MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

木立ダリア・

2010年11月20日 | Weblog
生まれてこの方、こんなジャンボなダリアの花なんて見たことがない。なにしろ背丈が家の二階くらいあって、それ相当の花を咲かせているからである。これまで見掛けなかったのは、自分の視線が地面と平行の処ばかり見ていたためでは無いかと思う。この木立ダリアは、こんなに大きくとも樹木ではないというから驚きである。

木立ダリア・菊科。
・学名 Dahlia imperialis
Dahlia : ダリア属
imperialis : 皇帝の、威厳のある Dahlia(ダリア)は、18世紀のスウェーデンの植物学者の「Dahl ダールさん」の名前にちなんだ名前。

・メキシコ地方原産。
・背が高い。
・秋深い11月頃に、ピンク色の花をいっぱい咲かせる。
・「木立」を「きだち」と読むこともありますが
この木の場合は「こだち」と読むことが多いようです。
・別名 「皇帝ダリア」

  (季節の花 300から引用)

   今日の誕生日の花:ピラカンサ    花言葉:慈悲

  今日の一句:よく笑ふ妻ゐて勤労感謝の日   加古宗也

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ユリオプスデージー

2010年11月19日 | Weblog
この花は、散歩の途中で見掛けた花である。最初、普通の菊とは一寸違うので一体どんな花か調べてみたら、それはユリオプスデージーという花であることが分かった。花の形は菊でも、葉っぱと茎が違っていたので良く分からなかった。この花は、寒さに強いというからには、これから永く愉しめるようだ。

ユリオプスデージー・菊(きく)科。
・学名 Euryops pectinatus
Euryops : ユリオプス属
pectinatus : 櫛(くし)の歯状の
Euryops(ユリオプス)は、ギリシャ語で
「大きな目を持つ」という意味。
花の姿形に由来する。

・開花時期は、 9/25頃~翌5/ 末頃。
長い間咲き続ける。
・南アフリカ原産。
1972年にアメリカから輸入された。
・花は咲く前は白い房に包まれている。
・葉っぱはおじぎ草に似ている。
銀白色の茎葉もきれい。
・比較的寒さに強い。過湿を嫌う。
・「ユリオプスデイジー」とも読む

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:リンドウ     花言葉:正義

  今日の一句:りんだうや机に倚れば東山    岡本眸

  (NHKラジオ深夜便から引用)

南天(なんてん)

2010年11月18日 | Weblog
晩秋の此の時期、一番目立つ赤い実の植物と言えば、此の南天ではないかと思う。この南天は、面白いことに、その赤い実が殆どビニールの袋に覆われていることだ。それは、お正月用の生け花に用いるため、南天の実を鳥に食べられないように防護しているためである。この南天は、鳥の大好物だけでなく、観賞のほか色々と有用な植物だそうだ。

南天(なんてん)・目木(めぎ)科。
・学名 Nandina domestica
Nandina : ナンテン属
domestica : 国内の、その土地産の
Nandina(ナンディナ)は、日本語の「ナンテン」が語源。

・開花時期は、 6/15頃~ 7/10頃。
・花は比較的地味な白いもの。真ん中は黄色。
・漢名の「南天燭」を略して「南天」。
「なんてん」は「南天」を音読みしたもの。
・秋に赤い実をつける。
鳥が食べない限り冬中見ることができる。(鳥の大好物のようです)
実を乾燥させたものには「せき」止めの
効き目がある → のどあめがありますね。
また、葉には「ナンジニン」という成分を含み、殺菌効果がある。

・福寿草の花と南天の実とセットで「難を転じて福となす」という縁起物の
飾り付けがされることがある。
(特にお正月に多いですね)。また、無病息災を願う「南天の箸(はし)」と
いうのもある。また防火・厄除けとして
庭先や鬼門にも植えられる。
・京都の金閣寺の床柱は、南天の材を使っていることで知られている。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:リュウノウギク    花言葉:無常の美

  今日の一句:はじめての雪闇に降り闇にやむ   野澤節子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ピラカンサス

2010年11月18日 | Weblog
散歩の途次、燃えるような真っ赤なピラカンサスに出合った。これは、知人の庭先にあったものであるが、これまで余り気がつかなかった。それは、知人の庭先には沢山植木が植えてあって、これまで地面の方ばかり見ていたからである。このピラカンサスの真っ赤な赤と壮大な樹木の迫力には、しばし圧倒されてしまったのである。

