番外編 ～ジョージ・ヴィンセントⅡ世の日記～

それは、ある晴れた日のことだった。

練習後のクラブハウスで、俺は一冊の落し物に気が付いた。


これは・・・日記？？


手垢で薄汚れた、小さく、しかし厚いオレンジ色の日記。

背表紙を見ると、名前が書いてある。


・・・ジョージ・ヴィンセントⅡ世・・・


そういえば、スペイン語をマスターしてからというもの、

あいつとは、契約更改の時以外にあまり会う機会がなくなっていた。

・・・俺と一緒にいない時、ヴィンセントは一体何をしているのだろう。

軽い罪悪感を抱く・・・はずもなく、俺はその日記を開いた。。。




○月×日

　ジュンと共にスペインへ渡り、早４年の月日が流れた。

ようやく彼もスペイン語を話せるようになってきたようだ。

これで私の仕事も多少は軽減されるだろう。しかし、私は世界的代理人。

休む暇などありはしないのだ・・・。


△月□日

　ジュンがバレンシアに移籍したいと言って来た。

・・・あいつは・・・自分の実力を考えているのだろうか？

今のジュンの実力では、バレンシアで活躍できるとは考えにくい。それどころか

受け入れてくれることさえありえないだろう。・・・普通の代理人ならば。

私は世界的代理人だ。・・・・よし、親父に相談しよう・・・。


●月▲日

　ジュンもバレンシアにそこそこ馴染んできた。

私は少々暇を持て余している。あくまでも私は多忙な世界的代理人ではあるが、

まぁ、ひとときの休息というものも悪くはない・・・。

私は何の気なしにインターネットの世界を飛び回る。

遊びではない。情報収集は代理人の仕事の一環だ。


ふと、とある記事が目に付く。


そして・・・私の思考が・・・停止する。







Ｈｉｋａｒｉ ｃｉｔｙがおっぱい都市宣言！！








(　゜Д゜)ソンナバカナ?




(つд⊂)ゴシゴシ


・

・・・

・・・・

・・・・・・( ゜Д゜)オッパイダ・・・



・・・おっぱい都市宣言だと！？


しかも、あの色々と規制の厳しい東方の島国で！？



おっぱい相談電話！？・・・一体何を相談させる気なんだ？？


おっぱいのうた「みつめあって」だと！？・・・あの、その、だ、大丈夫なのか？？



いや、それより何より、注目すべきはあれだ・・・。




『おっぱい祭り』



・・・何の祭りだ？あれか？酒池か？肉林か？？

家族みんなを対象（ターゲット）って・・・そういうのもありなのか！！？？



やばい・・・イキた、い、いや、行きたい・・・。


地図で調べてみると、海沿いの地方都市のようだ。

となると、ビーチはもうアレやらあれやらで、もうおっぱくぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ；＠



だめだ、、、行くしかない。


私が日本に行くためには・・・ジュンに何としてでも日本代表になってもらわねば！！！


させてみせる！どんな手をつかってでも・・・


ジュンのため！そして何よりおっぱいのために！！！











・・・ふと後ろから足音が聞こえる。

あわてて日記を閉じる俺。



ヴィン　「やぁ、ジュン、何してるんだい？・・・って、それ僕の日記じゃないか！？」



魚住　「あ、あぁ、ここに落ちてたぞ。」



ヴィン　「・・・見たのかい？」



魚住　「・・・ぃゃ。」



ヴィン　「そうか・・・。まぁ、ジュンもこれからもっと頑張らなきゃね。」



魚住　「あ、あぁ。そうだな。」



ヴィン　「ところで・・・日本に帰ったら、ジュンもおっぱい祭りに行くかい？」



魚住　「うん行く。」






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追記

えー、たびたびＰＴＡにロングホーントレイン喰らいそうな内容ですんません(´・ω・｀)

ところで私、おっぱい都市な光市の近くに実家があるため、何度か訪れたことはありますが
上記のようなシチュエーションは皆無です・・・高齢化突っ走ってますしね(´・ω・｀)

なので、これを見て(;´Д｀)マツリハァハァな気分で行ってもきっと凹むだけですので。
でも、光市は観光客増えて(；´Д｀)ハァハァかもしれませんね。