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研修医の自殺は過労が原因 労基署が労災認定

2017年08月09日 | 労働者の権利
研修医の自殺は過労が原因 労基署が労災認定

相川哲弥ブログ。 http://blog.goo.ne.jp/jp280

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研修医の自殺は過労が原因 労基署が労災認定

NHK   2017年8月9日


東京都内の病院の産婦人科に勤務していた研修医がおととし自殺し、労働基準監督署は月に170時間を超える残業などによる過労が原因だったとして労災と認定しました。代理人の弁護士によりますと研修医は自殺する直前の半年間で休日はわずか5日だったということです。

労災が認められたのは東京都内の総合病院の産婦人科に勤務していておととし自殺した30代の研修医の男性です。

会見した遺族の代理人の川人博弁護士によりますと男性は医師免許を取得したあと、より専門的な技術や知識を学ぶ後期研修医として4年前からこの病院の産婦人科に勤務し出産や手術などの助手を務めていましたがおととし7月、自殺しました。

労働基準監督署がカルテの記録などを調べた結果、男性は自殺する直前の1か月間の時間外の労働時間が173時間を超えていて精神疾患を発症していたと見られるということです。

労働基準監督署は長時間労働による過労が原因だったとして先月31日、労災と認定しました。
また、弁護士によりますと男性は月に4回程度、当直勤務があり、自殺するまでの半年間の時間外の労働時間は月に143時間余りから209時間近くに上り、休日はわずか5日だったということです。

川人弁護士は「医師の過労死や過重労働をなくすために政府も社会も真剣に考えるべきだ」と話しています。
一方、病院は「答えられない」と話しています。


後期研修医とは

後期研修医は、医師免許を取得して2年間病院で「臨床研修」を受けたあと特定の診療科を選んで、より専門的な技術や知識を学んでいる医師で、「専攻医」などとも呼ばれています。

研修のカリキュラムや期間は、それぞれの診療科ごとに異なりますが、一般的には病院でほかの医師とともに患者の診療に当たりながらさまざまな症例について学び、学会での論文発表が求められることもあります。


遺族「過重労働で逃げ場失った」

自殺した男性研修医の両親は、弁護士を通じてコメントを発表しました。

この中で両親は、「産婦人科を専攻した息子は、特有の緊張感やいつ訪れるかわからない分べんへの待機などで精神的なストレスが大きく、その中で過重な労働負担がかかり、逃げ場を失い、このような不幸な転帰を迎えたものと考えています。国の働き方改革において、医師への時間外労働規制の適用が5年先送りにされ、この間に同じような不幸が起きないか懸念されます。医師も人間であり、また労働者でもあり、その労働環境が整備されなければ、このような不幸は繰り返されると思います」としています。


医師の長時間労働 実態と課題

医師の長時間労働の是正は、大きな課題となっています。

総務省が5年前に行った調査では、1週間に60時間以上つまり平日5日勤務した場合は、1日平均で12時間以上働いた人の割合が、医師は41.8%に上り、すべての職種の中で最も高くなっています。
厚生労働省によりますと、医師の場合、当直勤務や容体が急変した患者への対応、それに長時間にわたる手術や診療で勤務時間が長くなる傾向にあるということです。

昨年度には、過労死や過労自殺したとして、労災認定された医師が、全国で4人いたほかことし5月には新潟市民病院に勤めていた30代の女性研修医が、過労によって自殺したとして労災と認められました。

こうした中、医師の長時間労働の是正を求める声が強まっていますが、その一方で労働時間の規制には慎重な議論を求める意見も出ています。

政府は、ことし3月に働き方改革の実行計画をまとめ、時間外労働の新たな上限規制を設ける方針ですが、医師については適用を5年間猶予したうえで、2年後までをめどに具体的な規制を検討することになりました。
これについて政府は、医師の場合患者から診察などを求められると正当な理由無しには拒むことができないという特殊性を考慮した結果だとしています。

厚生労働省は、今月から検討会の場で医師の労働時間の短縮に向けた対策を協議していますが、医師も労働者であり規制をきちんと設けるべきだという意見がある一方で、医師が少ない地域では、規制を厳しくすると必要な治療が受けられない患者が出るという意見もあり、協議が難航することも予想されています。


「過労自殺を防ぐ対策を検討すべき」

日本産婦人科医会の常務理事で、日本医科大学の中井章人教授は、「医師が最も足りていると考えられてきた東京で、このような事例が発生した事は極めて衝撃的で、深刻に受け止めなければならない」と話しています。

産婦人科の後期研修医は「専攻医」と呼ばれ、分べんに立ち会うだけでなく、帝王切開や子宮けいがんなどの手術に執刀医や助手として携わったり、当直勤務をこなしたりするケースがあり、中井教授は「多くの病院では後期研修医の仕事量は産婦人科の医師とほとんど変わらない」と話しています。

厚生労働省の研究班が昨年度に行った調査では産婦人科の医師は1週間の勤務時間が平均で59時間余りにのぼり、救急科と外科に次いで多くなっています。

中井教授は「1人の分べんに15時間かかることも珍しくなく、当直で容体が急変した妊婦の対応に当たることも多く、勤務が長時間に及ぶことがある」と指摘したうえで、「これまでは、長時間の勤務は宿命だと受け止めてそこに誇りを感じる医師も多かったが、今回のような過労自殺を防ぐためには、産婦人科の医師を増やす必要があり、国は対策を検討すべきだ」と話しています。

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  9節。資料出典。
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NHK  「研修医の自殺は過労が原因 労基署が労災認定」  2017年8月9日
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