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車いすから降り自力でタラップ上る。格安航空会社「バニラ・エア」が謝罪

2017年06月28日 | 子供・おとな安全
車いすから降り自力でタラップ上る。格安航空会社「バニラ・エア」が謝罪

相川哲弥ブログ。 http://blog.goo.ne.jp/jp280

今月、格安航空会社のバニラ・エアを利用した車いすの男性が、鹿児島県の奄美空港で車いすから降りてタラップの階段を腕の力で自力で上っていたことがわかりました。当初、男性は同行者に車いすごと担いでもらって上ろうとしたところ、転落の危険があると制止されたということで、バニラ・エアは、不快な思いをさせたとして謝罪しました。


バニラ・エアなどによりますと、今月5日、鹿児島県奄美市の奄美空港発、関西空港行きの便で、車イスを利用している大阪・豊中市の木島英登さん(44)が、同行者に車いすごと担いでもらってタラップの階段を上ろうとしたところ、航空会社の空港のスタッフが「転落する危険があり、規則で禁止されている」と制止しました。

木島さんはタラップの段数も多く、同行者の友人に両脇を支えてもらって上るのは困難だと判断し、車いすから降りて腕の力を使って一段一段自力で上ったということです。

奄美空港には車いすの乗客が座った状態で航空機に乗り降りできる設備はなく、航空会社では、タラップの階段は、同行者やスタッフが補助して上り下りすることを想定していたということです。

バニラ・エアは、男性に対し「不快な思いをさせた」として、直接、謝罪し、29日から奄美空港に、車いす用の階段の昇降機を導入する予定だということです。

バニラ・エアは「お客様にご不便をかけ、また、不快な思いをさせまして深くおわびします。今後、このようなことがないよう搭乗のサポートを徹底します」と話しています。


階段を自力で上った男性は

奄美空港でタラップの階段を自力で上ったという大阪・豊中市の木島英登さんがNHKの取材に応えました。

木島さんは足が不自由で車いすを利用していますが、今月3日、関西空港でバニラ・エアの奄美空港行きの便に乗るため搭乗手続きをしていたところ、奄美空港では飛行機から降りる際にタラップを利用することを告げられ、「歩けない人は乗れない」と言われたということです。

このため、木島さんは「同行する友人の手助けでタラップを下りる」と伝えて搭乗し、奄美空港では、友人4人が車いすごと担いでタラップを下りたということです。

その2日後の今月5日、木島さんが、奄美空港でバニラ・エアの関西空港行きの便に乗ろうと手続きをしていた際には、職員から「同行者が車いすを担いでタラップを下りたのは会社の規則違反だった。同行者の補助で階段を上れるなら搭乗できる」と言われたということです。

このため、木島さんは、車いすでタラップの前まで行き、友人に車いすごと担いでもらって上ろうとしましたが、改めて制止されたということです。

木島さんは、タラップの段数も多く、友人に両脇を支えてもらって上るのは困難だと判断し、車いすから降りて腕の力を使って一段一段自力で上ったということです。

木島さんは「歩けない人は乗れないと言われたのは驚きで、差別だと思う。設備を完全にするのは難しいと思うが、できる範囲で努力してもらいたい。今回の件は、相談した行政やバニラ・エアが対応してくれて解決してよかった」と話していました。


バニラ・エア副社長「不快な思いさせ申し訳ない」

バニラ・エアの山室美緒子副社長は、NHKの取材に対し、「車いすの搭乗に関してはお客様の対応の窓口を設けていますが、空港によっては施設の不十分なところもあり、今回、ご不快な思いをさせてしまったことは申し訳なく思っています。今後、施設の整備やスタッフのサポートの充実をはかっていき、車いすの方にもご不便をおかけしないような対応を進めていきます」と話していました。


