じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教育大学統廃合へ

2017-07-13 09:52:50 | Weblog
☆ 文科省は、国立の教育大学、教育学部の統廃合の方針を決めた。

☆ 少子化が進む中、教員の需要が減っているという。また、国の財政が厳しく、各大学を維持する財源が確保できないようだ。私立大学で教員養成をするところが増えてきたのも一因かも知れない。


☆ 戦後の教員養成は、「大学での養成」「開放性」を原則とする。

☆ 戦前、教員養成をほぼ独占していたのは師範学校であり、それは中等教育機関であった。

☆ 戦前の教育の反省に立って、幅広い視野と高度な専門性を備えた教員を養成するため、大学でしかも国立、公立、私立の区別なく、教職に関する一定の科目を履修すれば教員免許がとれるようになった。


☆ 戦後、ベビーブーム世代が就学する時代には教員の青田買いが生じるほど需要が多かった。

☆ しかし、ベビーブームが去り、少子化が進む中、教員採用が急速に減った。

☆ 教員養成大学の卒業生のうち30%程度しか教員に採用されない時代もあった。

☆ そのころ、一度統廃合が検討された。私の出身大学、京都教育大学も滋賀大教育学部と統合するか、奈良教育大学と統合するか、あるいは京都同士ということで、京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学と統合するかと言ったウワサが流れた。京都教育大学と奈良教育大学が合併して「みやこ教育大学」「古都教育大学」、滋賀大と統合して「京滋大学」になるといった話も笑い話であった。

☆ その後、40人学級(2011年には小学1年生で35人学級)の実現や教員の世代交代(団塊世代の退職)にともなって教員需要が増え、統合の話はうやむやになった。むしろ専門性を高めるため教職大学院の創設にエネルギーが注がれるようになった。民主党政権時代は教員養成6年制が話題になった。

☆ そして今、文科省と財務省の折衝は毎年のことだが、どうも今回は本当に統廃合されるようだ。

☆ 「京滋大学」を目指すのか、京都教育大学、奈良教育大学、大阪教育大学を統合した「関西教育大」あるいは「近畿教育大」を目指すのか。可能性は少ないが、京都各校と統合して「古都大学京都」を目指すのか。

☆ 教育大同士の合併による広域教育大学ができるとして、それぞれのキャンパスや教員をどう配分するのか。教育課程をどうするのか。付属校をどうするのか。京都大学や大阪大学とも連携するのか。(旧帝大系は望まないと思うが)

☆ そもそも何のための統合で、何を目指しての統合なのか。

☆ 単に財源がないからという理由でのリストラなら、国立大学での教員養成という意味自体が問われかねない。大学関係者も今回は本気で考える必要がありそうだ。教授会ではすでに活発な議論が行われているとウワサに聞くが。 
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