。「私はアクセサリー事業部にいまして砥粒事業部のことは良く分からないのですが、お客様である問屋の皆さんあっての会社ですからこちらこそお世話になっています。つい、ひとみさんの友人である立場を優先してお礼が遅れました。」吉沢は友人としてプライベートで招待されたという立場を装わなければならないことばかりが頭の中にあり、どのようにして仕事の話に繋いで行くかが問題だと思っていた。幸いにして相手から仕事の話のきっかけが出たので、一気に新作発表会の構想について喋り始めた。

「社員の慰労会というのは聞きますが、家族や友人まで招いてすることは中々できることでは無いと思います。社長の、関係者全員に感謝の気持ちを伝えたいという思いは素晴らしいと思います。」と持ち上げると「我々は小さな会社だけど何かの縁でそこに集った、それは運命共同体のようなもので誰かが手を抜いたり、誰かが欠けてもこの大家族は維持できない。私は親父として日頃の感謝を伝えたいだけなんです。」と三原倫太郎は厳つい顔に似合わず優しい口調になった。

「実はアクセサリー事業部は毎年春に新作発表会をやっているのですが、集客に何時も苦労しています。招待者や一般の来場者も来るのですが、限界があります。今日ここで販売店会、いや慰労会に参加させて頂いて思いついたのですが。」吉沢は砥粒事業部の販売店会が会員だけではなく、その家族や友人も集るなら、アクセサリー事業部も協力させて貰って即売会を含めて思い切ったサービスをやる、会員の方々にとっては家族サービスにもなるのでは、と説明した。勿論吉沢にとっては共同開催による経費節減、集客力アップ、新規顧客開拓という目論見があった。

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