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活断層による、越後平野の見えない危険に迫る

2016年10月15日 | 東北大震災津波とゲリラ洪水の対策成功失敗
活断層による、越後平野の見えない危険に迫る

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  次のニュース本文には、写真やイラストが、たくさんある。
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活断層 越後平野の見えない危険に迫る

新潟ニュース610

NHK   2016年9月16日
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懸念される災害への備えやそのメカニズム、そして現状などに焦点をあててお伝えします。
今回は、「地震」を見つめます。

ことし4月、九州地方を襲った巨大地震。
熊本県では、観測史上初めてとなる震度7の揺れに2回見舞われ、住宅の倒壊や土砂崩れなど大規模な被害を受けました。

この熊本地震を引き起こしたとされているのが、“活断層”です。
地震の中には、地中にある断層がずれることで、引き起こされるものがあります。
そのずれが起きる可能性があるものが、“活断層”と呼ばれています。



日本には、こうした活断層が全国に広がっています。
国の報告によりますと、その数は2000を超えるとされています。

シリーズ防災、今回は地震を引き起こす“活断層”に焦点をあてます。


■熊本地震直後、普段は見えない活断層が地表に



熊本地震直後に、田んぼのあぜ道などで見つかったこの亀裂。
普段、目にすることのない活断層が地表に現れたものと見られています。



熊本地震の要因とされる“活断層”。研究者の間では、存在が知られていました。

一方、30年以内の短いスパンで見ると、地震の発生確率は1%以下などとされていて、熊本では地震が起きづらいと誤った認識が広がっていました。


■ほかの県と比べても多い新潟県内の活断層



12年前、新潟県内に大きな被害をもたらした中越地震。
それに9年前の中越沖地震も、この活断層の影響が指摘されています。



こうした活断層は、新潟県内にはどのように広がっているのか。
新潟大学で研究を続けている卜部厚志准教授は、次のように説明します。



卜部厚志 准教授(新潟大学 災害復興科学研究所)
「丘陵部と平野部の隙間、赤で示しているのが、みんな活断層です。数としては、(新潟)県内どこでも多い、ほかの県と比べても多いといえると思います」



活断層が集中している場所は、断層帯と呼ばれています。
その1つが、櫛形山脈断層帯。
村上市から新発田市にかけて伸びています。
そのすぐ近くにあるのが、月岡断層帯。
新発田市から五泉市にかけて伸びています。
さらに、長岡平野西縁断層帯。
南北に83キロほどと、県内で最も長い断層帯です。
そして魚沼市から県境の湯沢町まで続いているのが、六日町断層帯。
その隣には、十日町断層帯が広がっています。
最も西側が、高田平野断層帯。
上越市から妙高市にかけて含まれています。
活断層が集中する断層帯は県内に6つ、全域に広がっています。


■専門家が注目するのは “長岡平野西縁断層帯”



この6つのうち、卜部准教授はある断層帯に注目しています。
県内で最も長い長岡平野西縁断層帯です。
30年以内の地震の発生確率は2%以下。
熊本と同じように数字だけ見ると低く見えますが、卜部准教授は千年単位で考えると危険性が高いと考えています。







卜部准教授
「我々が調査しているところで、この断層帯が1000年から、1500年に1度動いている。一番研究者の間で危ないと思われているのは、新潟市の西側の断層帯が一番活動度が高いといわれています」


■やわらかい地盤の平野では液状化の危険が高い



断層帯の東側に広がっているのは、“越後平野”。
人口が密集するこの平野のすぐそばに、活断層が集中する断層帯が伸びているというのです。



その場所を准教授と歩いてみました。
活断層は地中にあるため、目にすることはできません。



卜部准教授
「見渡す限り平らなんですけど、調査の結果だと地下には向こうから斜めの方向に、断層の一部が通っていることがわかっています」



短い期間では、地震の発生確率が低く見えてしまうこの活断層。
しかし、長い年月の間に活動を繰り返してきたと、卜部准教授は指摘します。
そして、その活動が越後平野を形づくってきたというのです。



卜部准教授
「向こうに見える集落の高い砂丘が本来ここにもあったのですが、このあたりの断層が何回も活動することによって、こちらが平らに沈んでいって平野になっている」



そのメカニズムです。
活断層の“ずれ”によって地震が起きます。
この“ずれ”によって山側が隆起する一方、平野側は沈んでしまいます。
その平野に川が運んできた土砂が堆積し、新たな平野が広がります。

こうして形づくられた平野はやわらかく、小さな地震でも揺れやすいのが特徴です。



卜部准教授
「やわらかいものがたくさんあるということは、地震が起こった場合に揺れが増幅されるとか、あるいはやわらかい砂もたくさん運んできていますので、液状化する危険が高いとかそういったことがいえると思います」



実際、52年前の新潟地震では、新潟市内で砂や地下水が地上に噴き出る大規模な“液状化現象”が起きました。


■目に見えない越後平野の地盤を詳細に地図化

活断層の活動によって形成された“越後平野”。
卜部准教授は、こうした地質の特徴を広く理解していく必要があるとしています。







このため、ことし、産業技術総合研究所と共同で、目には見えない越後平野の地盤を詳細に地図化しました。



地下5メートルの沖積層の構成物を、砂や泥など20種類に分類しました。



新潟市街部では、海岸線に黄色く示した比較的固い砂丘列が広がっているとしています。



一方で、ピンクで示された湿地を構成しているのは、腐った植物が混ざった腐植土のため、地盤が軟弱だとしています。



調査によって、同じ越後平野の中でも、地盤の固さに違いがあることがわかってきました。


■自分が住む場所の地盤を知り災害への備えを



この地図は、現在、専門書店などでしか販売されていませんが、卜部准教授はこうした詳細な情報が、防災や減災につながる基礎資料になると考えています。







卜部准教授
「自分の住んでいるところの地面は、こんなものでできていると知っていただく。あるいは地面の高さだとかを知っていただくというのが重要だと思う。もし動いたらということでいろんな備えを考えていく、皆さんベースでも行政ベースでも、備えを考えていくことに使っていただければと思います」

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