これは、雪の下(ゆきのした)科、アジサイ属の紫陽花(あじさい)という花である。いま、紫陽花の花は、紫陽花祭りなど、多くの興味と関心を寄せているが、昔お侍は、花の色が変わるのを、心変わり(変節)するというイメージで此の花を忌み嫌ったそうである。が、現在は、その色変わりを逆に珍重されているようである。この色の変わるのは、土壌が酸性かアルカリ性かでリトマス試験紙のように判別できるのだそうである。この紫陽花は、何と言っても梅雨時を象徴する花なのである。
紫陽花(あじさい)・雪の下(ゆきのした)科。
・学名 Hydrangea macrophylla
form. macrophylla
(紫陽花)
Hydrangea macrophylla
form. normalis
(萼(がく)紫陽花)
Hydrangea : アジサイ属
macrophylla : 大きな葉の
normalis : 通常の
Hydrangea
(ハイドランジア)は、
ギリシャ語の
「hydro(水)
+ angeion(容器)」が語源。
大量の水を吸収し
蒸発させる性質から。
(諸説あり)
・開花時期は、 6/ 1 ~ 7/15頃。
ちょうど梅雨時期と重なる。
紫陽花は日当たりが苦手らしい。
・名前は、「あづさい」が
変化したものらしい。
「あづ」は「あつ」(集)、
「さい」は
「さあい」(真藍)で、
青い花が集まって咲くさまを
表した。
「集真藍」
「味狭藍」
「安治佐為」 いろいろある♪
・日本原産。
・本来の「紫陽花」とは、
唐の詩人の
白居易さんが命名した、
別の紫の花のことで、
平安時代の学者、
源順(みなもとのしたごう)が
今のあじさいに
この漢字をあてたため
誤用がひろまったらしい。
(でも、いい雰囲気の漢字)
・中国では「八仙花」または
「綉球花」と呼ぶ。
・色がついているのは
「萼(がく)」で
花はその中の
小さな点のような部分。
しかしやはり萼(がく)が
目立つ。
・「萼(がく)紫陽花」の
”萼”は
”額”と表記することもある。
・花色は、
紫、ピンク、青、白など
いろいろあり。
花の色は、
土が酸性かアルカリ性かに
よっても変わるらしい。
酸性土壌
→ 青色っぽくなる
アルカリ性土壌
→ 赤色っぽくなる
また、花の色は、
土によるのではなく遺伝的に
決まっている、という説もあり、
また、
定点観測していると、
青 → 紫 → ピンク
とゆるやかに変化していく
ものもあるので、
決定的な法則は
ないのではないか、と思います。
・江戸時代に
オランダ商館の医師として
日本に滞在したシーボルトは
この花に魅せられ、
愛人の「お滝さん」の
名前にちなんで
学名の一部に
「オタクサ」otaksa の名前を
入れたとのこと。
(でも実際には、
それより前に既に学名が
つけられていたため、
シーボルトがつけた
「お滝さん」の学名は、
採用されなかったらしい)
・6月2日、7月1日の
誕生花(紫陽花)
7月13日誕生花
(萼紫陽花(がくあじさい))
・花言葉は 「辛抱強い愛情、元気な女性」
(紫陽花)
「謙虚」(萼紫陽花(がくあじさい))
・「安治佐為(あぢさゐ)の
八重咲くごとく
弥(や)つ代にを いませ我が背子(せこ)
見つつ偲ばむ」 万葉集 橘諸兄(たちばなのもろえ)
「紫陽花や
折られて花の 定まらぬ」 藤原保吉(ふじわらやすよし)
「紫陽花や
藪(やぶ)を小庭の 別座敷」松尾芭蕉
「紫陽花の
末一色(すえひといろ)と
なりにけり」 小林一茶
「紫陽花や
はなだにかはる
きのふけふ」 正岡子規(まさおかしき)
(季節の花300から引用)
今日の誕生日の花:ユキノシタ 花言葉:切実な愛情、博愛
今日の一首:ユキノシタ煎じて咳止め作りたる若かりし日の母を想えり 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)
紫陽花(あじさい)・雪の下(ゆきのした)科。
・学名 Hydrangea macrophylla
form. macrophylla
(紫陽花)
Hydrangea macrophylla
form. normalis
(萼(がく)紫陽花)
Hydrangea : アジサイ属
macrophylla : 大きな葉の
normalis : 通常の
Hydrangea
(ハイドランジア)は、
ギリシャ語の
「hydro(水)
+ angeion(容器)」が語源。
大量の水を吸収し
蒸発させる性質から。
(諸説あり)
・開花時期は、 6/ 1 ~ 7/15頃。
ちょうど梅雨時期と重なる。
紫陽花は日当たりが苦手らしい。
・名前は、「あづさい」が
変化したものらしい。
「あづ」は「あつ」(集)、
「さい」は
「さあい」(真藍)で、
青い花が集まって咲くさまを
表した。
「集真藍」
「味狭藍」
「安治佐為」 いろいろある♪
・日本原産。
・本来の「紫陽花」とは、
唐の詩人の
白居易さんが命名した、
別の紫の花のことで、
平安時代の学者、
源順(みなもとのしたごう)が
今のあじさいに
この漢字をあてたため
誤用がひろまったらしい。
(でも、いい雰囲気の漢字)
・中国では「八仙花」または
「綉球花」と呼ぶ。
・色がついているのは
「萼(がく)」で
花はその中の
小さな点のような部分。
しかしやはり萼(がく)が
目立つ。
・「萼(がく)紫陽花」の
”萼”は
”額”と表記することもある。
・花色は、
紫、ピンク、青、白など
いろいろあり。
花の色は、
土が酸性かアルカリ性かに
よっても変わるらしい。
酸性土壌
→ 青色っぽくなる
アルカリ性土壌
→ 赤色っぽくなる
また、花の色は、
土によるのではなく遺伝的に
決まっている、という説もあり、
また、
定点観測していると、
青 → 紫 → ピンク
とゆるやかに変化していく
ものもあるので、
決定的な法則は
ないのではないか、と思います。
・江戸時代に
オランダ商館の医師として
日本に滞在したシーボルトは
この花に魅せられ、
愛人の「お滝さん」の
名前にちなんで
学名の一部に
「オタクサ」otaksa の名前を
入れたとのこと。
(でも実際には、
それより前に既に学名が
つけられていたため、
シーボルトがつけた
「お滝さん」の学名は、
採用されなかったらしい)
・6月2日、7月1日の
誕生花(紫陽花)
7月13日誕生花
(萼紫陽花(がくあじさい))
・花言葉は 「辛抱強い愛情、元気な女性」
(紫陽花)
「謙虚」(萼紫陽花(がくあじさい))
・「安治佐為(あぢさゐ)の
八重咲くごとく
弥(や)つ代にを いませ我が背子(せこ)
見つつ偲ばむ」 万葉集 橘諸兄(たちばなのもろえ)
「紫陽花や
折られて花の 定まらぬ」 藤原保吉(ふじわらやすよし)
「紫陽花や
藪(やぶ)を小庭の 別座敷」松尾芭蕉
「紫陽花の
末一色(すえひといろ)と
なりにけり」 小林一茶
「紫陽花や
はなだにかはる
きのふけふ」 正岡子規(まさおかしき)
(季節の花300から引用)
今日の誕生日の花:ユキノシタ 花言葉:切実な愛情、博愛
今日の一首:ユキノシタ煎じて咳止め作りたる若かりし日の母を想えり 鳥海昭子
(NHKラジオ深夜便から引用)