太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

久し振りの総総問題

2017-05-11 07:51:10 | 社会観察

憲法改正を巡って安倍首相の発言が、内閣総理大臣としての発言か自民党総裁としての発言かでちょっとした問題になった。一般には分かり難いが内閣は行政府のトップ(首相というのは首席大臣)であり、政党は立法府(国会)に属する。つまり安倍さんは行政と立法の長を兼務していることになる。もし司法(最高裁がトップ)のトップを兼ねたら三権分立という言葉は教科書で独裁と書き変えなければならない。まだ分かり難い。総総分離が話題になったことはあるが何時のまにか立ち消えた。

まだ分かり難い。喩えていうなら総理夫人が公人と私人を兼務しているようなものである。ある時は私人ですと言い、ある時は公人ですという。二役を上手く使い分けてこなすことは結構大変である。それが夫婦ともにとなると組み合わせは四通りとなる。これは相当器用でないと使い分けは難しい。余程の自覚とセルフコントロールが利かないと出来る技ではない。その意味では大したご夫婦である。

幕府の隠密忍者に分身の技を使われてどちらを攻めてよいか分からず、どっちも捕まえられないその他大勢の反御用提灯をかざした小役人もまた情けない。小役人の先頭で大見栄切ってかかれと号令をかける、目ずらしい女のリーダーは顔に役者ばりに力が入って表情豊かであるが舞台を意識しすぎているきらいがある。それようの顔を作るのは最近の柳原Kとか昔の小島Rで少し食傷気味だ。

対象的に最近江戸町奉行になったこれも女のリーダーは中々の役者ぶりである。間に挟む微笑みは何とも不気味で底知れぬ凄みを感じる。心の内が読めない、感情の変化が読み取れない。もし演技としたら相当なものである。一度は城から抜けたものの、もし幕僚に返り咲いたらちょっと怖い。

憲法改正はもっと時間を掛けて議論すれば良いと思う。日本の置かれているリスクが分からないのかと叱られるかも知れないが、何となく北朝鮮も風向きが変わってきているではないか。これも中国、アメリカ、ロシア、韓国の背後で調整してきた日本の外交の成果ではないのか、信じるべきである。突出した改正はアメリカがブレーキを掛ける可能性だって十分ある。占領下の押しつけ憲法の呪縛は解き放たれているとは思えない。



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