10月の餃子と宇都宮餃子

前回は浜松餃子にロックオンされてしまいましたので、宇都宮餃子を思い出すために早速食べに行きました。

やはり宇都宮は肉々しさが強いものが多いですね。肉と白菜。なのでお酢がよく合います。そんな中唯一野菜で勝負しているのが『正嗣』。肉汁ブシャーで誤魔化さない、素材の旨味を活かした絶妙なバランスは、これこそ真の餃子好きが追い求めていたもの、胃袋が何個でも欲しがる逸品、絶品です。



メニューも焼餃子か水餃子しかなく、餃子だけで勝負しています。それでもいつも行列。そして30分に1回くらいお店の人が出てきて、DJポリス的な話し方で並んでいる人たちにライスやビールなどの用意がないことの注意アナウンス、そして持ち帰りなら早く提供できると勧め、何人かは持ち帰りに変更し、ほとんどは動かない、お店の人が深く一礼して戻る、そんな光景も正嗣名物です。


さて両方の餃子を食べたわけですが、結局どちらが美味いかというと…

どちらも美味い！！

まぁ好みなので絶対的な1番はないのですが、肉餃子が好きな人は宇都宮でしょう。ただ、宇都宮餃子の中でも正嗣を愛する人は、一度浜松の餃子を食べてみると、もしかしたら衝撃を受けるかもしれません。

最近は浜松餃子（というよりむつ菊）の再現に奮闘しております。今回はキャベツのアク抜きと水抜きをいつもよりしっかり行い、そして羽つきにしてみました。



こ、これは！箸の入り方、隣の餃子と離したときに糸を引く感じ、これはむつ菊に近づいたぞ！

調べたところ、片栗粉でなく水溶き小麦粉がいいそうで試してみたのですが、これは近いですね。ただ、あのカリッカリと、餡の甘みは再現できませんでした。後に浜松餃子のあの甘みは玉ねぎとの話を聞いたので、次回はそれで試してみます。お楽しみに！

（い）

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