kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

栄枯盛衰

2016-10-13 07:41:40 | 日記
今年の中国の国慶節は静かに終わりました。既に株式市場ではすっかり
中国人の爆買いが過去のものとなり関連銘柄に光が当たることはありま
せんでした。国慶節は春節と並んで中国では旅行などの移動が活発にな
る期間です。中国人の所得が向上し多くの国民が旅行に出かけるように
なり中国国内の観光地に沢山の人が訪れるようになりました。国内旅行
だけでなく海外旅行にも多くの中国の人たちが行くようになりました。

中国人旅行客が日本でも急増したのが今から2年前の2014年でした。人数
の増加以上に市場の注目を集めたのが買い物代金の多さです。欧米人と
比べると3倍から4倍近い額を日本国内で消費しました。株式市場で中国
人観光客の爆買いが一躍脚光を浴びることになりました。市場では爆買い
という言葉が頻繁に使われるようになりました。爆買いの背景には円安に
よる割安感と内外価格差の大きさがあるといわれていました。しかし今から
考えると1年前がインバウンド関連といわれた銘柄がもっとも脚光を浴びて
いた時期だったようです。

家電量販店のラオックスは将に中国人観光客爆買いのシンボルのような銘
柄でした。2014年6月までほとんど動きのなかった株価が突如として快進撃
を始めたのは7月からでした。株価はあれよあれよと言う間に値上がりして
1年後の7月には11倍弱まで値上がりしました。もっともそのごの下げも大き
く「山高ければ谷深し」の格言通り1年で七分の一まで値下がりしました。

インバウンドブームが起きる2年前にはソーラーバブルの嵐が株式市場で
は吹き荒れていました。福島の原発事故で政府が太陽光による発電を高
値で買い取る制度がスタートし多くの企業がメガソーラー発電事業に参入
しました。太陽光パネルを製造するメーカーだけでなく据えつけるメーカー
にも神風が吹きました。

株式市場ではウエストホールディングスというなじみの薄い銘柄が人気が
集まりアベノミクス相場がスタートした2012年11月から1年後の2013年10月
には株価が4倍にまで上昇しました。太陽電池パネル設置といった比較的
地味な事業が太陽光バブルで一躍人気銘柄の仲間入りを果たしました。
もっともその後政府による買取価格の段階的な引き下げで熱は冷めてしま
い市場はマイナス成長に陥り高値の三分の一近くまで下げてしまいました。

多くの個人投資家は逆張り投資を基本としています。運用利回りや運用期
限といった制限のない個人投資家にとってはリスクが比較的低く悪い投資
方針ではありません。しかしこの2銘柄のように1年ほどで高値から大きく値
下がりする銘柄を逆張りで買ってしまうと大きな怪我をすることになります。
結局ブームに乗って大きく値上がりした銘柄には注意が必要だと言えます。
株式市場の栄枯盛衰は今に始まったことではありませんが、高値覚えとい
う誘惑との戦いは続きます。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 裏の裏で相場が上昇? | トップ | 羹に懲りて膾を吹く »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。