ピラカンサス・薔薇(ばら)科。
・学名 Pyracantha angustifolia(橘擬)
Pyracantha coccinea (常盤山櫨子)
Pyracantha : トキワサンザシ属
angustifolia : 幅の狭い葉をもつ
coccinea : 紅色の、緋紅色の
Pyracantha(ピラカンサ)は、ギリシャ語の「pyro(炎)+ acantha(刺)」が語源。
火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱいとげがあるところから。
これに「ス」がついて「ピラカンサス」。

・開花時期は、 5/10頃~ 5/ 末頃。
・花は白。花よりやはり、秋になる実が目立つ。
・中国名は「火棘(かきょく)」。
・別名 「橘擬」(たちばなもどき)→オレンジ色の実。
中国南西部原産。
「常盤山櫨子」(ときわさんざし)→赤い実。
      ヨーロッパ東南部原産

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:イワレンゲ    花言葉:よき家庭を築く

  今日の一句:落葉踏むうしろの音も一人なる   山崎ひさを 

   (NHKラジオ深夜便から引用)

盆栽仕立ての山茶花

2010年11月18日 | Weblog
散歩の道すがら、あるお宅の庭先に盆栽仕立てのような山茶花があった。よく植木を動物のように形作っているのは見たことがあるが、この様な盆栽仕立てというか、生け花のようなものは、あまり見たことがない。世の中には、色んな才人がいるが、この作者は、相当な趣味の持ち主と云っても好いようだ。

山茶花(さざんか)・椿(つばき)科。
・学名 Camellia sasanqua
Camellia : ツバキ(カメリア)属
sasanqua : サザンカ(日本名)
Camellia は、17世紀のチェコスロバキアの
宣教師「Kamell カメル」さんの名にちなむ。

・開花時期は、10/10頃~翌2/10頃。
・花の少ない晩秋から初冬にかけて咲き出す。
長い間咲き、正月を過ぎても楽しめる。
・椿(つばき)の漢名(中国名)「山茶花」が、
いつの頃からかこのサザンカの名前として
間違って定着した。
読みは「山茶花(さんさか)」
→「茶山花(ささんか)」
→「さざんか」というぐあいに変化したらしい。
上記から、「山茶花」の漢字名も本当は誤用。
(どこかで椿とサザンカが混同されたのでしょう。
こういうのって、一度定着したら軌道修正は
ほとんど不可能ですね。みんな、その間違ってる方
を本物と思ってしまうから)

・日本が原産地。江戸時代に長崎の出島の
オランダ商館に来ていた医師ツンベルクさんが
ヨーロッパに持ち帰り、西欧で広まった。
学名も英名もサザンカ(Sasanqua)。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ムラサキシキブ     花言葉:聡明

  今日の一句:むらさきしきぶかざせば空とまぎれけり    草間時彦

  (NHKラジオ深夜便から引用)

犬梅擬(いぬうめもどき)

2010年11月17日 | Weblog
晩秋の此の時期になると、昨日アップした千両、或いは南天、梅擬(うめもどき)のように赤い実が特に目立つような感じだ。この犬梅擬(いぬうめもどき)も、その仲間ということが出来よう。これは、梅擬(うめもどき)より赤い実が数がすこしし少ないが実の方はすこし大きい感じ。これは、知人おところにあったものであるが、他所では余り見掛けたことが無い。もしかして、これは、珍しい種類かも知れない。

犬梅擬(いぬうめもどき)・黐の木(もちのき)科
・学名 Ilex serrata form. argutidens
Ilex : モチノキ属
serrata : 鋸歯のある
argutidens : 鋭尖歯の
Ilex は、
「holly(西洋ヒイラギ:ホーリー)」の 古代ラテン名。

・秋になる赤い実がとてもきれい。
・ちなみに「梅擬(うめもどき)」は「黐の木(もちのき)科」の木で、この実に似ている。

植物名に「イヌ」が付くと役に立たないという意味になるのだが、 ウメモドキ と違いはなく、
イヌの名がつくのかは不明。
ウメモドキには若枝や葉の柄に毛があるが、これは無毛。
ウメモドキの名は、葉の形が梅に似ているというのが有力だが、枝、あるいは花が似ていると言う説もある。

