世界が見た福島原発災害
-海外メディアが報じる真実-
大沼安史 著
東電・政府・テレビ・新聞の<大本営発表>を信じていたら
われわれは殺される!?
P210より(引用開始)
「フクシマ」がINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の「レベル7」、
「深刻な事故」に引き上げられたのは4月12日のことだ。それから4日後の16日、
私は英紙ガーディアンの「フクシマ・データ・サマリー」を覗いた。
このガーディアンの「フクシマ・データ・サマリー」は3月18日に同紙の
電子版に開設され、更新が続いているもので、事故のデータを確認する上で
とても役に立つ。
サマリー表のチェックを終えようとして、私は思わず声を上げた。表の一番下に、
私の思い込みの間違いを告げる、数字が並んでいたのだ。
7・7・7・3
1号機・レベル7 2号機・レベル7 3号機・レベル7 4号機・レベル3-
私は「フクシマ」が全体で「レベル7」評価になったと思い込んでいた。
違っていた。INESの事故評価は各号機(炉)につくものだった。
同じ「レベル7」の「チェルノブイリ」は、ひとつの炉だけの爆発事故。しかし、
「フクシマ」は、「7」が3つも並んでいる!
「チェルノブイリ」×3(3倍) プラス 「レベル3」×1=「フクシマ」
背筋が寒くなった・・・・・・。
(引用終わり)