*** june typhoon tokyo ***

The night is still young...

FC東京×浦和@味スタ

2016-09-17 23:59:59 | FC東京
 先制するも自ら崩れて、またもや浦和に逆転負け。

 正直なところ、浦和の出来は良くなかった。そこへFC東京が前線からプレッシャーを掛け続けたことで浦和の攻撃を封じ込めていた。浦和はGK西川が積極的に攻撃へ参加するスタイルだが、中島、前田、東が執拗にプレスを掛けると、西川はフィードミスを連発。中盤を通り越して前線へ長いボールを競らせる形ばかりへ追い込んで、東京の時間帯を作り出していた。その流れが後半早々に訪れ、梶山のスルーパスに反応した中島がエリアで那須に倒されてPK獲得。森重が冷静に決めた先制へと繋がった。

 その後、失点をした浦和は反撃を強めるが、その間隙を突いて決定機が訪れるも決めきれずにいると、77分に後半から出場した李の同点弾をきっかけに、10分間で立て続けに3失点。またしても苦汁をなめることとなった。

 原因の多くは采配ミスだろう。中島に翻弄されていた浦和DFだったが、河野に続いて中島を下げると、その10分後に失点を食らうこととなる。疲労していた河野を交代させるのは致し方ないとはいえ、ピッチに送り出したのが丸山、高橋と攻撃的な選手ではなく“守り切る”という選択をしたことで、かえって相手のボール支配率と高めてしまい、サンドバック状態を自ら生み出してしまった。それまで侵入させなかったエリアサイドからクロスを自由自在に上げられては、5バックにして守備に人数を増やしたところで、マークもずれ、エリア付近にスペースを与えてしまう結果に。浦和に躍動感を取り戻させてしまった。

 おそらくは、前節の湘南戦でも見せた終盤を守り切るという采配を今回も選択したのだろうが、湘南の時は結果的には無失点で抑えてたとはいえ、攻め込まれるも相手のシュートミスなどで助かった形だった。今回の相手は浦和。決定力や総合力で上回る相手に、湘南と同じ戦法では通用しない。後半で逆転されるというパターンはこれで何度目だろうか。特に近年の浦和戦では得点は挙げられている。しかしながら、一度失点してしまうとあっという間に失点を重ねる状況は改善出来ないままだ。

 サブにはネイサン・バーンズも控えていた。中島を交代させるのであれば、同じ前線で動き回る選手を入れていれば、浦和の攻撃も散発に終わったはずだ。運動量が求められるなら、水沼あたりをベンチに入れておいても良かった。秋元を含めて守備陣の連係の不安定が拭えない現状では、守り切るというよりも2点目、3点目を奪いに行くことが、勝利に近づく最善策だろう。浦和は逆転してからも貪欲に得点を奪いに来た。東京がやらねばならないことをホームでまたしても見せつけられた失態を、チームはしっかりと受け止めなければならない。

 また、結果以上に問題なのが、失点してからの精神的弱さだ。逆転されたとしてもまた1点取り返せば、少なくとも勝ち点1は挙げられたはずだ。だが、最終ラインはズルズルと下がる一方で、その応対に根負けして、最後は浦和に軽くあしらわれるようにボールを回されての敗戦。今度はルヴァンカップの準決勝で再び浦和と対戦することになるが、“やられたらやり返す”という強い精神力を持たなければ、同様に屈辱的な敗戦を味わうことになるのは必至だ。

 浦和に対しては、高い位置でどんどん仕掛けていくことが有効なのは解かっていること。あとはそれをどのように実践していくかだ。特に浦和には“攻撃は最大の防御”となることを肝に銘じておくべきだ。

 ちなみに、2001年以降のリーグにおけるホームでの浦和戦の結果がこれ。

 2001年09月29日 〇3-2 東スタ
 2002年11月24日 〇1-0 東スタ
 2003年10月18日 △1-1 味スタ
 2004年09月23日 〇1-0 味スタ
 2005年04月16日 ✕0-2 味スタ
 2006年11月26日 △0-0 味スタ
 2007年06月17日 ✕0-2 味スタ
 2008年08月16日 ✕0-1 味スタ
 2009年11月08日 ✕0-1 味スタ
 2010年09月12日 ✕0-1 味スタ
 2012年05月26日 △1-1 味スタ
 2013年09月14日 〇3-2 国 立
 2014年08月23日 △4-4 味スタ
 2015年10月24日 ✕3-4 味スタ
 2016年09月17日 ✕1-3 味スタ

