kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

「sell in April」

2017-04-19 06:56:20 | 日記
18日の東京市場は2日続伸しました。先週のように一方的な売りは
沈静化しつつあるようです。もっとも日米の問題や北朝鮮やフランス
大統領選挙など市場の景色が一変してしまうようなイベントが目白
押しなこともありしばらくは落ち着かない相場になりそうです。

1ヶ月前まで市場では4月からの海外投資家の積極参戦を期待して
GW高へ向かうという見通しもありましたが、4月相場も6割を消化し
た時点では「sell in May」ではなく「sell in April」になってしまったよう
です。残りの4割でどこまで回復できるか注目されます。

米国長期金利の動向やトランプ政策の実行性への不透明感から円
安基調には当面戻る気配はありません。米国株の上値も重くなって
います。円相場が高止まりしている状況では日経平均も上値が重い
状態が続くことも避けられません。円相場の当面の目処が110円とい
う見方も出ていますから、東京市場の上値もしばらくは1万9000円に
届かないでしょう。

相場は当面小康状態を続けたとしても4月末から5月初めにかけての
決算発表で今期業績見通しが市場予想を下回るということがあれば
GW明け相場は再度下値模索も考えられます。日経平均が4月で底
をうち再び2万円を目指して上昇するためには相当大きな追い風が
必要です。

1.を返したようにトランプ政権が通商問題に寛容になる。
2.北朝鮮問題やフランス大統領選挙での地政学的リスクが大幅に
  後退する。
3.FRBが利上げペースを速めて円安ドル高トレンドが再開される。
  (この場合米国株の下落に繋がり余り円安が進まない懸念も出
   てきます)
4.3月期市場予想を越える業績見通しを発表する企業が相次ぐ。

1から4の複数の組み合わせが実現できれば念願の2万円挑戦も夢
ではありません。もっとも現状で考えられる限りとてもそんな組み合わ
せが実現出きるとは思えません。やはりしばらくはがんがっても1万
8000円から9000円までのボックス相場というのがもっとも可能性があ
りそうです。
コメント
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