MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

連翹(れんぎょう)の花が満開

2013年03月22日 | Weblog
これは、木犀(もくせい)科、レンギョウ属の連翹(れんぎょう)という花である。いま此の連翹(れんぎょう)は、散歩の道すがら道端の何処、彼処、至る所で黄色い花を咲かせている。この連翹(れんぎょう)の花は、真っ黄色の花が目に鮮やかに映えるのである。この連翹(れんぎょう)には、支那連翹、朝鮮連翹があるらしいが、われわれ素人には識別が難しいらしい。この花も、あっという間に緑の葉がでて、お終いになってしまうのである。


連翹(れんぎょう)・木犀(もくせい)科。
・学名  Forsythia suspensa(連翹)
  Forsythia viridissima (支那連翹)
  Forsythia koreana   (朝鮮連翹)
   Forsythia : レンギョウ属
   suspensa : 吊るした
   viridissima : 濃緑色の
   koreana : 朝鮮の
 Forsythia(フォルシシア)は、
 18世紀のイギリスの園芸家
 「Forsyth (フォーサイス)さん」の
 名前にちなむ。
 
・開花時期は、 3/20 ~ 4/20頃。
・古名は「鼬草」(いたちぐさ)。
・中国が原産地。
・たくさんの花で
 まっ黄色に染まるのが
 とても美しい。

・ふつうの「連翹」と、
 「支那連翹(しなれんぎょう)」、
 「朝鮮連翹(ちょうせんれんぎょう)」の
 3種類がよく知られている。(見分け方は難しそうです)。

 「連翹」   → 丸っこい花びら。
 「支那連翹」 → 細長い花びら。
 「朝鮮連翹」 → 細長い花びら。枝が湾曲する。

・本来「連翹」とは
 巴草(ともえそう)を
 さしていたが、
 今の連翹の木に誤用され、
 以来この木が「連翹」の名で
 呼ばれるようになった。

・1月24日の誕生花。
・花言葉は「集中力」。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ミツバツツジ    花言葉:節制

  今日の一句:春雷は空にあそびて地に降りず     福田甲子雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)

花桃(はなもも)

2013年03月22日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属の花桃(はなもも)の花である。これも、桜と同じ薔薇科サクラ属だけにサクラと一緒に咲くようである。この花桃(はなもも)は、かって多様に変化する花が枯れてしまったため、後釜に購入した白い八重咲きの種類である。この花桃は、単純な種類だけに虫にやられる心配もなく毎年綺麗な花を咲かせてくれるのである。


花桃(はなもも)・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus persica
   Prunus : サクラ属
   persica : ペルシャの
 Prunus(プラナス)は、ラテン古名の
 「plum(すもも)」が語源。
 
・開花時期は、 3/10 ~ 4/末頃。

 (ふつうの桃は 3/10 ~ 4/15頃で、
  「菊桃(きくもも)」の開花時期は、
   4/10 ~ 4/末頃)。

・3月3日の「桃の節句(ひなまつり)」に
 桃をひな人形のとなりに添えるが、
 これは温室内で育てた桃で、
 屋外の桃の開花は
 もう少しあとになってから。
 また、早咲きと遅咲きがある。


・枝に沿って
 びっしりと花をつける。
 幹には桜のような
 横線が入っている。
・いろいろ種類がある。
 ふつう、町でみかけるのは、
 花桃(花を鑑賞する目的の
    園芸品種)。
・縄文時代から栽培されている。


・実が赤いところから
 「もえみ(燃実)」が
 変化して
 「もも」になったらしい。
 杏(あんず)の実にも
 よく似ている。
  → 杏の実へ

・「桃」の字は中国から伝わった。
・桃の字の「兆」は
 ”妊娠の兆し”を意味しており、
 桃が「女性」や「ひな祭り」と
 関係があるのは
 この理由かららしい。

・桃の花の色から
 「桃色」という色名が生まれた。
・日本昔話の「桃太郎」も有名。
 桃太郎は
 桃から生まれた強い男の子。
 この話自体、相当昔からあり、
 桃の木は万葉の頃から
 霊力のある木とされてきた。


・「桃 栗 3年、柿8年、

  梅は酸い酸い13年、

  柚子は大馬鹿18年、

  林檎ニコニコ25年」。

 実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくては
 できないというたとえ。


・3月3日の誕生花(桃)
・3月27日の誕生花(枝垂桃)
・花言葉は「チャーミング」(桃)
・花言葉は
 「私はあなたのとりこです」
      (枝垂桃)
・岡山県の県花(桃)
  →「桃太郎」伝説


・「春の苑
  紅(くれない)匂ふ 桃の花
  下照る道に
  出(い)で立つ
  少女(をとめ)」
   大伴家持
   (おおとものやかもち)

 「白桃や 莟(つぼみ)うるめる
   枝の反り」    芥川龍之介

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:バイモ    花言葉:才能

  今日の一句:書を置いて開かずにあり春炬燵      高浜虚子

  (NHKラジオ深夜便から引用)