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【フクシマ見聞録】こんな(手でぐにゃぐにゃの形をつくる)魚が揚がることがあります ※17回目の紹介

2016-10-18 22:10:57 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。17回目の紹介

【フクシマ見聞録】

こんな(手でぐにゃぐにゃの形をつくる)魚が揚がることがあります

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年10月19日のツイートから

福島行-

「ぎゃくに言うとね。アウトドア関係で聞いたんですけど、
ホテイアオイの話っていうのがあって」乳酸菌の男性が言った。

”ホテイアオイ-?”「ホテイアオイ。水草です。

一日に二倍増えてゆく。ある池にホテイアオイがあるとします。

一日に二倍増えてゆく。-

 

-「では、この池が60日後にこのホテイアオイで埋め尽くされるとして、
半分になるのは何日後になると思います」唐突に自分に問をなげかける。

”30日後くらいですか”自分が言うと「ちがいます。59日後。半分だから-」彼は言った。
「一日に二倍に増えるから。だからいつの間にか増えていって-

 

-「ある時点に到達すると、、翌日には”ばん”と増える。、、、
というふうに考えてやってるんですけどね。」関西訛りの男性が言った。

「郡山にひとがいる以上、まあ、続けてゆくしかないんです。」
その後すこし話はつづき、「明日はどうするんですか」聞かれた。

”探していた男性がいない以上、-

 

-”なんにも予定はなくなりました。もし今日会えたなら、
その郡山の火葬場の件で明日まとまって話を聞こうと思っていたんです。

”「$$$さんは?」女性が乳酸菌の男性に行った。
「おれは明日銀河に行こうとおもいます。」

”銀河?”「須賀川にあるんです。食品の放射能測定所。」-

 

-30分ほどが過ぎていた。話している間にも、周りの席にいる女学生の嬌声が聞こえてきていた。
「じゃ、帰りますか」乳酸菌の男性が行った。”今日はありがとうございました。

ほんとうに大変ななか頑張られいるとおもいます。また、きますのでよろしくお願いいたします。
”自分が言い、散開となった-

 

-コピーペーストの繰り返しで、この乳酸菌の男性が郡山駅前にぶつけた質問の重要な部分が抜けていた。
ちょっと補足しておく。

「-おそらく東北一帯がこの先悲惨な状況になります。我々はその”中心地にいるんです。
”なぜ命を救えと言えないですか”」-”なぜこどもを救えと言えないですか”」-

 

-彼らと分かれると、自分はひとり歩いて、街角のバーでサッカーがやっているのに気づいた。
日本代表と中米のグアテマラの試合だった。道端に向けられ光っている画面を見ていると、
店内へ誘われ、酒も飲めないのにバーに入り、ひとごみに別れ、試合を見た。
そしてホテルに戻り、眠った。-

 

-9月6日、自分はこんなことを見聞した。-

 

無主物放浪-昨日、表参道ヒルズ前に自分の絵を持っていった。
華やかで洗練されたとされる(自分はそうは思わない)街に、

崩壊した原発と自分が聞き及んだ
3.11後の被害に苦しむ生物たちを描いた絵を置き据えた。

これを企画したアートスペースの方が、まずヒルズ入口の前で写真を撮ろうと言った。-

 

-ヒルズの看板を光景に、目の前で屯していた若者に頼んで写真を撮ってもらおうとすると、
印象の薄い顔の女性警備員が来て、「なにをされるんですか」と言った。
「ちょっと写真を撮るだけ」自分が言うと、「敷地内での撮影には許可がいります」と言った。
かまわずに写真を撮ってもらう間に、彼女は-

 

-交番に連絡をいれたようで、ひとりの警官がやってきた。
敷地内ではだめだというので、ふたりで移動して道端、
欅並木の周りに据え付けてあるベンチのあたりに立っていた。

「-ちょっといいですか。これは何ですか」警官は言った。
「原発の絵ですよ。」自分は言った。-

 

-「それで、これから何をされるつもりですか。」警官が聞いた。

”ただ立って、通るひとがどうこの絵に反応するのか見るだけですよ。
別になにかを売ろうという訳でもない。演説するわけでもない。”

「、、、さっき連絡があって、歩行者の邪魔になっているので、
どけてもらえませんか。」-

 

-「邪魔、って。ここのあたりに人が座ってるじゃないですか。
それとなにがちがうんですか。じゃあ、ここに座ってるひと、
みんな邪魔だって言ってどかすんですか」同行が言った。

「この絵は主張がありますよね。反原発なんでしょう」警官は言った。

”まあそうですね”自分は言った。-

 

-「主張があるとだめなんですか。NO NUKESって書いてあるシャツ来てるやつがいたら
、だめなんですか、それはおかしい」同行が言う。

「とにかく通行人の邪魔になってるんです。それと、特定の主張をする場合、
届出を出して公道を使用してください。これデモですよね。」-

 

-”まあ、デモと言えばデモですね”「何百人と列を作って公道をゆく場合、
事前に許可を取ってからやってもらってます。」

「百人もいないでしょう。一人だけで道端に立ってるのでも許可いるんですか」
「一人の場合は、、、とにかく通行人の邪魔になっているので」-

 

