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470 CLASS 2012 JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIPS 閉幕

2012-02-04 | レポート

一矢報いるためにも頑張りたい一戦。メダルレースに残れなかった男子チームは最後のフリートレースに臨む。女子は2艇がメダルレースに出場しました。
第11レース
コース:LR3(ソーセージ3周)
上マーク:45°(振れ35〜50°)
風速:9〜15Knot
メダルレースを逃した日本男子のフリートレースが行われました。10艇でのレースで、メダルレースさながらの雰囲気でスタート。良いスタートを決め、土居・磯崎組がトップで1上回航、続いて3位で今村・外薗組も回航、良い展開でレースを進めるが、AUSチームにクローズで競り負け順位を落としてのフィニッシュとなる。

女子メダルレース
コース:LR3(ソーセージ3周)
上マーク:45°(振れ35〜50°)
風速:10〜16Knot

女子の2艇がメダルレースに臨むころには少し風が上がってのスタートとなる。スタートはリコールX旗が掲揚され、総合1位のNED74 KYRANAKOU Afrodite  KISTERS Jeske組がリコールを解消し、大きく遅れてのスタートとなる。総合2位のGERが上マークをトップで回航し、NED74は8位で回航。日本チームは6位で波田地・牟田組が、9位で波多江・畑山組が上マークを回る。風が少し吹き上がったのと2上で左に10度シフトし、マーク変更となった所からNED74の快進撃が始まる。マークごとに艇を抜き去り、フィニッシュでは3位まで追い上げ彼女たちの優勝が決まった。彼女たちはずば抜けて速かった。
日本チームは、7位10位でフィニッシュし、順位の変動はありませんでした。
女子総合優勝のNED KYRANAKOU Afrodite  KISTERS Jeske組

日本男子最強のメンバーで臨んだ大会も、12位、15位という結果で惨敗しました。女子も同じで、艇数こそ少ないものの、トップ3は非常に安定した強さがありました。メダルレースでは短いレグにもかかわらずトップ3とほぼ1レグの差をあけられ日本チームはフィニッシュしています。男女ともに、これは非常に深刻なことだと私は受け止めています。
今回、このレガッタを通じて感じた事は、各国の参加選手の年齢が非常に若く、今回総合7位のGRE333 KAVVAS Alexandros  KAVVAS George組(兄弟チーム)は15歳と16歳でした。
GRE KAVVAS Alexandros  KAVVAS George組(兄弟チーム)
彼らは420級のヨーロッパチャンピオンだったようです。
この事実は私の中でもかなり衝撃的でした。ジュニアワールドに参加している選手の多くが10代後半の選手で、高校生の段階で470級に乗り、強化が進められていることが分かりました。
男子総合優勝ITA SIVITZ KOSUTA Simon  FARNETI Jas組
今回優勝した男子ITA29 SIVITZ KOSUTA Simon  FARNETI Jas組は昨年のジュニアワールドでは10番後半の成績で、7位の土居・磯崎組に大きく水をあけられていましたが、約半年の間に追い越され、非常に大きな水をあけられた形となりました。スピードもタクティクスもセールトリムも全ての面において負けていたことは明らかです。トップ5に入れない今の実力を受け止め、今後の強化方針を進めていく必要性を強く感じました。
レースが終わって間もないのでまとまりませんが、オリンピックに繋がって行く470級の強化について、来年の上位入賞を考えた時に「何が我々にできるのか」しっかり検討し、方針を打ち立てていく必要があります。
選手達も今回の大会で「自分の立ち位置」がはっきりと見えた事と思います。日本に帰国し、春休みとなる2カ月間で、今回課題であった項目をしっかり練習し、今後のレースに生かしてほしいと思います。
日本はこれまでも幾度となく良い選手を搬出してきた力があると思います。
今こそ、その力が求められているのだと強く感じました。



選手コメント
土居一斗:今回の大会はしっかり自分の力が出し切れず終わった大会になってしまいました。少しでもレースのリズムが狂ってくると、どんどん悪い方向に行ってしまいました。今後は基礎をもっと確実に行えるよう、練習量を増やし自信を持ったセーリングができるよう目指していきます。
磯崎哲也:今大会を終えて成績は自分たちで満足できるものではありませんでした。
しかし、レースで学んだことは多く、これから何をしていけばいいか課題を見つけることが出来たので、日本に帰りこれからの練習やレースに生かせる取り組みをしていきます。
今村 亮:ペアとのコミュニケーションを取りながら、クルーに周りの状況を教えてもらい自分の頭の中でレースをイメージできるようにして、いつも以上のスピードが出せる感覚を作っていきます。
外薗潤平:今回のレースでは基本的なことがズレていて、コースに対してもスピード感覚にしても全てが間違った方向に行ってしまい、成績に結び付けることができませんでした。
これからはもう一度基本に戻り、徹底的に練習していきます。
波多江慶:今回は色々な成長と課題が見つかった大会でした。レース中は基本的な「風に素直になる」ことが大切だと改めて思いました。そのためにはまず、クルーと自分とで会話を回していき、周りの状況や先の展開を予測していくことが必要だと分かりました。まだまだ基本に忠実になれていないので、自分が今何をしたいのか、何をすべきなのか、もっと考えれるように訓練していきます。
畑山絵里: 初めての海外遠征で緊張していましたが、自分なりにレースを通じて成長できたように思えます。しかし、世界のトップ選手とは大きく実力が離れていることを確認できた大会でした。クルーとして一人前になることがチーム力を上げることだと思うので、日本に帰って、自分の課題を克服できるよう、しっかり練習していきます。
波田地由佳:今回NZLに来てからの練習からレースにかけて、さまざまなことを学ぶ音ができました。できた事とできなかったことを忘れず、学んだこと、経験したことを糧にこれからの練習、レースに生かしていきます。
牟田絢美組:今回の大会では、普段のレースでは味わうことができない経験を積むことができました。また、これから取り組んでいかないといけない課題を見つけられました。レースで学んだことを無駄にしないように、これからの練習に取り組みステップアップしていきます。


【総合成績】
男子(21艇)
12位 土居一斗・磯崎哲也 組 8−12−13−12−7−9−8−6−12−(15)−3
15位 今村 亮・外薗潤平 組 15−8−11−14−11−10−9−13−16−(17)−4
女子(10艇)
4位 波多江慶・畑山絵里 組 (8)−4−2‐4−7−4−1−4−4−1−7
9位 波田地由佳・牟田絢美組 9−6−6−8−5−(10)−9−9−9−10−10
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
セーリング タクティクス ヨーロッパ
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