kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

胸突き八丁

2017-09-07 06:26:18 | 日記
先月テキサス州に大きな被害をもたらしたハリケーン(ハービー)に
続いて今後は8日にもフロリダ州にハリケーン「イルマ」が接近する
見通しで同州には既に非常事態宣言が発令され住民に非難を呼び
かけているとのニュースが伝えています。トランプ大統領には災害対
応と北朝鮮による核実験への対応に大統領としてどう向き合うのか。

対応を一歩間違えると政権への打撃は避けられないとの見方があり
ます。トランプ政権の迷走は続いていて大規模な減税やインフラ投資
の拡大、大幅な規制緩和など選挙で掲げた目玉政策は現状では何ひ
とつ実現の目処が立っていません。不法移民問題など国民の一部で
は不評を買っているものもあります。NY株が先月まで上昇基調を維持
できたのが不思議なくらいです。

日本株にとってはやはりポイントは米国株の行方とリスクオフの円高
がさらに進むのかどうかです。現状では108円が分水嶺になっていま
す。外需銘柄は世界景気の堅調さと円相場の安定が4~6月期の予想
以上の業績をもたらしました。一層の円高は200日移動平均近辺で踏
ん張っている日本株に下押し圧力が加わります。

日本株が底堅い展開が続くのか、それとも本格調整に突入してしまう
のか9月は重要な月になりそうです。最も相場とは不思議なもので市
場に警戒心が強ければ案外大きな下げはないものです。きっと自信を
失っている売り方がある程度下げると買い戻すからかもしれません。

円相場も同じで108円割れからの円高を予想する市場関係者もいます
が予想外に粘り腰を発揮して不思議と108円前半まで円高が進むとあ
っという間に110円程度まで円安に戻ってしまいます。円相場のこのレ
ンジで推移している間は株価が底抜けするようなことはないでしょう。

しかし米国の利上げ継続は視界不良に入ってきました。9月に資産縮
小には踏み出すことは確実視されていますが、その代わり利上げが
当面凍結になればトランプ政権の先行き不透明などが一段と進むこと
でドル安・円高の圧力がかかることも考えられます。為替相場ほど机上
の計算どおりに動かない市場はありません。日本株は指標面からの割
安感と外部要因の不透明感との綱引きです。

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