 (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ウメバチソウ   花言葉:いじらしい

  今日の一句:一つぶの音にはじまる時雨かな    伊藤柏翠  

 (NHKラジオ深夜便から引用)

千両(せんりょう)

2010年11月16日 | Weblog
この千両は、散歩の道すがら、とあるお宅の庭先に植えてあったものである。あまりにも見事なのでデジカメでパチリと撮らせて貰ったものである。千両というとお正月が近づくと花屋さんの店先を賑わす植木だ。ということで、段々と年末が何となく押し詰まって来た感じがする。今年も、残すところ、あと50日を割ってしまったのだ。

千両(せんりょう)千両(せんりょう)科。
・学名 Chloranthus glaber(千両)
Chloranthus : センリョウ属
crenata : 円鋸歯状の
glaber : 無毛の、平滑な
crispa : 縮れた、皺がある
japonica : 日本の
Ardisia は、ギリシャ語の
「ardis(鎗(やり)先)」が語源。
おしべの形がとがっているかららしい。
Chloranthus(クロランサス)はギリシャ語の「chloros(黄緑)+ anthos(花)」が語源。

千両は葉の上の方に実をつけるので 鳥に食べられやすく、万両は葉の下に実をつけるので
食べられにくく、その分、実がしっかり残るから・・。
または、万両は垂れ下がり、千両は上向きにつくので、万両の方が重い、千両は軽い、
とのことから名づけられたともいわれる。 (諸説あります)

・千両は江戸時代後期までは「仙蓼」の字で表現された。
・12月29日の誕生花(千両の実)
・花言葉は「富、財産」(千両の実)


・「吾が屋前(には)の 花橘の いつしかも
珠(たま)に貫(ぬ)くべく
その実成りなむ」
万葉集 大伴家持

 (季節の花 300から抜粋引用)

  今日の誕生日の花:イソギク  花言葉:清楚な美しさ

  今日の一句:磯菊や浜辺の砂の乾きをり   湯川雅

  (NHKラジオ深夜便から引用)

菊花展

2010年11月13日 | Weblog
ここ所沢の山口地区では、山口公民館で毎年菊花展が何日間か催される。展示が終わると、その菊が、直ぐ近所の中氷川神社境内で再度展示される。この菊は、神社境内で展示されたものである。この展示会を毎年拝見して思うに、丹精込めた立派な作品揃いに驚かされる。ある人の話では、菊の水やり、管理のために旅行にも出掛けられないと云う。これは、まさに日本人の精神文化の所産だと思う。(アメリカ人女性の文化人類学者の「菊と刀」に書いてなかったかも。)

菊(きく)・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum morifolium
Chrysanthemum : キク属
morifolium : クワ属(Morus)のような葉の
Chrysanthemum(クリサンセマム)は、ギリシャ語の

・開花時期は、10/20頃~12/20頃。
・東洋で最も古くからある鑑賞植物らしい。
平安時代に中国から渡来。
改良が重ねられ多くの品種がある。
園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」
などがよく知られる。「マム」=「菊」、とのこと。
(「小菊」「スプレーマム」「ポットマム」の区別が
私にはよくわかりません。「スプレーマム」や
「ポットマム」の名前の看板がついているものは
その名前を、
路地ものなどで看板のないものは「小菊」と
表示したケースがあります。ご了承ください。
どれもきれいな、菊の花です)。

・「きく」は漢名の「菊」を音読みしたもの。
また、「菊」の漢字は、散らばった米を
1ヶ所に集める、の意で、菊の花弁を米に
見立てたもの。
漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、
一年の一番終わりに咲くことから名づけられた。
・大輪の菊はよく菊花展で見かける形で
11月の上、中旬頃が見頃。
菊花展で見られるのは
「厚物(あつもの)→ 大輪もの」と
「管物(くだもの)→ 細い花びら」に分けられる。


・中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、
陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み
長寿の祈願をした。これがしだいに日本にも伝わり、
菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する
「重陽の宴」が催されるようになった。
のちに菊は皇室の紋章になり、日本の国花になった。
(日本の国花は、この菊と桜の2つ)
・中国で呼ばれる「四君子(竹、梅、菊、蘭))」
の一つ。水墨画の画材にもよく使われる。