障害者搭乗時の航空各社の対応

車いすを利用する人や体に障害がある人が航空機に搭乗する際、航空各社では、リフトなどの設備を活用したりスタッフが抱きかかえたりして、可能なかぎり搭乗できるよう対応しているとしたうえで、快適な利用のためにも事前に連絡してほしいと呼びかけています。

このうち、日本航空は、車いすに乗ったまま乗り降りできるリフトなどの設備がない空港では、スタッフが体を抱きかかえて搭乗をサポートしているということです。また、小型の機材で客室乗務員が1人しかいないようなケースでも、スタッフを増やしたり乗客に協力を呼びかけたりして対応しているということです。

また、全日空は、リフトやストレッチャーなどの補助器具を各空港に備えているほか、スタッフが抱きかかえて支援する場合もあるということです。

格安航空会社のジェットスター・ジャパンやピーチ・アビエーションは、いずれの空港でも、リフトなどの設備を使ったりスタッフが抱きかかえたりして搭乗をサポートしているということです。

ただ、いずれの航空会社も、乗客の体調や緊急脱出時の支援要員が確保できないことなどで搭乗を断らざるをえないケースもあるとしています。

一方で、どのような支援が必要か事前に把握できれば、タラップを使う必要がない到着スポットに航空機を振り分けたりスタッフを増やしたりできるため、快適な利用のためにも予約時などに事前に申し出てほしいと話しています。


ネット上での議論が盛んに

ツイッターなどのソーシャルメディアには、「サービスを提供する会社としてどうなのか」とか、「酷すぎて言葉が出ない。人に身体的・精神的苦痛を強いることが暴力だとなぜわからないのか」などと、航空会社側の対応を非難する投稿が相次ぎました。

一方で、「車いすの利用者は事前に航空会社に連絡したほうがスムーズに対応してもらえるのではないか」という意見も数多く見られました。

こうした指摘について、「公共交通機関は事前申請なく、すべての人が乗り降りできるのが理想だよね」というコメントが寄せられたほか、障害のある子どもがいるという親の1人も「事前確認は当然ですが、いつでもどこでも健常者と同じ待遇をしてもらえるのが望む姿です」と書き込むなど、ネット上での議論が盛んになっています。


専門家「国も指針作り対策の徹底を」

障害者政策に詳しく、みずからも視覚に障害がある静岡県立大学教授の石川准さんは「たいへん遺憾なことで、障害者の搭乗を拒絶しているに等しく、そのような社内規則があること自体にたいへん驚いた」と話しています。

また、石川教授は、「障害者差別解消法では民間の事業者に障害者への適切な配慮も義務づけているので、航空会社には必要な設備や施設をあらかじめ整備したり、人的なサポートを行ったりしてタラップを安全に乗り降りできるようにしておくことが求められている」と指摘しています。

そのうえで「誰でも快適に気持ちよく移動できるようにする責任は国にもある。東京オリンピック・パラリンピックでは海外から障害のある方々も多く来日するので、その時に今回のようなことが起きたら日本として恥ずかしい話だ。国には2020年までと言わずすぐに徹底した対応をしていただきたい」と話しています。


国交省は適切な対応を指導

国土交通省によりますと、空港でのバリアフリー対策については、保安検査場の通路の幅や搭乗に用いるボーディングブリッジの傾斜などは車いすでも通行できるよう法律で基準が定められていますが、階段式のタラップについては規定はないということです。

国土交通省は、障害者差別解消法が去年施行されたことにあわせて、安全上の問題がないのに障害のみを理由に搭乗を拒否しないことや、車いすなどでタラップを利用できない乗客に対しては可能な範囲で、車いすに乗ったまま乗り降りできるリフトを準備することなど対応の指針を策定し、航空会社対して障害者に差別的な対応を行わないよう指導しています。

今回の件について、国土交通省は、バニラ・エアに事実関係を確認し、階段の昇降機の設置など改善策の報告を受けたということです。
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  9節。資料出典。
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NHK  「車いすから降り自力でタラップ上る バニラ・エアが謝罪」  2017年6月28日
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