昨日の武蔵野音大サックス科卒業生によるコンサートにご来場いただきましたみなさまに心からお礼申しあげます。
演奏した「バイヴァランスV」は、日本を代表する作曲家、池辺晋一郎によるデュオのための連作「Bivalence(バイヴァランス)」シリーズの5作目で、もともとはオーボエ2本のために書かれた作品です(2007年12月14日初演/出版 全音楽譜)。オーボエとサクソフォーンは、2オクターブ半というほぼ同じ音域の幅を持っており、そこにこの作品の演奏の可能性を見いだしました。ですから、何も引かず、何も足さず。楽譜通りに演奏しました。
この作品のタイトルの "Bi" は「2、双、複」の意味。それに続く "valence" は、化学の分野では「原子価」「化学的結合」、生物の分野では「数価」、免疫学では「結合価(抗原が抗体と結合できる数)」、心理学の分野では「誘意性、誘発性(人を引きつけたり、回避させたりする性質)」などがあり、ほかに「結びつける力、相互に作用する力」の意味があります。2つの楽器が織りなす音風景は正しくこれらの意味を表現しているのでしょう。
正直、この作品のアナリーゼを試みましたが、数値を基準した音の長さや、音の配列が見られることを発見したものの、そのほかはわかりませんでした。ですから、あとは感じるままに演奏しました。
演奏のあとの、サックス奏者からの評価が嬉しく思いました。その中の一人が「サックスのために書かれた作品のようだ」と言ってくれましたが、本当にこの作品がサックスのレパートリーに入ってくれることを願っています。
□■□ 第3回武蔵野音楽大学サクソフォーン科卒業生有志によるコンサート □■□
日時:2012年2月11日(土)開演15:00(開場14:30)
場所:武蔵野音楽大学 モーツァルトホール(西武池袋線「江古田」から徒歩5分)アクセス
入場料:¥1000(高校生以下¥800)=全席自由=
出演者:江川善裕、町田雅代、宮澤勝美、久慈明広、鶴飼奈民、小布施由香、浅利 真、佐伯麻子、本間将大、山崎実企、豊田晃生、草山ゆかり、中村沙織、菱山浩一、野原 孝、中村正明、藤田鎮大、香高みゆき、小林浩子、藤田 優、椎橋知哉、小澤龍太郎
昨年から参加している武蔵野音楽大学卒業生によるサクソフォーンによるサクソフォーンだけのコンサートです。今回は、J-SAXER QUARTETのメンバーで次の作品を演奏します。
演奏曲目:
◇J-SAXER QUARTETのメンバーによる
池辺晋一郎:バイヴァランス V(Alt 江川善裕・宮澤勝美)
ミシェル・ルグラン:キャラバンの到着(Sop 江川善裕・Alt 宮澤勝美・Ten 町田雅代・Bar 浅利 真)
プログラムは、このほかに、出演者全員によるラージアンサンブルで「ムソルグスキー/浅利真編曲:禿げ山の一夜」「ビゼー/圓田勇一編曲:カルメン組曲」や他のグループによるアンサンブル作品「フィル・ウッズ:サクソフォーン四重奏のための3つの即興曲」「菅野裕悟:Wild Frontier」などが予定されています。みなさんのご来場をお待ちしています。
チケットのご予約はjsaxerquartet@mail.goo.ne.jpまで。
〔えがわ〕
あけましておめでとうございます
昨年はJ-SAXER QUARTETの活動はあまりできませんでした。
唯一できたのが7月30日に私が住む地域の自治会主催のサロンコンサート。このときは、アルト二重奏によるSteven Verhelst作曲の「A SONG FOR JAPAN」に始まり、我が四重奏のレパートリーである「三文オペラ」「ゴスペルメドレー」「ニューシネマパラダイスメドレー」「キャラバンの到着」を演奏しました。アンコールには久々に「川の流れのように」と「となりのトトロ」。
私が住む地域の中での演奏活動は、だいぶ前になりますが幼稚園などからの依頼演奏や吹奏楽のコンサートの中での個人演奏、と特定の場所に限られていました。今回自治会の方々に演奏する機会を持てたことは私自身たいへん嬉しいことでした。私がサックスを演奏することや吹奏楽を指揮することは知られていても、生の演奏を通して接するということは初めてのことでしたから。もちろん聴いていただいた自治会のみなさんにも喜んでいただきました。このような形の演奏の機会を増やしていければと思います。
