じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

労働日

2017-07-23 11:22:02 | Weblog
☆ 「天声人語」に触発されて、資本論第3編第8章「労働日」を読む。

☆ 労働日=必要労働時間+剰余価値

☆ 必要労働時間は、賃金に相当する生産をあげるのに必要な時間なので、それを超える剰余価値は資本家の懐に入る。

☆ 学習塾でも生徒から1時間2500円の授業を受け取り、講師に時給1500円支払えば、経営者は1000円の儲けとなる。もちろん、家賃や広告宣伝費や諸雑費があるから、1000円まるまる懐に入るわけではないけれど、赤字になることはないし、赤字だと経営が成り立たない。あとは生徒が増えるだけ、利潤も増える。固定経費(家賃や広告宣伝費)は、生徒に比例して増えないから、儲けの割合が増えていく。

☆ 私のように自分自身が経営者兼講師である個人塾では、利潤に限界がある。1日の労働時間に限界があるからだ。

☆ 塾は数を増やすことによって儲かるということだね。利潤だけを考えれば。(実際は、他塾との競争や質の問題があるから、そんなに甘い世界ではないけれど)

☆ それが絶対的剰余価値。

☆ さらに頭の良い経営者は、1人の講師が受け持つ生徒の数を増やしたり、あるいはティーチングマシンを導入して、講師の人件費を減らすことを考える。より少ない労働力で同じ売り上げがあれば、そりゃ儲かるね。これが相対的剰余価値。

☆ 近くのスーパーでは支払いが自動化された(客がATMのように機械に入金する)。商品にICタグがつけられれば、レジを打つ人もいらなくなる。レストランの注文もディスプレイの画面をタッチするだけのところもある。こうしたハイテク化は新たな社会革命を起こすかも知れない。

☆ 今は過渡期なのか。

☆ 「新しい働き方」ということで、表向きは残業時間を減らす方向には進んでいる。しかし、残業が月100時間までに制限といえば、逆に「100時間まで働かせていいんだ」となりかねない。高度プロフェッショナル制度にしても、従業員を店長や会社役員にして酷使するブラック企業があるくらいだから、拡大解釈されかねない。

☆ 基本賃金が低い業種では、残業が減れば生活が苦しくなるだろうし、勤労を美徳とする文化との兼ね合いもある。

☆ サービス残業をどうするか。先輩より先に退社しにくい風土をどうするか。

☆ 私は若いころ大手の英会話学校で働いていたが、外国人スタッフの割り切りようは立派だった。契約上の労働時間だけ労働力を売っているのだ、という感じ。契約の時間がくればサッサと帰っていった。

☆ 一方の日本人。私が一日の仕事分を終え暇そうにしていると、「働いているフリをするんだよ」と先輩社員。滅私奉公、愛社精神。経営陣はうまいことをいって発破をかける。


☆ 世の中には先祖の残した財産を運用して更なる富を得ているラッキーな人々がいる。数千万円さらには億単位の報酬を得ている会社役員や重役がいる。その報酬はどこから来るのか。

☆ 「労働日の標準化は、資本家階級と労働者階級の闘争として現れる」(カール・マルクス) 

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