シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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正常な考え方が欠落?

2017年03月29日 | 事件事故の多い世
え“〜っ!? 標識は “Wrong Way 間違い線路” だよ。
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24日 名古屋地裁で、殺人や殺人未遂など7つの罪に問われた元少女の裁判員裁判の判決がありました。 報道を読むと 色々考えさせられます。
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『元少女に無期懲役判決 殺人・タリウム事件 責任能力認定』(3月25日 朝日新聞) __ 高校2年生のとき 「中毒症状を見てみたい」と中学同級生女性に硫酸タリウム 0.8g、高校同級生男性に 1.2g を飲ませて殺害しようとした。 また 名古屋大1年生だったとき 「人が死ぬ様子を見たい」と考え、自宅で77歳の女性を殺害するなどした。

『名古屋大生殺人事件 高校在学中も同級生2人にタリウム 「飲ませて観察したかった …」 父は警察に相談していたが …』(15年6月11日 産経新聞) __ 民家に放火したとして殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで再逮捕された。 女子学生は、調べに対し「焼死体が見たかった。 葬式で見れると思った」などと話している。

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これを読むと この元少女の他人に対する考え方が、正常ではないことが分かります。 他人への “思いやり” が欠落しています。 普通の人だったら 他人が苦しむ、いやがることをしようとせず、他人が喜ぶことをしようとします。

そうでなければ 人間は通常の社会生活がおくれません。 ロビンソン・クルーソーのように 絶海の孤島で1人で生きているのだったら、他人への感情がどうであっても問題とはなりません (そもそも 自分以外の人はいないのですから)。

しかし 現代人はロビンソン・クルーソーではないのですから、他人と全く関わらずに生きていくことはできません。 すると 他人との関わり方には、地域地域によって 様々なルールが発生し、それが地域の風習として根付き、長い歴史を重ねるうちに 多くの現代地域社会が出来上がったと思います。

ルールといっても、世界中どこでも通用する万能ルールというものはなく、少しずつ異なるのが普通です。 ただ 他人を苦しめる、傷つける、殺害するなどは、どの地域でも禁止ルールで、それらは犯罪者が裁判の結果 本人が法の執行によって受ける場合がありますが、各地で 死刑執行は徐々に行われなくなってきています。
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さて やっと本件についてですが、例えば 幼児Aが他の幼児Bをつねって、Bが泣き出したとしたら、AはBがいやがってるんだなと認識し、また 近くにいる大人がそういうことをしてはダメだよと諭し、以後 Aは他の幼児をつねったりぶったりすることをしなくなるでしょう。

それが 人間の発達過程において、通常 誰でも経験することです。 そんなことはしなかったよ、という人がいるとしたら、それは本人が忘れていることが多いものです。 飼い犬などは そうした 幼児にいじめられた?ことなどをよく覚えていて、そのような経験のある犬は幼児に近づこうとしないものです。

裁判の元少女の発達過程は、もちろん分かりません。 報道されてないのですから。 ただ 幼児期において、他人がいやがることをして 大人から叱られた経験が少なかったのかも知れません。

すると どのように発達するかと更に想像すると、なぜ他人がいやがるのか、苦しむのかよく理解できない人間に成長していくかも知れません。 それでも 殺害するまでには至らないと思います。「人が死ぬ様子を見たい」と考えるまでには、どのような発達過程があったのか 私には想像もできません。
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ただ「中毒症状を見てみたい」「人が死ぬ様子を見たい」という考えが、「中毒症状を見たくない」から「他人を中毒にしたくない」「他人を傷つけたくない」「他人がいやがる事をしたくない」、「人が死ぬ様子を見たくない」から「人を死なせたくない」「人を救いたい」「人を喜ばせたい」に変わることが期待できるまでは、この元少女を社会に戻すことは、社会にとって危険なことだと思います。

想像するに この元少女は、自分の考えが社会にとって危険なことだと理解していないのかも知れません。 これは、社会にも 元少女にも大変不幸なことだと思います。

脳の接続回路の一部が間違って繋がっているのなら、それを直すことで 正常な回路にすることができますが、人間の精神世界は奥深く 発達過程でどう協調性が養われるか、未だに解明できていません。 それが解明できたら、この元少女も社会に適応できるようになるのですが__

以上

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