茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記29年7月27日「疼痛緩和ケア・膝の痛み。」

2017-07-27 06:52:11 | 日記

「膝が痛くて歩けない。」と患者さんがお見えになりました。

以前から足が痺れていて、先月から症状が悪化して歩くことが出来ず。病院で膝のレントゲンを撮影したが異常は診られなかった言うのです。

「ヘルニアの持病をお持ちですか?」とお訊ねすると、長年の腰痛持ちで病院で治療を受けたが慢性化して治らないと言われたそうです。

診察すると、痛いのは膝の後面の内部と下腿の脛骨神経支配の筋肉(大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋)上殿神経支配の大腿筋膜張筋であることが分かりました。

さらに脊柱を拝見すると腰椎から仙骨(L4~S1)の生理曲線が失われ脊柱の突起が手に触れることが出来ず、椎間が詰まった感じがします。

 

膝関節の後面の内部は坐骨神経が走行しており脛骨神経は坐骨神経の枝でL4~S3から神経根が出ています。

また上殿神経はL4~S1から神経根が出ています。

坐骨神経と上殿神経は何れも仙骨神経叢(L4~S4)に属する神経で脊柱の異常が神経根を圧迫して症状が出ている様です。

大本の原因が腰のヘルニアにあるのであれば膝のレントゲンを撮っても異常は分かりません。

「病院で腰は診てもらいましたか?」と伺うと、「腰は診てもらえませんでした。」との事です。

治療法としては先ず腎虚証で「本治法」を行い、「標治法」で仙骨神経叢と上殿神経と坐骨神経の走行上に鍼をして、最後にL4~S1上にビワの葉温灸をして終了としましたが、治療を終えると「少し良くなりました。」との事です。

慢性化したヘルニアを治療するには少し時間がかかります。

 

 

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