ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: 閉会中審査

2017-07-10 22:07:02 | 日記
2017年7月10日(Mon.) 加計問題の質疑を中心とした閉会中審査が、本日、国会で開かれました。 生中継されたものの大半を見ていましたが、疑惑は解明されるどころか、さらに深まる方向にあると感じました。



順不同ですが、気になった点を綴っておきたいと思います。

最初は、2016年の10月の日付がある文書の件に関し、文科省の常盤(ときわ)局長曰く、当該文書の中身については記憶がないかのような答弁をしていましたが、一つには、記憶が曖昧になるが故にこうした文書・メモを残しているのであって、その文書を見れば、逆にその経緯等が蘇るものでしょう。にも拘らず、記憶にないと答弁することは事実を隠蔽しているとしか見えません。 さらに、こうした本省の局長や課長クラスは、とんでもなく優秀な人材が配置されていることなので、仮に文書がなかったと仮定しても、かなり記憶しているのが普通と思料できます。 従って、これらのことから導かれるのは、故意に、忘れたことを装っている、つまり、好ましくない事実が含まれているので、それを認めたくないと言うことを証明しているに等しいと感じました。

次に、大臣の山本氏の答弁では、聞かれたこと以外に、文書に書かれた内容を早口で、かつ、聞き取れない調子で読み続け、結局、何を語ったのかは現場においても聞き取れなかったのではないと思われました。 首相が、丁寧に説明して行きます・・・と語っているにも拘らず、こうした一方的な答弁をしているところにも、不誠実さを感じざるを得ませんでした。 これで国民の理解が得られるとでも思っているのでしょうか。 審査会は開いたという単なるアリバイ作りをしただけではないかとの非難を受けたとしても、弁解する余地は全くないでしょう。

そして、疑惑の中枢に迫ったと思われたのは、和泉首相補佐官の存在に関する件です。萩生田副官房長官の怪しさも解消されたとは思いませんが、前川氏に直接的に首相の意向を伝えた人物として明言(前川氏から)されました。 しかし、何故か、本日は参考人として登壇していないのですが、証人喚問は必須のキーマンでしょう。 この人物が全体を取りまとめていたと思われます。 尚、この和泉補佐官が前川氏に首相の意向を伝えたのは2016年9月としており、かなり早い段階から加計に決められていたことがわかります。 つまり、「加計ありき」 と言われる、歴然とした理由がここにあるのです。

また、午後の部での質疑では、参考人として元愛媛県知事の加戸氏が答弁していましたが、今治市に獣医学部を長年にわたって誘致する活動をしてきたことはわかりましたが、これはあくまで誘致する側の弁であって、国全体の動静を配慮してものごとを判断しなければなかった前川前事務次官とは立場が異なるものとして聞いていました。 (前川氏は、大半が理路整然とした答弁だった印象です。)

そして、加戸氏の最終答弁の中で、今回の誘致が認められたことは二人の友人・知人の存在が大きいと述べました。 その瞬間、「語るに落ちた」 と思いました。 具体名は出ませんでしたが、加計疑惑の発端となったかも知れない人物の存在をほのめかしてしまったと思います。 当然、この二人も証人喚問の対象と考えるのが妥当と思います。



岩盤突破とかの建前の目的には一定の理解を持つことができます。また、積極的に手を上げているところにやらせてみる考えも納得できますが、あまりにも 「手続き」 を省略・無視したプロセスを踏んだところに、特別の配慮が働いたと見えてしまうのです。 これは、そんなことはありませんと何度繰り返したとしても、事実が物語っているのです。



最後に、今回の審査会もそうですが、時間が限られ過ぎていて、本当の審査にはなっていません。 中途半端過ぎるのです。 極端な話、時間無制限でやるべき内容でしょう。 こうした運営方法についても、見直してもらう必要があります。 それであってこそ、国民のために働いていることになるのではありませんか。 時間が来たら、ハイお終い・・・では、国民の期待に全く応えていないことになります。

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