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八重山吹(やえやまぶき)という花

2017年04月19日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、ヤマブキ属の八重山吹(やえやまぶき)という花である。この花の開花時期は、 4/15 ~ 5/ 5頃である。花の色は、”やまぶきいろ”と呼ばれ鮮やかな黄色。山吹より咲き始めが遅い。
普通の山吹には実がなるが、この八重山吹には実はならない。
「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだになきぞかなしき」の詩に交わる故事は、あまりにも有名である。
それは、山道の一軒家に雨宿りを願った武将の太田道潅(おおたどうかん)に貸す蓑(みの)すらないと。その家の女性は、八重山吹を差し出して以上の短歌を詠んだという話である。
八重山吹は、実をつけないことから、”みのひとつだになき”を掛けたのであった。




  今日の誕生日の花:ヤマブキ 花言葉:気品、待ちかねる

  今日の一首:時を待ち人待つことのかすかなる風にうなずく山吹の花   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)
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