福島原発沖で千倍のセシウム / 昨年6月、米研究所調査
【ワシントン共同】昨年6月に東京電力福島第1原発沖を調査した米ウッズホール海洋学研究所のチームは21日、事故前に比べて最大で約千倍の濃度のセシウム137を海水から検出したと、米ユタ州で開かれた海洋科学に関する会議で発表した。AP通信が報じた。
同研究所によると、70~100キロ沖が最も濃度が高く、汚染は約600キロ沖まで及んでいた。
チームは原発から東方に約30~600キロ離れた太平洋で海水や魚、微生物を調査。採取した海水には事故前に比べ10~千倍高いレベルのセシウムが含まれていた。
(佐賀新聞 2012年02月22日)
http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2144909.article.html