2.3日前に電話をいただいた。例のボソッとした調子である。丁度師走のはじめの電話なので年賀状の「戌・犬」字の"SHO"が必要ということは、だいたい予想していたので、最初の口調ですぐ創りますと電話を切った。
毎年来る賀状のレイアウト・色合いを思い浮かべながら書いてゆく。アットいう間に10種を創った。例年は、3種くらいにシボルのだが、今年はシボルことなく、持参することにした。福井から松岡までだから15~20分くらいの距離なので取りにいかせると言われたが、酒の香りも良いかと思い、届けることにした。
こだわりの酒・ツウの酒・季節の酒・祝いの酒があり、製造方法によっても大吟醸酒・純米酒・吟醸酒・本醸造酒・原酒・生酒・生貯蔵酒などがあるとのこと。そして、甘口・辛口があり、酸の量にも影響されるようだが、糖分が多く、醸度の少ないものが甘口であり、糖分が少なく、醸度の多いものが辛口。糖分・酸度ともに多いものが濃醇であり、少ないものが淡麗と称される。又、お酒といえば、アルコール濃度となるが、通常黒龍は15~16パーセント。原酒は18~19パーセントだそうだ。
こだわりの酒の「しずく」「石田屋」「二左衛門」「八十八号」などは仲々私も口に入らない。私は、日本酒が好きで、色々なものを飲み比べたり、いろいろするが、燗酒か常温がよい。従って御主人の水野正人氏がコダワリに拘る、前記する「しずく」「石田屋」「二左衛門」「八十八号」などはすべてJUICHIがこだわって拘ってSHOINGDし、又、こだわって越前和紙や布にラベリングされている。
この仲々手に入らない大吟醸酒は冷酒で白ワインと同じように飲酒するのだが、どうも冷しの温度が口内や舌の感覚と一致としないとあ~おいしい!!が出てこないのである。仲々微妙というよりも冷えがうまく一致した時は感動ものであるのだが、一升ビンか空いてくるころまでゆき届いた管理で出されるとなると生きている磨墨同様に酵母が生きている状況と同様にそれらを上手に飲むことは大変なことなのである。
黒龍酒造さんも会長・社長の時代になってきた。社長が会長を超える商品づくりは大変なことである。まだまだ若い!!研鑽するしかない。小さなか細い菌のささやき声を聞いてしぼって芳香し、おいしいを呼び込むおさけづくりに一心してほしい!!