 2005年以降は2013年の国立での勝利以外は未勝利。そして近3年は得点も挙げるが3、4失点している傾向にある。これは“相性の悪さ”なのではなくて、守り切るということをある意味履き違えたゆえの大量失点だと思う。守り切るとはただ受け身に回ることだけではなくて、この試合での前半で見せたように前からプレッシャーを掛けて相手の出しどころを抑える“能動的な守備”で守り切るべきだった。5バックが悪い戦術とは一概に言えないが、少なくともズルズルと下がるのではなくて、勇気をもって前線との距離感を保ちながらプレスを掛けていく、対応していくことが必要だと思う。

 そして、試合後にゴール裏は“カップを奪い取れ”のチャントで選手を励ましたが、何年も同じ相手に屈辱的な負け方をしていながらブーイングで返さないのは、少々違和感を覚えた。もちろん、いつまでもネガティヴな気持ちを引きずっても仕方ないが、リーグはリーグ、カップ戦はカップ戦。監督交代後は勝ち星が先行しよく戦えている、浦和とは単に実力の違いという向きもあるだろう。だが、日本代表が2名、オーストラリア代表が1名、過去に五輪で10番を背負ったのが4名もいるチームが言えるいいわけではない。タレントは揃っている。足りないのは積極的な采配、強靭な精神力、前へ押し込んでいく勇気ということも分かっている。ならば、なぜそれを実践しようとしないのか。
 リーグとカップ戦は違う。しかしながら、同じ相手に1年で三度負ける訳にはいかない。次のホームでのルヴァンカップではカップ戦だからという甘えを捨て、その試合はボロボロになっても構わないから勝利してもらいたい。他力ながらリーグ残留も決めたと同時に、上位3位までに入る可能性もなくなった。今季はもう失うものは何もない。戦う姿勢をどれだけ維持出来るか。今の東京に一番必要なものを今季のうちに残さなければならない。
 
◇◇◇
 
【J1リーグ戦 第12節】
2016年09月17日/味の素スタジアム/19:04キックオフ
観衆:33,493人
天候:曇、弱風
気温:25.9度/湿度:81%
主審:高山啓義/副審:前之園晴廣、林可人/4審:藤田和也

 FC東京 1(0-0、1-3)3 浦 和

得点:
(東):森重真人(48分、PK)
(浦):李忠成(77分)、オウンゴール(85分)、興梠慎三(87分)

≪スターティングラインアップ≫
47 GK 秋元陽太
06 DF 室屋成
03 DF 森重真人
29 DF 吉本一謙
02 DF 徳永悠平
10 MF 梶山陽平 → ユ・インス(80分)
37 MF 橋本拳人
17 MF 河野広貴 → 丸山祐市(58分)
38 MF 東慶悟
39 MF 中島翔哉 → 高橋秀人(67分)
20 FW 前田遼一

≪サブスティテューション≫
31 GK 圍謙太郎
05 DF 丸山祐市
04 MF 高橋秀人
22 MF 羽生直剛
32 MF ユ・インス
09 FW 平山相太
16 FW ネイサン・バーンズ
 
≪マネージャー≫
篠田善之

◇◇◇

【J1リーグ】

≪2ndステージ≫
第01節 2016/07/02(土)19:00✕FC東京 2-3 鳥 栖(A・ベアスタ)
第02節 2016/07/09(土)19:00〇FC東京 1-0 甲 府(H・味スタ)
第03節 2016/07/13(水)19:00✕FC東京 1-2 福 岡(A・レベスタ)
第04節 2016/07/17(日)19:00✕FC東京 0-1  柏 (H・味スタ)
第05節 2016/07/23(土)18:30✕FC東京 0-1 川 崎(A・等々力)
第06節 2016/07/30(土)19:00〇FC東京 1-0 新 潟(A・デンカS)
第07節 2016/08/06(土)19:00〇FC東京 3-2 磐 田(H・味スタ)
第08節 2016/08/13(土)19:00✕FC東京 1-4 神 戸(A・ノエスタ)
第09節 2016/08/20(土)19:00〇FC東京 1-0 横浜FM(H・味スタ)
第10節 2016/08/27(土)18:00△FC東京 1-1 名古屋(A・豊田ス)
第11節 2016/09/10(土)19:00〇FC東京 3-0 湘 南(H・味スタ)
第12節 2016/09/17(土)19:00✕FC東京 1-3 浦 和(H・味スタ)

