書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

増井経夫 『大清帝国』

2017年02月13日 | 東洋史
 面白い。元代の文化を荒廃と捉え、清代のそれを興隆と見る。明代のそれは、高等・高踏なものをわかったような気がするで止めておかず、わからないものは自分にわかるようにしようとしたと、元はおろか宋のそれと比べても肯定的に捉えられている。
 初刊は1974年(出版社は同じ)とて、出版時の専門家による評価を知れたらと思い、『日本歴史学界の回顧と展望』1974年度の「明・清」の項(西村元照氏執筆)を見てみた。残念なことに取り上げられてはいなかった。念のため翌75年度(谷口規矩雄氏執筆)も確かめたが、同様。

(講談社学術文庫版 2002年1月)
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