書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

熊沢蕃山 『集義和書』『集義外書』

2015年05月10日 | 料理
 伊東多三郎訳『日本の名著』中央公論社 1976年6月)。

 先の中江藤樹もそうだが、武士が儒者を兼ねて孔孟の道を説くというのはおかしなことだ。というかありえない。

 将軍・諸侯・大夫・士はみな君子であるのが道理である。 (『集義外書』巻六、382頁)