太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

スケールの違い

2017-07-18 07:59:11 | 社会観察

海の向こうではロシア疑惑、こちらは森友とか加計疑惑。大統領が堂々と大手メディアをFake Newsとこき下ろし、最近の支持率低下も信用ならんと言っている。こちらは大手新聞による官僚の個人行動のニュースや首相が憲法問題で名指ししたことで物議を醸している。何だかスケールの違いを感じる。日本の場合、多分世界的なニューズとして配信されるものはあまり無いように思う。最近では原発事故が世界の最大の関心事だったろう。

考えてみれば世界を同じ尺度で測る(グローバル化?)ことなど無意味である。以前ブログでニュースにならない(なるような事が起こっていない)県を挙げて、地味だが平和な県と言った。世界にも目立たない国は沢山あるり、考えようによっては幸せな国であると。日本のメディアが隣の家の夫婦喧嘩くらいしか伝えるものが無くなったら、それはそれで平和である。ニュースは悲惨な出来ごととか大天災とか非日常的で、影響の大きそうなものを取り上げる。決してふんわりとした暖かい出来ごとをトップに据えることは無い。言い換えればニュースにならない程平和な国と言う事になる。地味で平凡だが国別スケールで良いと思う。

体に少し障害がある新入社員が入ってきたことがある。ハンディの為か口数は少なく(不平不満など言ったことがない)コツコツと与えられた仕事を着実にこなしていった。しかし、大変なアイデアマンで頭が非常に良いことは直ぐに分かった。自分の意見を押し通すことは無かったが、自分に出来る範囲のことは労を惜しまなかった。太陽電池の製造プロセスもまだ確立されたものは無く、改善の余地は山ほどあった。大きな装置は別にして、製造プロセスというのはちょっとした治工具の開発が結構大きな効果を生みだす。彼は休みの日にホームセンターで色んな材料を買い集め手作りで治工具を器用に作り、結構役だった。一番驚いたのはあるプロセスで燐(元素)を使ったら効果があるという文献を読んだあ後、どうしてもその工程を試したいという。燐は化合物が良いのか、純粋な燐が要るのかと聞くと、良く分からないが燐は手に入れたという。休みの日に当時マッチ工場が沢山あった姫路に出掛けて買ってきたという。よくよく聞いてみると、マッチ棒の先を削り落して粉末状にしていた。怪しげな不純物が入っていたら拡散炉(石英チューブ)が汚染されると言ったら、自分で後で洗浄しますという。結果は出なかったが、その後世界中で燐ゲッタリングというプロセスが大流行した。

あまりに大人しいので結婚はどうだろうと思っていたが少し歳が行ってから目出度く結婚となった。披露宴でスピーチを頼まれたが、日頃の仕事ぶりや頭の良さに感心したことなどを喋った後、二人で平凡でも良いから当たり前の家庭を築いて行って欲しい、実は平凡であることは誰でもできる事ではありません、大変重要なことだと思っています、と括った。披露宴の後、ご両親がやって来て、親として長年願い続けていたことを言って頂き本当にありがとうございましたと感謝された。その彼も定年退職をしたと聞く。無事勤め上げたことを素直に嬉しく思った。

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