ありのままに

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もこもこもこ

2013-05-30 11:46:23 | 読書
不思議な絵本がある。
母が、さんちゃんに送ってくれたものだ。

「もこもこもこ」
谷川俊太郎・作/元永定正・絵

谷川俊太郎氏の別の絵本「ことばあそびうた」は
大きくなってからは面白い本になったけど
小さいころは絵が怖く、文にもちょっと怖い表現があった記憶がある。

この「もこもこもこ」は、とてもシンプルで
最初どんな谷川マジックが隠れているのか想像もつかなかった。

絵も、画家の方が描いているので
「小難しく、何かが隠された本」なのかなぁ()と思っていた。

届いた時には興味を示さなかったさんちゃん。

それが1歳過ぎた頃から
何故かこの本ばかり「読んで」と差し出すように…

しかも、写真を見て気づくだろうか。

なぜかさんちゃんは、ページをめくった後に
一度ぎゅっと左ページの右寄りを握るのだ。

指差す絵本はあれど
握る本は今のところ他には無い。
彼も、不思議だ~不思議だ~と言う。

表紙もめくりたがるようになったし(仕掛けがあるので)
飽きもせず毎日この本を差し出してくる。

私なんか駄目ね、
「これはどういう意味なんだろう」とか考えちゃうから。
さんちゃんみたいに純粋に絵本を見るってことを、
しばらく忘れていた。

少し大きくなったら
この本のどんなところが好きか、聞けたりするんだろうか?

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