今年は、2月11日に開催予定の武蔵野音楽大学OB会のコンサートに向けて、二重奏と四重奏の両方を目下練習しています。コンサートの詳しい情報が入り次第、あらためてご案内いたします。
今年は良い年になりますように。そして被災地に早く春が訪れますように。
〔えがわ〕
きょうは大晦日。ことし最後の日。 大掃除に忙しい人。きょうも仕事でがんばっている人。避難生活を余儀なくされている人。海外にいる人。病院にいる人。来年は少しでも良い年になりますように。
さて、「音楽に願いを」と題して、私が長年指揮を務めている吹奏楽団の、新春コンサートを下記のとおり開催します。音楽を通して、みなさんに少しでも楽しさを伝えられればと願っています。 今回、「動物の謝肉祭」「T-SQUARE」を小編成吹奏楽のために書き直しました。また、「天国と地獄」や「T-SQUARE」で私もサックスを演奏します。 どうぞみなさんのご来場をお待ちしています。
■□■鷲宮ウインドアンサンブル 第19回定期演奏会■□■
日時:2012年1月9日(月・祝) 14:00開演(13:30開場)
場所:久喜総合文化会館 小ホール
〈アクセス〉JR宇都宮線・湘南新宿ライン・東武伊勢崎線「久喜駅」西口より徒歩15分
☆☆☆入場無料☆☆☆
演奏曲目:
アダージョ(サミュエル・バーバー)
マーチ・ザ・ナイン(小長谷宗一)
「動物の謝肉祭」から 序曲、象、ピアニスト、化石、白鳥(カミューユ・サン=サーンス)
クラリネット・キャンディ(ルロイ・アンダーソン)
クシコス・ポスト〜道化師のギャロップ(ヘルマン・ニッケ、ドミトリ・カバレフスキー/打楽器アンサンブル)
「天国と地獄」序曲(ジャック・オッフェンバック/サックスアンサンブル)
渡辺美里:マイ・レボリューション
T-SQUARE:オーメンズ・オブ・ラブ〜サバナ・ホテル〜宝島
NHK大河ドラマ:「江〜姫たちの戦国〜」メインテーマ
ルイ・アームストロング:この素晴らしき世界
指揮:江川善裕
演奏:鷲宮ウインドアンサンブル
〔えがわ〕
初の試みなのですが、久喜市内の一般バンド3団体(久喜市民吹奏楽団・しょうぶしみん吹奏楽団・鷲宮ウインドアンサンブル)による合同バンドで出演します。
私が指揮をするのは1曲で、イギリスの作曲家ウィリアム・ウォルトン作曲の「クラウン・インペリアル」(別名:戴冠行進曲 王冠)。ジェイ・ボクックの編曲の短縮版ですが、大編成の醍醐味が堪能できるはずです。
これまでに3回ほど練習を行い、曲の輪郭がだいぶ出来上がってきました。あとは本番直前の練習を残すのみ。
なお、このフェスティバルには、久喜市内の中学校・高等学校の吹奏楽部(10校)はもちろん、近隣の春日部共栄高等学校吹奏楽部と花咲徳栄高等学校吹奏楽部も出演します。
開演は10:30からで、入場無料です。
われらが合同バンドはコンサートのトリを務め、15:30からの演奏予定。どうぞお聴き逃しなく。
みなさんのご来場をお待ちしています。
出演団体の順番などは次のURLでご確認ください。
http://www.city.kuki.lg.jp/section/shogaigakushu/news/suisogaku.htm
〔えがわ〕
お詫び的追伸
最近このブログを更新していない理由のひとつは、私が Facebook にはまっているから。
私を個人的にご存じの方は Facebook でお会いしましょう。登録は簡単ですよ。次のURLから誰でも参加できます。
http://www.facebook.com/
その前に明日行われる「第33回 ファミリーコンサート」(主催:久喜市鷲宮文化団体連合会)をご案内します。
出演するのは久喜市鷲宮地区のアマチュア音楽団体。アットホームな雰囲気が持ち味のコンサートです。私が指揮する鷲宮ウインドアンサンブルも出演します。演奏曲は「江〜姫たちの戦国〜のメインテーマ」、「世界にひとつだけの花」。いつものように全体合唱の伴奏もします。鷲宮ウインドの演奏を聴いたことがない方はどうぞいらしてください。
