キマグレ競馬・備忘録

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JRA降級制度廃止について

2017年07月30日 | Horse Racing

今週は、JRAのルール変更に関するニュースがありました。
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19年夏競馬から降級制度を廃止 より実力拮抗へ by 日刊スポーツ
JRAは28日、平地競走における競走条件制度(クラス分け)の改善についての発表を行った。
2年後の2019年夏季競馬から降級制度が廃止になる。
 現在は「4歳春季競馬までに獲得した収得賞金を夏季競馬開始時点で2分の1とする」(=降級)
という規定があるが、これを廃止する。JRAが示した理由は、大きく3点。
<1>降級馬が圧倒的な好成績を残し、クラス内の実力が不均衡、
<2>高条件馬の減少で高条件競走を多く編成できず、少頭数の競走が散見される、
<3>ルールが複雑でファンにとって分かりづらい。廃止により、実力の拮抗(きっこう)した
競走の提供が可能となり、夏季および第3場開催のメインを1000万条件ではなく、
オープンや1600万条件で実施できると説明した。
 降級制度の廃止が馬の仕入れ(セール)などにも影響を及ぼす可能性があることや、
すでに3歳馬は2勝以上を挙げている馬が多数存在することなどから、現2歳馬が4歳になる
2年後の夏季競馬から適用が開始される。
ファンにとっては夏の馬券作戦に大きく影響することになりそうだ。
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競馬を始めた時に一番判りにくかったのが「降級制度」です。
5月に贔屓の馬が500万条件勝ち上がって1000万条件に上がったと思っていたら、
7月のレースでまた500万条件に出てきて、「あれれ、何でだろう?」と思った事があります。
当時は降級制度に関する知識が無くて、何となく不可解なルールに思えたのですが、
これは競馬ファンのためのルールではなく、競争馬を確保するための主催者(JRA)側の都合に
よるものだったようです。
そのお陰で、夏競馬では競馬ファンは「降級馬を狙えば、馬券が当たる可能性が高い」
という恩恵があったのですが、19年にこの制度が廃止されると、そういうメリットが無くなりそうです。
今後、競馬ファンを拡大するのであれば、素人には判りにくい「降級制度」は無いほうが
良いと思いますし、ベテランにとっても「降級馬の扱い」という悩みの種が1つ無くなるので、
この決定は歓迎だと思います。

 

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