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土曜の午後

2016-10-13 09:17:24 | 日記
 頑張った女の子がピンク色の光の粒になって消えていく映画を見た後で、アラブ系の青年につられたように八百屋に寄った。先週は店の前で1万円札しか持っていないことを思い出して何となく気が引け、近寄らずに通り過ぎたのだ。

 梨を買いたかった。今週は小銭入れが重いことを確認している。ブルーのシャツのアラブ系青年の後ろにオレンジと茶のスカーフをかぶった年配のアラブ系女性がくっついている。母親だろうか。その青年も梨を買った。1山500円。大きな梨だ。

「すいません。それ、そう、その梨、下さい」私も店の女性に声をかけて小銭入れから100円玉を5枚探り出し手渡す。
「はい、お兄さん、重いよ」盛られていたザルからビニールの手提げに入れてくれた梨は受け取ると本当に重かった。1山3個。幸水。

 家に帰って重い梨を秤で計ってみた。1個約700g。3個で2Kgをかるく超える。たっぷり幸せの水。秋はぶどうも柿も食べられるが、まず梨。今年はスイカが高くてあまり食べられなかった。梨でその分の穴埋め。

 夜Aikoが自分の曲の説明をしている場面にテレビをつけた。破水してこれから子供を産むと連絡をくれた大阪の友達に向けて、そしてその友達から産まれてくる新しい命に向けて、東京にいる自分に今できることは曲を作ることぐらいだからと思って作った曲だと、そんなことを説明してから『瞳』という歌をうたった。涙が出た。美しい曲だった。

 もう寝ようと思っていたのに何だか気分が変わった。やかんにお湯を沸かしてコーヒーを入れた。わが家はひいた豆を買ってきて濾紙でこすやり方でコーヒーを入れる。くるりくるりとコーヒーの上で輪を描きながらお湯を差す。香りがいい。

 香りで武蔵野市役所のことを思い出した。NTTの武蔵野研究所に行くのに三鷹駅からバスに乗って武蔵野市役所前で降りる。バス停付近からずっと金木犀の香りが強い。見れば市役所の周囲の生け垣はずっと金木犀だ。金木犀に囲まれた市役所。武蔵野市役所。金木犀の香りが好きで好きでたまらなかった職員の仕事だったのだろうか。しかし、一生懸命に市役所を取り囲んだ方には申し訳ないが、どこかからほのかに流れてくる香りの方が、なぜか胸の奥のほうの何かを刺激していい。そんなことを思い出した。

 アンコールに応えて楽屋から飛び出して来たAikoは山吹色のTシャツに着替えていた。金木犀の花も同じような色をしている。『カブトムシ』を最後に熱唱した。生涯忘れることは無いでしょうと歌う声を聴きながら、女性は確かに忘れないぞと決めたことを忘れずにいる能力に長けているのではないかと考えていた。その日見た映画の主人公の女の子は、心は持っていたが人間ではなかった。それでも女の子であれば例え光の粒になってしまっても忘れないと決めたことは忘れないでいるような気がした。(三)


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