日 時 9月4日(日)12:00開演 17:00終演
会 場 久喜市鷲宮西コミュニティセンター(久喜市中妻785-2)
入 場 無料
出 演 鷲宮高等学校吹奏楽部、タドポールズ、鷲宮マーチングバンド・トランペット教室、めぐみの会、鷲宮ハーモニカクラブ、大正琴・夢弦会、公民館コーラス、鷲の宮尺八会、コールフロイデ、スキップビーズ、ハーモニカアンサンブルさくら、久喜雅楽を楽しむ会、資生堂コーラス、リコーダーアンサンブルまざあぐうす、久喜グリーンゴスペルクワイヤー、鷲宮ウインドアンサンブル(出演順)
鷲宮ウインドは、久しぶりの西コミュニティセンターで、7月3日のサマーコンサート以来の演奏になります。
そういえば、そのサマーコンサートの出演順は「あみだくじ」で決めました。この偶然性による他力本願的なプログラムですが、見事に構成されており、聴きにいらしてくださったみなさんにも好評でした。出演グループの個性が出ていたからかも知れません。
サックス四重奏のことは今度書きます。
〔えがわ〕
ちなみに、演奏会名に書いてある「がんばんべ!」は“がんばろう”の意の埼玉は鷲宮近辺の方言です。実は、川(利根川)を渡ると東北と同じく、語尾が「ぺー」になるそうです。
サマーコンサート2011 〜 がんばんべ、東北!
日時:2011年7月3日(日)開演13:00 【入場無料】
会場:久喜市・鷲宮公民館ホール(JR東鷲宮駅または東武伊勢崎線鷲宮駅から徒歩20〜30分)
主催:鷲宮ウインドアンサンブル
後援:久喜市教育委員会
プログラム
◎ホルン独奏/アイルランドにて(ウジェーヌ・ボザ)
◎フルート、アルトサクソフォーン、ピアノによる三重奏/ジーン・ハーロウの墓碑銘(シャルル・ケックラン)*
◎サクソフォーン六重奏/「天国と地獄」序曲(ジャック・オッフェンバック)*
◎打楽器四重奏/運動会メドレー《クシコス・ポスト〜道化師のギャロップ》(ヘルマン・ニッケ、ドミトリー・カバレフスキー)
◎トランペット重奏/見上げてごらん夜の星を(いずみ たく)
◎コントラバス独奏/華麗なる奇想曲(ジョバンニ・ボッテジーニ)
◎アルトサクソフォーン独奏/ワルツ形式によるカプリス(ポール・ボノー)*
◎クラリネット四重奏/組曲「シティー・シーン」から1、3(テレンス・トンプソン)
◎コントラバス、バリトンサクソフォーン、 チューバによる三重奏/リベルタンゴ(アストル・ピアソラ)
◎上を向いて歩こう(中村八大)
◎明日があるさ(中村八大)
◎世界に一つだけの花(槙原敬之)
演奏 鷲宮ウインドアンサンブル(指揮 江川善裕)
私、今年1月に、武蔵野音楽大学のコンサートでサックスによる無伴奏作品を演奏しましたが、それに続いての無伴奏作品の演奏です。今回はポール・ボノーの「カプリス」。このほか、フルートとピアノを交えた「ジーン・ハーロウの墓碑銘」(ケックラン)とサックス六重奏で「天国と地獄」(オッフェンバック)も演奏します。
〔えがわ〕
その中で、もっとも印象に残ったのが次のサイトです。Steven Verhelstさんが東日本の被災地の方々のために作曲した作品を世界中のトロンボーン奏者が吹いています。
"A SONG FOR JAPAN" by trombonists from all over the world
〔えがわ〕
昨年の11月27日にさいたま芸術劇場で演奏した、ミシェル・ルグランの「キャラバンの到着」をYouTubeにアップしていましたので、それをブログでもご紹介します。編曲は津崎知之さん。主旋律が始まるところで、ソプラノのずれが生じていますが、単なる誤りです。お許しください。実は、このとき、メンバーの鬼太郎くんの都合が悪く、代わって浅利真さんがバリトンを吹いています。彼は、実にいいバリトン吹きですね。
Arrivee Des Camionneurs / キャラバンの到着
〔えがわ〕
Alfred Reed - Ballade for Alto Saxophone and Band
〔えがわ〕










