kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

東芝劇場の終焉と銘柄選びの重要性

2017-07-14 06:22:39 | 日記
東京市場は週明け10、11日と連日の三桁の上昇で年初来高値2万
230円の更新も期待されましたが、売買代金が二日続けて2兆円を
割り込むなど、どうやら上値の重さは想像以上のようです。12日の
NY市場の高値更新も円相場が114円30銭の節目を抜け切らず円
高に振れたことで自動車やメガバンクなど出遅れの主力銘柄が売
られました。13日の東京市場は僅か1円の上昇に止まりました。

もっとも年初来高値銘柄は100銘柄が名を連ね「森を見て木を見ず
木を見て森を見ず」を賢い投資家としては目指すべきなのでしょうが。
しかし「言うは易く行うは難し」の故事にあるようになかなか実践する
のは容易いことではありません。

売買代金が2兆円を割り込んだように高値更新銘柄は中小型銘柄
がほとんどでしたが、時価総額が5兆円台のソニーや3兆円台のダ
イキンや日立、1兆円台の三菱ケミカルHGが名を連ねています。
業種による選別ではなく企業の稼ぐ力による選別が静かに進行し
ているようです。

一方13日に11円弱下落した東芝株の時価総額は1兆279億円まで
減少し再び1兆円割れ寸前です。売却交渉が混沌としてきた子会社
東芝メモリの売却総額は2兆円とも報じられていますから東芝本体
の評価はマイナス1兆円という計算になります。

東芝メモリの売却を巡ってのドタバタ劇やどうやら監査法人のお墨
付きが得られない決算発表になりそうなことなど現在の経営陣の統
治能力に疑問符がつきます。来月から2部市場に降格されることこ
とは既に規定路線ですが、現在の東芝はシャープの支援企業を巡
って経営陣が統治能力を失った時に似た状況です。

東芝メモリ売却が先延ばしになったことで 来年3月までの債務超過
解消は日程的に益々厳しくなりました。たとえ売却が実現できたとし
ても買収先に同業のSKハイニクスやWDが値を連ねることになると
各国の独禁法審査に手間取り時間切れアウトになるかもしれません。
まだまだ東芝関連のニュースが出るでしょうが既に株価には余り支
援材料にはならないかもしれません。

いずれにしても東芝劇場は再び幕を上げることはないかもしれませ
ん。今回の騒動で経営陣の混乱が本体の残った事業にプラスに作
用することはありません。昇降機事業やビルの空調事業など比較的
長い期間携わる事業では会社の信用が大事です。たとえ東芝が上
場を維持できたとしても一度ぐらついた屋台骨は簡単には戻らない
でしょう。

東芝のケースは会社の知名度ではなく経営の中身を良く吟味して投
資しなければ良い結果は得られないというこという教訓を多くの投資
家に残しました。
15、16日、17日の更新はお休みします。
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