脱原発・放射能

利権によって動かない組織、我々の力で変えて行こう

日本政府の無責任ぶりは犯罪的、これは人類史上最悪の惨事だ・・

2011-08-31 23:23:59 | 原発・放射能

日本政府の無責任ぶりは犯罪的、これは人類史上最悪の惨事だ・・ 

英国クリストファー・バスビー(専門家)

「日本政府の無責任ぶりは犯罪的だと思う。
 
 子供に平気で高い被爆をさせている。

 都合がいいというだけで短期間で
 これほど基準を変えてしまうとは

 この判断は間違いなく多くの子供を
 死に至らせるだろう

 文明国のやることとは思えない」

 

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=XT_KT1yd1Uk (約8分)

(ドイツZDF局 「フロンタール21」 書き起こし)

この美しい風景が悪夢の舞台です。

日本屈指の豊かな農地福島県

都会の人の観光地としても人気だ

原発事故でその広域が汚染されてしまったのだ


大沢さん(61歳)は本宮の農家
原発からは80キロ離れている

畑で取れたジャガイモ・ナス・ネギを
隣町の市民放射能測定所に持ち込んだ

原発事故以来、自分で栽培した野菜は食べていない

放射能汚染を恐れたからだ

(大沢さん)「政府の発表はもはや信用できない。

       最初から事態を小さくみせようとばかりしている。

       直ちに健康に害がないの繰り返し。

       正確な数値も出さない、まともな測定もしない。

       汚染問題の中にみんなを放置した。

 

事故後大沢さんは、すぐに作物の検査を行政に依頼したが
「畑は20・30キロ圏から遠く離れている。検査の必要はない。」
と断られた。

市民放射能測定所の意見は正反対である。

汚染のない作物はない

特にセシウム137がひどいからだ

(市民放射能測定所)「こんな汚染数値の場所は本当は絶対避難するべきです」

大沢さんのジャガイモも例外ではなかった

原発から60キロ離れた伊達市のシイタケからは、
1キロあたり7000ベクレルの汚染が測定された

基準値は500ベクレルだ

「もはや食べ物ではなくて放射性廃棄物です」

汚染調査は本来、県の食品衛生検査所の管轄だが
ほとんどパンク状態である

コンセプトもない、人手も計測器の数も追いつかない

「一般の方の検査はお断りせざるをえません。」

「我々が選んだサンプルを検査し判断を出しておりますが、
 それだけで手一杯の状態です」

「市民の検査を引き受けたら、役所の仕事に手が回りません。」

我慢強い日本人もだんだん 食品の汚染問題に気づき始めている

野菜、緑茶に続いて牛肉・・・

 

原発を所有する東電の反応は?

今までと同様、ノーコメント、管轄外の一点張りだ

(東電)「私達の仕事は原発の中です」

(東電)「測定は国と地方行政の管轄で、私達はお手伝いするだけ」

(東電)「ですからコメントできません」

 

大沢さんの農作物検査結果について、我々が質問すると、
原発担当大臣(細野大臣)は、うろたえるばかりだった

危機管理担当の役人達は、長々と書類をチェックしたあげく
大臣はついに不備を認めた

(大臣)「万全の監視体制のつもりでしたが、
    牛肉問題で検査の強化の必要が
    認められました。

    今後 汚染食品が出回ることを防止
    しなければなりません」

一方、グリーンピースは独自の調査結果を発表

魚も汚染されていた

魚は相変わらず高濃度のセシウムに汚染されています

原発から55キロ離れた場所まで
調査した魚の半分が、基準の500ベクレルを大きく上回っていました。

汚染が広範囲であることを物語っています


日本人の主食 米も同じ運命のようだ

大沢さんのたんぼの土は 2度 検査所に提出された

最初の検査は合格したが、2度目の結果は公表されない

(大沢さん)「今年も作付けを出来るか知りたかったので、
      自費で独立の研究所に検査をしてもらった。

      5万3千ベクレル/キロのセシウム137が検出された。

      基準値の7倍だ。

      米作りはあきらめた。」

 

福島氏のほとんどの住民は
こうした汚染数値を知らされていない

おりしも夏祭り、
売られている物は何でも食べる


空中線量が下がって以来
人々は日常生活に戻った

子供の被爆許容量が20ミリシーベルト/時に
引き上げられたことへの怒りも
忘れ去られたようだ


英国クリストファー・バスビーのような専門家は
まさにそのことに警告を鳴らす

(バスビー)「日本政府の無責任ぶりは犯罪的だと思う。
 
      子供に平気で高い被爆をさせている。

      都合がいいというだけで短期間で
      これほど基準を変えてしまうとは

      この判断は間違いなく多くの子供を
      死に至らせるだろう

      文明国のやることとは思えない」


 

だがここはまさに原子力ムラの国なのだ

権力を握る電力会社、政治家、官僚が
原発のあらゆるスキャンダルを隠蔽し
大したことがないように、見せてきた

何兆円ものビジネスを守るために
今回も同じ手段を使おうとしている

大沢さんは、まさに文字通り
それを「身」をもって体験した

(大沢さん)「自分の体がどれくらい放射能被爆しているか検査したかった。
      
      だが、福島大学には拒否された。市民の検査はしないと。

      友人は隣の県の病院に問い合わせた。

      ところが福島県知事から、福島県民の診察を受け入れないよう、
      指示されているそうだ。」

そのような指示の出された事実はないと当局は言う

 

しかし、大沢さんは農家を捨てなければならない

自宅で毎時90マイクロシーベルトを測定したのだ

9日間でドイツ原発作業員の年間許容量に
達する数値だ

原発から80キロも離れた場所なのに


(バスビー)「これは人間の想像力を超える惨事です。

      制御不能の状況であることは、当初から明らかだった。

      どうしたらいいのか誰にもわからないし、簡単な答えもない。

      これは人類史上最悪の惨事だと思う」


福島の至る所に人々はひまわりを植えた

土の中の放射能を吸収すると言われている

ドイツZDF局 「フロンタール21」



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