ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

デンマーク: デンマークの若者が告発されました

2017-10-22 17:03:51 | 日記
2017年10月22日(Sun.) 長雨に加えて台風21号の接近で、本当に行動が制限されてしまっています。 畑での作業もここ1週間ほどは中断したままです。 しかし、天候に関しては嘆いていても仕方がありません。 そして、今夜は衆院選の開票速報がありますが、そちらの方も気になります。

さて、デンマークの若者が、どうしたことでしょうか。 ( ニュースソース: THE LOCAL.dk 10月19日発 )

<原文の一部>
Danish teenagers accused of killing swan in Italy
イタリアで、デンマークのティーンが白鳥を殺したことで告発されました。


Photo: Iris/Scanpix

Three young Danes risk prison sentences or fines for animal cruelty after being accused of killing a swan in Italy.
イタリアで、白鳥を殺したことによって告発されているデンマークの3人の若者は、動物虐待の罪で懲役か罰金を問われることになっています。

The three boys, aged 16, 17 and 17, killed a swan by hitting it with rocks during a school trip to Lake Garda, reports broadcaster TV2.

“It was very violent and happened in front of a lot of people. So we want to make an example,” Francesco Milardo, a Carabinieri major in the town of Peschiera del Garda, said to TV2.

Although the teenagers are now back in Denmark, it is expected that they will be contacted by Italian authorities.

A youth court in Venice has reportedly been informed of the incident.

(抜粋)16歳一人、17歳二人の3人の少年は、学校での旅行中にガルダ湖(イタリア)で、石を投げて白鳥を殺してしまいました。 これはとても暴力的なことであり、また、多くの人々の前で起こってしまったと関係者の一人が話しています。 この3人は既にデンマークに帰国していますが、イタリア当局から接触がある見込みです。 伝えるところによると、ベニスの青年裁判所にこの事件は知らされています。

According to TV2’s report, the three boys were walking along the shore of the lake when they were confronted by the swan, which hissed and puffed its chest.

Witnesses said that the boys reacted by throwing stones at the animal, continuing to do so after it fled into nearby reeds, until eventually killing it.

A number of the witnesses subsequently informed police, who performed an autopsy on the animal at Verona’s animal hospital, writes Italian newspaper La Stampa.

(抜粋)TV2によると、少年たちが湖の岸辺を歩いていた時、白鳥と対峙(対面)することになりました。 この白鳥は威嚇の声を出しながら、胸を膨らませていました(注: 少年たちを威嚇していた動作か)。 目撃者によると、これに対して石を投げつけました。 そして白鳥が葦の茂みに逃げてからも投げ続けたのです、最終的に死んでしまうまで。 その後、多くの目撃者が警察に通報し、警察はその動物の検死を動物病院で行いました。

Milardo told TV2 that he did not wish to confirm which school the boys attend, citing restrictions on identifying minors in Italian law.

The boys’ teacher was very helpful, according to the officer.

“The teacher helped to identify those responsible. He was very civilised and helpful,” Milardo said.

Although La Stampa writes that the punishment for animal cruelty can be up to four months to two years in prison in cases where the animal dies, Milardo told TV2 that the Danish youths are unlikely to receive such serious punishment.

“It is correct that the sentencing framework is as described. Italian law is very strict when it comes to animal cruelty. But I imagine a case like this will end with a fine,” he said.

(抜粋)関係者(注: TVの取材に応じている)は、少年たちが通う学校を確認するつもりはありませんでしたし、イタリアの法律に基づき、未成年者に対する制限に基づいているとも語っています。 また、関係当局によると、少年たちの先生は非常に協力的であったそうです。 
一方、動物虐待の罰は、動物が死に至った場合、4ヶ月から2年の懲役刑になる可能性がありますが、このデンマークの若者のケースは、そのような深刻な刑罰にはならないだろうとも語られています。
量刑の枠組みは述べられている通りで正しい。 イタリアの法律は、動物の虐待に関してはとても厳格なのです。 しかし、今回のケースでは、最終的には罰金刑になると想定されますとも語っています。

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結果的に白鳥を死に至らしめてしまったことは残念なことです。 ことの発端が定かではありませんが、白鳥の生息域(縄張り?)に入り込んだために威嚇されたのかも知れません。 少年たちに心のゆとりや動物への保護精神が十分あれば、その場から遠ざかれば済んだことだったかも知れません(私なら、そうします)。



デンマーク人の弱者に対する手を差し伸べる精神は気高いものがあることを、私も実感として持っていますし、彼らが16・17歳ならば、尚更、その精神は備わっていたのではないかと想像しています。 しかし、チョットしたこと(例: 3人いたこと)が、やりすぎ行為に走らせてしまったのかも知れません。

死んだ白鳥には申し訳ありませんが、3人の少年には、これを教訓にして、動物愛護や生物多様性に関する感性を研いでいただきたいものです。

*(蛇足)
我が家には今、5匹のクロアゲハのサナギがダンボール箱に保護されています。 羽化するかもしれないと様子を観ていましたが、どうも越冬する気配です。 なので、台風21号の接近で、今朝、早々に室内に退避・保護しています。

ちなみに、今夏に羽化したクロアゲハは2匹で、サナギになって11・12日目には羽化していきました。 クロアゲハは、私が飼っているわけではなく、ベランダのレモンの木に卵を生みつけられたもので、結果的に、お世話している・・・と言うことです、ハイ。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

  

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