kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

変革者かそれとも破壊者か

2017-06-19 02:56:10 | 日記
週末のNY市場ではアマゾンが小売大手のホールフーズ・マーケットを
買収するというニュースが大きな話題になりました。買収総額は137億
ドル日本円で約1兆5000億円と巨額でしたが、時価総額が日本円換算
で50兆円弱のアマゾンには大きな買い物ではなかったのかもしれませ
ん。

このニュースが伝わると競争激化懸念から世界最大の小売業のウォル
マートが4.7%、会員制卸売大手のコストコも7%安に沈みました。それ
だけ書籍販売からスタートし取り扱い品目を家電や衣料品それに日用
雑貨などに広げて既存の業界の勢力地図を塗り替えてきたアマゾンに
対する警戒感が強いのでしょう。

グーグルを傘下に持つアルファベットと株価1000ドル争いを演じるなど
ナスダック市場をリードするハイテク銘柄の一角を占めるアマゾンの積
極姿勢が特に目立ちます。書籍のネット通販で書籍販売に革命を起こ
したアマゾンが今後はリアル書店の全米展開を始めました。全米で400
店舗の展開を計画しているというニュースは驚きを与えました。

賃料や人件費がかさむリアルな書店はネットには太刀打ちできないと
の見方が一般的です。生鮮品のように鮮度が落ちる品物に比べ廃棄
ロスもない書籍はネットの親和性が高い商品です。アマゾンが顧客を
奪った書店を自ら運営することなんか有り得ないと思いました。きっと
アマゾンの持っている顧客データを駆使すればビジネスが成り立つと
言う勝算があるのでしょう。

またアマゾンはポストスマホと予想されているAIスピーカーでは既に
7割のシェアを握っています。既に事業内容は通販事業だけでなくク
ラウドサービスなどにも広がっています。アマゾンの強みは通販事業
で蓄積した膨大な顧客データだといわれています。顧客の好みなど
詳細なデータを駆使することで顧客を囲い込み自社の様々なサービ
スを売り込むことでアマゾン経済圏の構築を狙っているのでしょう。

買い物頻度の高い生鮮食品は通販事業者に取って魅力的な分野
です。既存の小売チェーンを使ってどんなサービスを打ち出してくる
のか市場は次の一手を注目しています。この試みが米国で成功す
れば次は日本も含めた海外での展開も予想されます。ひょっとした
ら5年先の日本の小売業の勢力地図は大きく変わっているかもしれ
ません。
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