杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

天皇家のチャレンジ!

2006-09-07 07:37:39 | Weblog
It’s A Boy!

男子誕生おめでとう御座います!

 私はこれまで皇位継承問題ではあまり強くは主張してこなかったが、天皇家に普通の人間としての生活をお送りいただくということが希望であるので、無理してまで男系の維持ということには拘っていない。
 
 今回、紀子様が男子をご出産ということで取り敢えず皇位継承問題は先送りされることになり、国民の間に分裂を生むような事態が避けられたことはめでたしめでたしということであろうかと思うが、振り返って今回のご出産を考えてみれば、下司のかんぐりとお叱りを受けるかもしれないが、天皇家がその意志を示され、チャレンジされたのであろうことに深く思いを致す次第です。

 美智子妃殿下のときからでしょうか、広く民間から、そして外国語に堪能なお方をおきさきに迎えるという考え方が始まり、それが天皇家の新しい伝統の始まりであるかのように、皇太子家、秋篠宮家に受け継がれてきています。これは国民がそう望んだ結果ではなく、天皇家が自らの考えに基づき始めたことではありますが、多くの国民はこうした天皇家のあり方を、ほほえましいこと、新しい時代に相応しいことと考えてきたのではないでしょうか?
 
 そして、今私が感じることは国民がアーダコーダ言う前に天皇家は日本のことを、その将来をより深く考えていらっしゃるということではないのでしょうか?私にはそのように思えます。ならば、「天皇家のことは天皇家にお任せする」それで良いのではないでしょうか?たとえ、皇位継承者が男であろうが女であろうが。

 このことは靖国問題にも繫がります。小泉さんが8月15日に靖国参拝を果たすのと前後して、今度は一部から、いわゆる「ご親拝」の要望が出てきていますが、このことも無理やり進めるのではなく、天皇家がどう考えるかに任せたらよいと思います。おそらく、天皇家にとっての靖国問題は先の戦争のこともあり、我々庶民が考えるより何万倍と言っても良いほどの重みが、窺い知れない思いというものがあるのではないでしょうか?昭和天皇の発言が如何なものであろうと、そのようなことに左右されること無く、国民は天皇家が靖国を親拝する日が来るのをじっと待つだけで良いのではないのでしょうか?きっとそのような日が来ると思いますが、その日が何時なのかは天皇家にお任せすることが、最善の結果を生む、私はそう思います。
 一方国民は自らすべきことをきちんと行う。政治も、外交も、防衛も、天皇家の力に期待したりせずに、その力を借りようとしたりせずに国民としての義務を黙々と果たす、ということではないのでしょうか?

 私は天皇家が日本の国のそして家庭の象徴として、開かれたそして人間的な生活を送られることが一番大切なことだと思います。従って、国民が天皇家に無理を強いるようなことだけは絶対に避けるべきだと思います。伝統を守ることも大切ですが、伝統に拘れば世の中は澱みます。何を残し何を捨てうるか?難しい問題ではありますが、世の中が開けていけば行くほどたとえ天皇であってもその人間性が第一に尊ばれることになってゆきますし、そうならねば成らないと思います。そして天皇家一族の人間性の尊重こそが、象徴天皇を頂く我々にとって最後まで残すべき条件ではないのでしょうか?