-目の前を、イタリア人のような顔をした若者、その連れが洒落た自転車で通りすがり、とまる。
とまって、絵の写真を撮り始める。”原発の絵を置いたら、警官が来ちゃったよ。

邪魔だ、っていうんだ”自分がその二人に言うと「なんで、、、?邪魔になってないよ」言う。-

 

-「あなたたちはお知り合いですか」警官が若者に言う。
「いや、全然知らない。ただ通りがかっただけで」
言葉を交わすのは顔見知りだけだと思っているらしい。

”全然知らないよ”自分は言った。悶着が面倒なので二人は去る。
”邪魔だって言うなら、歩いてるひとに聞いて確かめてみましょう”-

 

-自分が誰彼かまわず話しかけようとすると
「そういう問題じゃないんです。あなたは何かの団体に所属してるんですか」警官が言った。

”団体?何の団体にも所属してませんよ。ただ二人で来た”「お名前を教えてもらえますか」”
やだよなんで言わなきゃいけないんだ”言えないんですね-

 

-「言えない理由かなにかあるんですか。指名手配されてるとか」
”指名手配?冗談じゃない。そんなもんされてないですよ”

「とにかく、道路交通法違反です。こういう主張のあるものを使う場合は
道路使用許可を取ってください。」”

じゃあ、これがなんにも描いてないただの板だったらいいんですか”-

 

-”東急ハンズで板買って、自分は電車で運ぶんですけど、板買って、
ああ疲れたなあと、ここに並べて置いて休んでたら、それはいいんですか”

「、、、疲れたって言って一時間もいないでしょう」”1時間もいませんよ。

来て、まだ15分くらい。パーキングメーターで証明できますよ。
それはちがう”-

 

-それから板の大きさの幅の話になり、同行がスーツケース三つならいいのか、
とほぼ水掛け論に話は発展した。警官は警官で同じことを槍を押すようにくりかえす。
絵にかいたような悶着になる。

同言の繰り返しになったので”わかった、あなたの言い分は。
十分、わかった。でもね。-

 

-”いま、日本はまじでやばいよ”自分は言った。”

原発事故がコントロールできるとか、まったくのでたらめを総理大臣が言ってる。

でも、100万人にひとりだったこどもの癌がもう40数人でてる。

おかしな死に方してる人間も出てる。
東電なんてなんの捜査もはいらずに、まだ存続してる。-

 

-”おまわりさん知ってる?福島の相馬であなたと同じ警察官が三人急性白血病で死んでる。
たぶん、20キロ圏の境目で無防備に立ってた警官だろうと言われてる。

このこと知ってる?”自分が言うと警官は言った。「、、、知ってます。」”
これ知ってると答えたのはあなたがはじめてだ。-

 

-”他の東京の警官に聞いても誰ひとり知らなかった。福島でもデモがある。
それを規制するのは、あなたみたいに若い警官、それも婦警だ。

マスクもなにもしてない。福島県警の中で、住民に不安を与えるからって
マスクをするなと言われてるらしいよ。あんたも、同じ被害者なんだよ”-

 

-”それわかってるのか。警官になんでなったんだ。

世の中良くしたいから警官になったんじゃないのか。
なんで警官になったんだよ”

「、、、世の中を良くしたい、と思って警官になりました。」”

福島で起きてること、なんにも伝えられてない。
ここ歩いてる人たち、たぶん何も知らないだろう-

 

-”こんなちっぽけな絵、どけさせて、世の中よくなると思うのか”言うと、
それまで自分の目をまっすぐ見つめていた警官の目が揺れた。

彼の根幹に関わる問いのようだった。「、、、。」

”おまわりさん、いまいくつ?”「、、、25です。」

「25、、、。俺の息子くらいの年じだよ」同行が言った-

 

-自分は警官の肩に手を置いて言った。”いい?まじで、頭固くしちゃだめだ。

頭やわらかくしていかないと、ほんとにやばいよ。”

そこまで言うと、ヒルズの入口から吐き出されてきた母と娘連れがやってきて、
絵を見始めた。自分は絵を広げて、福島で聞いた話を話していった。-

 

-警官は、脇にいてただ佇んでいた。何も言わなくなっていた。
警官ではなく、25歳の青年としてそこに立っているだけだった。

その後、その界隈を移動して、様子見をしながら、多くの人間と話した。
原宿の石橋の上にいると、一見して夜の街の匂いのする男性が絵を見始めた。-

 

-話しかけ、絵のことを説明すると丁寧に聞いていた。
ひとしきり自分の話を聞くと、その男性は言った。

「やっぱりねえ、いろいろ起きてるんだね。この前ガールズバ-行ったんだけど、
その時にいた女の子の一人が山形の娘だった。

”原発事故の影響は山形ではないでしょう”おれが言うとその娘が言った-

 

-「全然そんなことないですよ。捕れる魚で、
もうこんな(手でぐにゃぐにゃの形をつくる)魚が揚がることがあります」って言ってた-」
そのほか、フランス人、トルコ人達と話した。

 

 ※次回に続く

 2016/10/19(水)22:00に投稿予定です。 

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