昇段料が高いというご意見をいただき、気になってもいたので少し調べてみた。
まず、初段を受ける場合、審査料は3千円程度が多かった。というよりも審査料、昇段費用ともに各県でバラバラであることが不思議といえば不思議
合格した場合の昇段料も各県でバラバラで内訳についてもその県によって違う。
Aの場合 1万9千円(講道館入門料8,000 登録料6,500 協力費2,200 推薦料2,300)
Bの場合 1万8千円(講道館入門料8,000 登録料6,500 昇段事務費500 県柔連登録費1,000 県柔連振興費2,000)
段は資格であるからという観点からいくとある程度の金額は必要なのだという考え方もある。しかし、町道場の入門料や月謝の額を考えるとギャップを感じないでもない
また、初段は中学生、高校生が受ける場合が多く、こういった年齢における配慮がされていないことも問題かもしれない。中学校、高校、大学の授業において柔道が行われ、昇段するに値する実力を身につけても、この値段だったら?と躊躇するケースも否めない。
また、県によって事情が違うことも理解できるが、ある程度整合性を持つべきだろう。
講道館においても昇段審査は行われるが、一般的には県の柔道連盟が委託されて行っている。しかし、県の柔道連盟は組織で言えば、全日本柔道連盟の傘下にあり、講道館の傘下ではないのではないか?
講道館と全柔連の棲み分けを考える上において、こういった構造上の問題がある。昇段に際して、全柔連への登録も義務づけている(料金は3,500)ところもある。なぜ?という疑問は当然起こる。
おそらくこういった問題についてもこれまでトップが同じであったことで、なんとなく機能し、なんとなく受け入れられ、継続してきてしまったのだろう。しかし、今後の柔道の普及・発展を考えれば昇段料、昇段資格の問題、審査機関などを考えていかなければならないことは必然であろう
こういった観点から考えても講道館、全柔連のトップは分けるべきだと思われるのだが
まず、初段を受ける場合、審査料は3千円程度が多かった。というよりも審査料、昇段費用ともに各県でバラバラであることが不思議といえば不思議
合格した場合の昇段料も各県でバラバラで内訳についてもその県によって違う。
Aの場合 1万9千円(講道館入門料8,000 登録料6,500 協力費2,200 推薦料2,300)
Bの場合 1万8千円(講道館入門料8,000 登録料6,500 昇段事務費500 県柔連登録費1,000 県柔連振興費2,000)
段は資格であるからという観点からいくとある程度の金額は必要なのだという考え方もある。しかし、町道場の入門料や月謝の額を考えるとギャップを感じないでもない
また、初段は中学生、高校生が受ける場合が多く、こういった年齢における配慮がされていないことも問題かもしれない。中学校、高校、大学の授業において柔道が行われ、昇段するに値する実力を身につけても、この値段だったら?と躊躇するケースも否めない。
また、県によって事情が違うことも理解できるが、ある程度整合性を持つべきだろう。
講道館においても昇段審査は行われるが、一般的には県の柔道連盟が委託されて行っている。しかし、県の柔道連盟は組織で言えば、全日本柔道連盟の傘下にあり、講道館の傘下ではないのではないか?
講道館と全柔連の棲み分けを考える上において、こういった構造上の問題がある。昇段に際して、全柔連への登録も義務づけている(料金は3,500)ところもある。なぜ?という疑問は当然起こる。
おそらくこういった問題についてもこれまでトップが同じであったことで、なんとなく機能し、なんとなく受け入れられ、継続してきてしまったのだろう。しかし、今後の柔道の普及・発展を考えれば昇段料、昇段資格の問題、審査機関などを考えていかなければならないことは必然であろう
こういった観点から考えても講道館、全柔連のトップは分けるべきだと思われるのだが
「安くないな」と思いましたが講道館や全柔連、地区の柔道会も収入がないとやっていけないだろうと思い「高いなー」とは考えませんでした
昇段審査で不思議なのは県や地区によって審査の内容、基準が違うことです(審査料もですが)免状は講道館しか発行しませんから出来るだけ同じでなければおかしいですよね
○●県の初段は強いとか弱いとか、△▲地区は簡単だとか、そんな話にならないことを望みます
PS.ブログいつも見てます 山口先生頑張って下さい
応援してま~す。
頑張ってくださぁい(^o^)/♪
今の不明瞭なシステムのままでは。
柔道界に山口先生みたいに柔道全体に対して危機意識を持たれてる方が少ないのが心配です。
慢心している組織は、必ず衰退していくのは歴史をみれば明らかですし。
その頃から20年以上経ってますから料金が高くなるのは当然かもしれませんが、山口先生が仰るように町道場の月謝を考えると今の時代で2万弱という価格は高いような気がします。
昇段審査を受けにくる全ての中学生が将来、柔道家を目指すわけではないし、ほとんどが進学や卒業と共に柔道をやめてしまうケースが多い事を考えるともう少し安いほうが身近な柔道になるような気がします。
娘現在初段審査に挑戦中です。初段の場合勝ち点5勝でですが中学生の黒帯はしめていても登録していない生徒もいます。
学割とか有ればいいですね。
県によっては、とっても簡単にとれてしまうところもあります。剣道なんかは初段とるだけでも難しいですよね。段の権威を保つためには、柔道の実力は元よりやはりもっと柔道の歴史やシステムを筆記試験などを行う必要があるのではと考えます。
昇段審査の運営が、各都県、地区柔道会に委託されてますが、特に初段~参段までは地区毎に審査内容がバラバラなので、ちょっといかがなものかと思います。
私も社会人になってから柔道をはじめ、初段を取得しました。そのときに行ったのは実技(試合)と形でした。実技、形ともに流れ作業のような形で行われており、形に至っては、全然出来ない中学生がなぜか指摘も受けずに合格というちょっと??が出る光景も目にしました。
山口先生に一つ質問なのですが、柔道の昇段試験においては「柔道とは?」ということについて学ぶことがありませんよね?剣道の場合には実技、形のあとに、筆記試験があり「残心について」等剣道に取り組むべき姿勢や考えを改めて確認する試験があります。
今柔道についてはJUDOとの違いやその他いろいろと問題が多くありますが、そういった嘉納先生の教えを改めて学ぶ環境作りをしていくことも日本の柔道の発展のひとつになるのではないのではないか?と思います。
若輩者が失礼いたしました。
現在では、そういった教育的な部分が少なくなり、競技思考が強くなり、また、形ばかりの昇段になってしまっている部分も否めません。
柔道を普及する為に多少目をつぶっても段をあたえてきたところがあるのでしょうが、実際にはそういった安易さが逆に柔道の他のスポーツとは違う魅力を失わせてきてしまったのかもしれません。
今一度、柔道家は原点に返り、「柔道とは何か」を考えなければならないでしょう。
また、昇段システム全体の矛盾や問題点に真摯に向き合って変えるべきところは変えていかなければならないと思います。