シャンテ サラ

独断と偏見で世相・経済からマンガまで 楽しい内容を目指します。 音楽とオーディオ関係の「シャンテサラ2」も統合しました。

「カルメン」に私の歌がない

2012年12月21日 | ドイツ以外の音楽
2006年7月24日投稿分__

この4幕もののフランス・オペラの最高傑作は、大概の人は4つの前奏曲をどこかで聴いて知っているのでは__特に第一幕の前奏曲は超有名ですね。 フランス人は、「この一作でワーグナーの十のオペラに匹敵する傑作」と自慢するそうです。

手持ちは、映像 LD が ミゲネス・ジョンソン (題名役) ドミンゴ (伍長ドン・ホセ) ライモンディ (闘牛士エスカミーリオ) フランチェスコ・ロージ監督 マゼール指揮フランス国立管 (70年代?)、CD が プライス (題名役) コレッリ (ホセ) メリル (闘牛士) フレーニ (農家の娘ミカエラ) カラヤン/ウィーン・フィル (63年 BMG)、カラス (題名役) ゲッダ (ホセ) 他 プレートル指揮パリ・オペラ座管 (64年 EMI)、LP が ルートヴィヒ (題名役) ショック (ホセ) プライ (闘牛士) シュタイン指揮ベルリン響 (61年独語版 EMI)、前奏曲集の CD がクリュイタンス指揮パリ音学院管 (64年 EMI)。
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舞台はスペインのセヴィリャ、第一幕「恋は野の鳥 L’amour est un oiseau rebelle (ハバネラ)」「セヴィリアの砦のほとり Pres des remparts de Seville (セギディーリャ)」をジプシー女のカルメンが、第二幕「闘牛士の歌 Toreador 」をエスカミーリオが、「花の歌 La fleur que tu m’avais jetee 」をホセが、第三幕「何も怖がるものはない Je dis que rien ne mepouvante 」をミカエラが、歌います。 因に このミカエラのアリアは最初なくて、初演時の歌手がビゼーに「私の歌がない」といって書いてもらったのだそうです。

ハバネラは、特徴的なリズムを備えたキューバの民俗舞曲およびその様式。 船乗りによってスペインに輸入され、19世紀末までに人気舞曲となり「スペイン舞曲」として根付いてしまった (Wikipedia)。 セギディーリャはスペイン南部アンダルシア地方の民族舞曲です。
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あの堂々としたドミンゴ演ずるホセがヨロヨロとカルメンの色香に迷う場面は、不似合いです。 これは、頼りない表情を浮かべるテノールが似合いそうです。 カレーラス演ずるホセは見ていませんが、ぴったりでしょう__レヴァイン指揮メト歌劇場の DVD が発売されていますね。

カラヤン盤は60年代 RCA から、豪華な解説書の付くソリア・シリーズの一つとして発売されました。 録音は DECCA のカルショーのチームが担当し、他のソリア・シリーズは暫くして DECCA から再発されましたが、これは BMG 盤 (RCA) のままです__売れ行きがいいのでしょう。 カラヤンは69年に、バンブリー (題名役) ヴィッカース (ホセ) と映像盤を製作しましたが、成功しているとは … カラヤンが群衆のチョイ役で出演しているのもどうかと。

プレートル盤はカラスを聞くためのものですが、これもいいですね。 因に カラスは舞台で「カルメン」を歌いませんでした。 

ビゼーは、1875年初演の三ヶ月後に37歳で亡くなったため、傑作「カルメン」を書くために生まれたともいわれます。 それほど “カルメン=ビゼー” のイメージが浸透していますね。

以上
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闘牛士の歌 セヴィリア アンダルシア地方 レヴァイン 1875年 ヴィッカース 恋は野の鳥 クリュイタンス フランチェスコ・ロージ ライモンディ
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