心證寺住職のブログ

諸天昼夜 常為法故 而衛護之 諸天善神に護られて

水の都大垣 芭蕉句碑めぐり 1

2016年04月30日 | 旅行

岐阜県大垣市は、濃尾平野の西端にあり、木曽三川の流れが集まり、地下の伏流水が豊富で、いたるところに自噴の湧水があります。

濃尾平野は西側の養老山脈に向かって揺るやかに傾斜しているので、平野の西端の大垣あたりで、伏流水が自噴するのです。

これは八幡社境内にある湧水。とうとうとわき出ています。

大垣城の堀が整備され、季節ごとにきれいな花を咲かせる樹木や草花が植えられ、憩いの遊歩道になっています。

遊歩道は、「四季の道」と名付けられています。

左岸の白い花の木は「ヒトツバタゴ」(一つ葉タゴ)。たくさん植えられていました。

花のアップです。ヒトツバタゴの別名は「なんじゃもんじゃ」。

今回、大垣を訪ねたのは、芭蕉の「奥の細道結びの地」を訪ねるため。

芭蕉の銅像も建っていました。

大垣城の堀沿いの遊歩道に奥の細道の句碑が行程順に建てられています。

上は、「行く春や 鳥啼き魚の 目は泪」。芭蕉が奥の細道の旅に旅立つ際に門弟たちとの別れを惜しんで詠んだ句です。

句碑は、全部で22ありました。

続きは後日。

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春の庭 2

2016年04月24日 | 自然の営み

春は、境内のあちこちでたくさんの花が開いています。

多くの花は、どなたかからいただいたものが、自然に根付いて、春が来るたびに花を咲かせてくれているのもです。

つつじ。剪定の時期が難しくて、なかなかうまく花をつけてくれませんが、今春はたくさん咲いた方です。

イキシア。南アメリカ原産で、アヤメの仲間だそうです。

バビアナ。これは南アフリカ原産。やはりアヤメの仲間だそうです。

すずらん。40年近くも前に北海道の知人からいただいた一株が、ずいぶんたくさんに増えて、毎年かわいい花をつけます。さわやかな香りもあります。

花だいこん。どこかから種が飛んできて、垣根の下で咲いています。

金盞花(キンセンカ)。菊の仲間で、南ヨーロッパの地中海沿岸原産、江戸時代には伝わっていたそうです。

ノースポール。地中海沿岸原産の菊の仲間ですが園芸品種として改良されたものです。どんどん増えます。

タピアン。「タピアン」は商品名で、バーベナの仲間です。地面を這うように蔓が伸びて、秋の終わりまでたくさんのかわいい花をつけます。

かたばみ。芝生の中で頑張って黄色の小さな花をつけています。

柴犬の子犬を譲ってもらって飼い始めました。生後2ヶ月です。

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春の庭

2016年04月11日 | 自然の営み

春らしくなってきました。うちの境内は、本当に狭くて、一般のご家庭のお庭よりも狭いくらいですが、それでもこの季節、いろいろな花が咲いています。

ハナニラ(花韮)です。うちのは真っ白ですが、薄いブルーのものもあるようです。茎は食べられるそうです。

オキザリス。カタバミ(方喰)の仲間です。カタバミは、芝生の中で増えて増えて困るくらいですが、これは、なかなかかわいい花を咲かせてくれます。

夜のうち、花は閉じていますが、日があたりはじめると一斉に開きます。オキザリスは、ラテン語の学名だそうです。

  牡丹。昨年、陽当たりのいい場所に植え替えをして、今年は大きな花をたくさんつけています。

もみじ。出猩々(でしょうじょう)という品種で、年中、深みのある落ち着いた赤色をしています。

ちょうど新しい葉が出たところですが、小さな赤い花をつけています。

初夏の頃、この花が,羽のついた種になります。

木蓮もすっかり若葉になりました。

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犬山祭りに行ってきました。その2

2016年04月06日 | 日記

(前回の続きです)

犬山祭りに行ってきました。

豪華な山車が何台も出て、賑わっていましたが、そもそも犬山祭りは、お城のすぐ下にある針綱神社の祭礼です。

もちろんお参りしてきました。ご祭神は、尾治針名根連命(おわりはりなねむらじのみこと)だそうです。尾張一宮真清田神社にお祭りする天火明命(あめのほあかりのみこと。尾張氏の祖)の子孫にあたるようです。

日本で一番古い国宝の犬山城にも登ってみようと思ったのですが、

40分待ちとのことでやめました。

城下町を散策するのも風情があっていいのですが、この日はものすごい人出でこれもやめておきました。山車が間近に見られて満足でした。

お城のすぐ近くの小学校。塀がかっこいいかった。

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犬山祭りに行ってきました。その1

2016年04月03日 | 日記

犬山には、江戸時代からのからくりの山車が13輛もあって、ぜひ一度、行ってみたかったのですが、今まで一度もチャンスに恵まれませんでした。

今年、初めて行くことができました。犬山城と桜と引き並べられた豪華な山車。想像しただけで絵になります。

この日は駐車場に困ると思い、バイクを走らせました。一宮から木曽川の堤防を走って犬山に向かいます。堤防の両側にはずっと、桜並木が続きます。

心地よい風に吹かれながら、桜並木の中を行く。それだけでも春を満喫できます。

犬山城下の広場に着くと、豪華な山車がずらりと並んでいました。

彫刻、漆塗り、蒔絵、金箔、錦の布。江戸時代のものだそうですが、しっかり手入れがされています。

山車は、町内ごとにあるそうですが、山車の正面には町内のお偉い方が紋付き袴で座り、

子どもたちはお囃子を担当し、

若い衆は、山車を引き回します。そとからは見えませんが、もちろん、山車の中でからくりを操作している人もいます。

老若男女、町内あげてのお祭りです。地域の団結、世代間の結びつきも出来てきます。

一宮にもこういうお祭りがほしいです。お寺の行事もこういうものでありたいのですが。

山車の一番上の層では、町内ごとに工夫されたからくり人形が、それぞれの演目を披露していました。

大勢の観光客で賑わっていました。

次回に続きます。

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フクちゃんの桜が開花しました。

2016年04月02日 | 心證寺

うちでは、フクちゃんという犬を飼っていたんですが、昨年の冬に死んでしまいました。

境内に大きな穴を掘って埋めて、その上に桜の苗木を植えました。

稲沢の矢合観音参道の植木屋さんで買った苗木で、八重紅しだれということでした。

買ったときには、幹が人に指ほどの太さで、高さも数十センチでした。

それが、1年で幹周りは3cmほど、高さも2mを超え、まさかとは思っていましたが、枝先につぼみをつけ、とうとう花が開きました。

桜は、植えてから3年ほどしないと、花は咲かないと聞いていたので、驚きです。

フクちゃんが姿を変えて、私たちに再び会いに来たようで、うれしい開花です。

夏目漱石の夢十夜を思い出しました。

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