・花の盛りは11月だが、冬になっても「残菊、晩菊」
というサブネームで咲き続ける。これらはだいたい
小菊のことだが、野性味の濃い小菊は寒さには強い。
これらは冬になっても咲いているので「冬菊」とも、
寒気の中で咲いているので「寒菊」とも呼ぶ。
しかし、年を越える頃にはやはり枯れてしまう
→ 「枯れ菊」になる
・ことわざ。「春蘭秋菊倶に廃す可からず」、
(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)。
両者ともにすぐれており捨てがたい、の意。

・「父母が 殿の後方(しりへ)の
百代草(ももよぐさ) 百代いでませ
わが来たるまで」 (百代草=菊) 万葉集
生玉部足国(いくたまべのたりくに)

「心あてに 折らばや折らむ 初霜の
置きまどはせる 白菊の花」
凡河内躬恒 古今集 百人一首(29)
(おおしこうちのみつね)

「濡れて折る 袖の月影 ふけにけり
籬(まがき)の菊の 花のうへの露」
金槐和歌集 源実朝

「秋のきく おのずからなる 華は見で
うるさく人の 作りなすかな」
橘曙覧(たちばなのあけみ、江戸末期の国学者)

「冬菊の まとふはおのが ひかりのみ」
水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)

神社境内の黄色の菊を見て詠んだ筆者の句
「撮ってくれと 言はんばかりの 菊の花」'05.11.3

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ミセバヤ   花言葉:静穏

  今日の一句:みせばやのむらさき深く葉も花も   山口青邨

   (NHKラジオ深夜便から引用)

灯台躑躅(どうだんつつじ)

2010年11月13日 | Weblog
昨日、紅葉した錦木を紹介したが、それ以上に綺麗なのは、灯台躑躅(どうだんつつじ)では無いかと思う。というのは、此処所沢に越してくる以前、我が家にも灯台躑躅があったから良く知っている。この木は、春先に咲く膨らんだ壷形の花よりも むしろ秋の紅葉が一番素晴らしかったからである。

灯台躑躅(どうだんつつじ)・躑躅(つつじ)科。
・学名 Enkianthus perulatus
Enkianthus : ドウダンツツジ属
perulatus : 鱗片のある、
ポケットのような
Enkianthus(エンキアンサス)は、
ギリシャ語の「enkyos(妊娠する)
+ anthos(花)」が語源で、
「膨らんだ花」を意味する。花の形から。

・開花時期は、 4/10頃~ 5/ 5頃。
・花が、つぼみからぽこっと咲き出すところがおもしろい。壷形の花。
・枝分かれする形が「燈台」(燈明台、または、結び燈台、燭台(しょくだい)とも)に
似ていることから「とうだいつつじ」になり、
さらに次第に変化していって「どうだんつつじ」になったらしい。
ふつう略して「どうだん」と呼ぶことが多い。
また、枝分かれする形が、岬に立つ「灯台」の
脚の部分に似ていることから「とうだいつつじ」になった、との説もある。

・「満天星躑躅」とも書く。漢名から。
白い花が咲きほころぶさまを満天の星に見立てた。
・菱形(ひしがた)の葉っぱ。
・紅葉もとてもきれい。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日に花:ミゾソバ    花言葉:純情

  今日の一句:母と子とまれに父と子七五三    大橋櫻坡子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

錦木(にしきぎ)

2010年11月13日 | Weblog
散歩の途中、真っ赤に紅葉している木を見掛けた。近寄って良く見たところ、木の枝が翼のような形状だったので直ぐ錦木であることが判った。此の木は、むかし友人と一緒に採取するために山に探しに行ったことがあった。そのときは、残念ながら採取することは出来なかったが、錦木という木を良く知る機会になった。此の錦木は、そう言う意味で特に印象深い木になったのである。

錦木(にしきぎ)・錦木(にしきぎ)科。
・学名 Euonymus alatus
Euonymus : ニシキギ属
alatus : 翼のある
Euonymus(ユオニマス)は、ギリシャ語の「eu(良い)+ onoma(名)」が語源。
”良い評判”を意味する。

・山野などに生える。
・枝にコルク質の翼があるのが特徴。
・紅葉と、オレンジ色の実がすばらしい。
名前はこの紅葉からつけられたようだ。
・花は春咲くがほとんど目立たない。
・別名「剃刀の木(かみそりのき)」
枝にある翼の形状から。
翼が発達しているのはぬるでも同じ。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ダルマギク    花言葉:打たれ強い

  今日の一句:海に出て木枯帰るところなし   山口誓子

  (NHKラジオ深夜便から引用)