第13節 2016/09/25(日)16:00 FC東京×G大阪(A・吹田S)
第14節 2016/10/01(土)19:00 FC東京×広 島(A・Eスタ)
第15節 2016/10/22(土)14:00 FC東京×鹿 島(H・味スタ)
第16節 2016/10/29(土)14:00 FC東京×仙 台(H・味スタ)
第17節 2016/11/03(木)13:30 FC東京×大 宮(A・NACK)

◇◇◇

≪1stステージ≫
第01節 2016/02/27(土)19:00✕FC東京 0-1 大 宮(H・味スタ)
第02節 2016/03/06(日)15:30〇FC東京 2-1 仙 台(A・ユアスタ)
第03節 2016/03/11(金)19:00〇FC東京 1-0 神 戸(H・味スタ)
第04節 2016/03/19(土)15:00✕FC東京 0-2 鹿 島(A・カシマ)
第05節 2016/04/02(土)16:00〇FC東京 3-2 名古屋(H・味スタ)
第06節 2016/04/10(日)19:00✕FC東京 0-1  柏 (A・ 柏 )
第07節 2016/04/16(土)15:00✕FC東京 2-4 川 崎(H・味スタ)
第08節 2016/04/24(日)14:00△FC東京 1-1 甲 府(A・中銀スタ)
第09節 2106/04/29(金)17:00✕FC東京 0-1 福 岡(H・味スタ)
第11節 2016/05/08(日)16:00〇FC東京 1-0 湘 南(A・BMWス)
第12節 2016/05/13(金)19:00△FC東京 0-0 鳥 栖(H・味スタ)
第14節 2016/05/29(日)17:00〇FC東京 1-0 G大阪(H・味スタ)
第15節 2016/06/11(土)15:00△FC東京 0-0 磐 田(A・エコパ)
第10節 2016/06/15(水)19:00△FC東京 1-1 広 島(H・味スタ)
第16節 2016/06/18(土)19:00△FC東京 1-1 新 潟(H・味スタ)
第13節 2106/06/22(水)19:30✕FC東京 2-3 浦 和(A・埼 玉)
第17節 2016/06/25(土)19:00〇FC東京 1-0 横浜FM(A・日産ス)

≪1stステージ 順位表≫
01 鹿 島 39/17/12/3/02/29/10/+19
02 川 崎 38/17/11/5/01/33/15/+18
03 浦 和 33/17/10/3/04/26/16/+10
04 広 島 29/17/08/5/04/32/18/+14
05 大 宮 26/17/07/5/05/17/18/-01
06 G大阪 24/17/07/3/07/22/20/+02
07  柏  24/17/06/6/05/20/21/-01
08 磐 田 23/17/06/5/06/21/23/-02
09 FC東京 23/17/06/5/06/16/18/-02
10 仙 台 23/17/07/2/08/20/25/-05
11 横浜FM 22/17/06/4/07/21/19/+02
12 神 戸 20/17/05/5/07/23/25/-02
13 新 潟 18/17/04/6/07/19/25/-06
14 名古屋 17/17/04/5/08/24/29/-05
15 鳥 栖 17/17/04/5/08/10/15/-05
16 湘 南 16/17/04/4/09/18/27/-09
17 甲 府 15/17/03/6/08/18/31/-13
18 福 岡 11/17/02/5/10/11/25/-14
※(勝点/試合数/勝/分/負/得点/失点/得失点差)

◇◇◇





























































◇◇◇





◇◇◇

 ところで、一部の浦和サポーターが京王やJRの改札に次のようなシールを貼って帰って行ったという。





 大多数の浦和サポーターは普通に勝利に喜々としながら家路についたと思われるが、無観客試合となる制裁を食らっても、ほんの一部の人たちは“喉元過ぎれば熱さを忘れる”なのか。スタジアムでの悪態ならまだしも、公共の場所でするのとは意味が違う。もしもこれが事実なら、少なくとも大人でなく若さゆえの悪ノリであってほしいが。

 FC東京サポーターはくれぐれも同じ低いレヴェルで悪ノリせず、やるなら“敵地グルメを食い尽くす”という正当なやり方で反攻してもらいたいところ。もちろん、試合で勝てばなお良し。









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