「サッカー文化フォーラム&アーカイブス」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

欧州5大監督時代が8大監督時代に入るか注目です。

2017年05月03日 14時33分13秒 | 世界のサッカー
16-17欧州チャンピオンズリーグも、いよいよ準決勝に突入、まずレアル・マドリーVSアトレチコ・マドリーのマドリッドダービーは、C・ロナウドのハットトリックでレアルが圧勝、決勝に大きく近づきました。

レアル・マドリーを率いるのは、44歳のジダン監督です。

今回は、欧州の名門クラブを率いる名だたる監督たちの中で、私が5大監督と評価する監督を取り上げ、それに3人が加わり8大監督時代になるかどうか注目です、という話しをしたいと思います。

私が5大監督と評価している監督の、ここ5シーズンの在籍チームを追ってみました。
名前のあとの(数字)は年齢、チーム名のあとの(数字)は在籍シーズン数です。

グアルディオラ(44)   バルセロナ→バイエルン(3)→マンC
モウリーニョ(54)    レアル・マドリー→チェルシー(3)→マンU
アンチェロッティ(57)  PSG→レアル・マドリー(2)→バイエルン(2)
アントニオ・コンテ(47) ユベントス(2)→伊代表監督(2)→チェルシー
ディエゴ・シメオネ(47) アトレチコ・マドリー(5)

これらの監督、いずれも華麗な監督歴を誇っています。もっともキャリア的に凄いのがアンチェロッティ監督でしょうか。彼は、ACミランとチェルシー、そしてレアル・マドリーとバイエルン、4大主要リーグすべてのチームで優勝を果たし、欧州CLも3度制覇している監督です。

モウリーニョ監督も、4大主要リーグのうちブンデスリーガを除く3リーグで優勝を果たし欧州CLも2度制覇しています。

40歳台の他の3人も、いずれ彼らのキャリアに近い実績を積み上げることでしょう。

もう一つ、上の表で特徴的なのは、レアル・マドリーやバイエルン、チェルシーなどが5大監督を順送りで使い回ししているかのようであること、そして、唯一5シーズン指揮を執り続けて、結果を出し続けているディエゴ・シメオネ監督の存在です。

この表に、3人加えたい監督がいます。冒頭書いたジダン監督と、これも準決勝に駒を進めているユベントス・アッレグリ監督、そしてユベントスにベスト4を阻まれたバルセロナのルイス・エンリケ監督です。
3人の過去5シーズンは次のとおりです。

ジネディーヌ・ジダン(44) レアル・マドリー(1.5)
アッレグリ(49)      ACミラン(2)→ユベントス(3)
ルイス・エンリケ(46)   セルタ→バルセロナ(3)

となります。この3人を、さきほど書いた5人の表に加えると、レアル・マドリーやバイエルン、チェルシーに加えて、ユベントス、バロセロナも順送りで使い回ししているかのようになります。

これでわかるのは、常勝軍団と言われる欧州名門クラブは、常勝であり続けるために、仮に監督を交代させる事態になっても、必ず勝てる監督を呼んでくるということです。
したがって、限られた優秀な監督が、欧州名門クラブを順送りのように回っている図式が出来上がるのだと思います。

もちろん、ここにあがっている名門クラブの指揮を初めて任されて、結果を出せずに去っていった監督も数多くいます。名門クラブで指揮を執るというのは大変な名誉であると同時に、常に結果を求められる過酷な立場ですから、他の名門クラブに移っても結果を出し続けられる監督というのは、凄いの一言に尽きます。

この先、私の関心は、唯一1チームだけで5シーズン指揮を執り続けているディエゴ・シメオネ監督。果たして、いつまで続けることになるのか、そして、ジダン監督がレアル・マドリーで成功を収めたあと、さらにはアッレグリ監督がユベントスで成功を収めたあと、どのようなキャリアを重ねていくのかにあります。

シメオネ監督の場合、27年間マンチェスター・Uの指揮を執り続けたアレックス・ファーガソン監督や、20年間経過した現在も指揮を執り続けているアーセナルのアーセン・ベンゲル監督のような単一チーム主義を貫くのか、それとも、あれほどバルセロナの申し子のように評されたペップ・グアルディオラ監督のように、あっさりとチームを去るのか、大いに注目です。

そしてジダン監督、トップチームの監督経験がいきなり超名門クラブということで、その手腕に懐疑的な声が多かった中、いまや欧州チャンピオンズリーグ史上初の連覇が見えるところまでチームを持ってきた実績は誰にも文句を言わせないものがあります。

果たして若くして名監督、しかも名選手にして名監督という栄光の称号を手にすることができるのか、こちらも、いやが上にも関心が高まります。

そして最後にアッレグリ監督、今シーズンはレアルの上を行くのではないか、つまり欧州制覇を果たすのはユベントスではないかとささやかれるほど完成度の高いチームを作ってきました。もし、レアルの連覇を阻もうものならアッレグリ監督の名声は一気に高まるに違いありません。

最初にあげた5大監督に加えて紹介した3人、うち2人は欧州チャンピオンズリーグ・ベスト4に名を連ねているチームの監督です。
ベスト4の残り1チームはフランスのASモナコ、その監督は、なんと若干42歳のレオナルド・ジャルディムという人です。この先、またたく間に、上記の8人衆に加わる9人目になることでしょう。

私のライブラリーには、モウリーニョ、グアルディオラ、シメオネといった監督の「監督力」を知ることができる書物があります。このあと、監督としてのジダンやアッレグリといった人たちの「監督力」にもふれてみたいと思います。

次回は、Jリーグで際立った「監督力」を発揮しているセレッソ大阪のユン・ジョンファン監督と、オランダリーグ・VVVフェンロでアシスタント・コーチを務めている藤田俊哉氏のことを取り上げたいと思います。

では、また。
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